仕事
2017.11.4
看護師にとって大事な業務の一つが、採血です。看護学生時代もかなり練習を重ねるものですが、実際に患者さんを前にすると、採血できない……と悩む看護師も多いものです。
練習と本番では当然違いますが、何より大事なのは経験を積むこと、ですね。でもだからといって患者さんを練習台にするというわけにはいかないですし、経験不足だからといって、患者さんが苦痛を感じるような採血はしたくないですね。
採血が苦手だと、看護師としても自信がなくなってしまいます。どのように採血の練習をしたらいいのか、採血が苦手な看護師におすすめの練習法をご紹介します。
看護師向けの通販カタログなどで、採血の練習キットが販売されています。まずは採血の感覚をつかむために、練習キットで挑戦してみてはどうでしょうか。実際に人の肌ではないので、本番と同じような感覚でやることは難しいかもしれませんが、採血の基本をゆっくりと振り返りながら習得するためにはおすすめです。
何度も繰り返し練習もできますし、人が相手ではないので自分のペースでリラックスしてできます。
復職をすることになった看護師向けなのですが、職場によっては採血が苦手なナースのために支援をしているところもあります。練習をする時間を設けたり、採血の基本を指導するなどです。ブランクが空いてしまって採血のやり方を忘れてしまった、採血をするのが怖くなってしまった、という看護師に向けての支援が増えています。
採血が苦手でできないまま復職するのは不安も大きいですし、いざ採血をしなくてはいけなくなったときに、できない……では困りますね。少しでもこれらの支援を活用し、ある程度採血の手技に自信がもてるような状態になってから復職できるといいですね。
一人で採血が苦手だからと悩んでいるよりも、職場に打ち明けてサポートしてもらう方がいいかもしれません。仲良くなった同僚、いつも指導してくれる先輩……悩んでいることを打ち明けて、練習台になってほしいとお願いするのも一つですね。同じ看護師同士ですし、採血の大変さは知っているはずです。練習台になってもらうなんて申し訳ないと思わず、協力をお願いしても構わないと思います。もちろん引き受けてもらったら、感謝の気持ちはしっかり伝えてくださいね。
地域にあるナースプラザにて、採血の研修を受けることもできます。開催をする時期が決まっているため、参加したい研修に申し込むことをおすすめしたいと思います。採血の研修以外にも、スキルアップのために受講してもいいですし、看護師としてナースプラザの研修を受けておけば、苦手な手技の不安も解消され、新しい気持ちで仕事に臨むこともできそうですね。
新人のときは、採血の手技を苦手だと思う人も多いかもしれないですね。患者さんによって血管がすぐに見えて採血しやすい人もいれば、隠れていてなかなか見えない人もいるので、何年看護師をやっていても失敗することもあります。経験を重ねた看護師でも、患者さんに合わせて試行錯誤しながら採血をしています。そのため、あまり採血ができないことにプレッシャーを感じることはないのかもしれないですよ。
もちろん患者さんに痛い思いをさせてしまうとか、何度も失敗して内出血させてしまうなんてことはあってはいけないのですが、経験を重ねていけば身についていく看護技術だと思います。いろいろなケースに遭遇して看護技術として応用することができれば、採血も落ち着いてこなせるようになるものです。
採血の看護技術に対して苦手意識をもつ看護師さんもいるかもしれないですね。でも病院の同僚やナースプラザなどの研修を利用して経験を重ねることもできますよ。焦らずゆっくりと練習を重ねていけば上達するはず。患者さんに「採血上手だね」と褒められる看護師を目指したいものですね。
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