ママナースの働き方とは?復職のポイントや子育てがしやすい職場を紹介

2023.10.30

笑い合うお母さんと赤ちゃんの画像

復職を検討している子育て中の看護師さんのなかには、「ママナースの働き方が分からない」と悩む方もいるでしょう。子育てをしていると以前と同じ働き方をするのは難しいため、悩みを抱える方は多いようです。
ここでは、復職の際に抑えておくべきポイントや働きやすい職場の傾向を解説。ママナースの働き方として、スケジュール例も紹介しています。子育てと仕事の両立に不安を抱えているママナースは、チェックしてみてください。

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「レバウェル看護」編集部
「レバウェル看護」は累計利用者数47万人(※)を超える看護師専門の転職支援サービス。 編集部の制作体制には看護師経験者や現役看護師を交え、これまでに1,000記事以上(※)を執筆。看護師にとっての悩み・不安・疑問を一番に相談する"相談窓口"になることを目指し、医療・介護の現場で尽力している方々をサポートするためのコンテンツを発信中。 (※)2023年6月時点

ママナースとして仕事と家庭を両立するのは可能?

日本看護協会の調査(p3)によると、子どもがいると回答した看護師は55%とあります。男女別のデータではないためママナースの割合は確かではありませんが、女性が大半を占める看護業界では、働きながら子育てをする女性は他職種と比較して多いでしょう。

とはいえ、看護師の職場の多くは夜勤や残業があり、人手不足で休みにくいといった傾向があります。そのため、ママナースとして仕事と家庭を両立させるために、「今までと働き方を変えなければならない」という方は少なくありません。

出典
日本看護協会「2021年 看護職員実態調査」2022年3月(2023年10月24日参照)
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小さい子どもがいるママナースが悩みがちなこととは?

小さい子どもがいると、産休・育休前までの働き方はできなくなってしまいます。また、子どもの体調不良による急な早退や欠勤が増えてしまう、などといったの悩みも増えるでしょう。ここでは、ママナースが抱えがちな悩みを6つ紹介します。

出勤前まで育児に追われる

子どもが小さいと、出勤までに子どもの身の回りの支度や家事などを済ませなければなりません。また、子どもには子どものペースがあるもの。遅刻しそうな時間でも、癇癪を起こしてしまうなどして時間どおりには進まないことが大半です。そのため、職場につくときには体力がなくなっている、というママナースも多いでしょう。

保育園からの電話にドキッとする

子どもに急な発熱や怪我などのトラブルが発生したとき、保育園から親にお迎えを依頼する電話がきます。保育園から電話があると業務中であっても早退しなければならず、「職場に迷惑を掛けてしまう」とストレスを感じるママナースも少なくありません。そのため、業務中に電話が鳴ると、「お迎えの電話なのでは?と思い冷や汗が出る」という声も聞かれます。

子どもの体調不良による急な早退や欠勤が増える

子どもの体調不良時には、早退をしたり仕事を休んだりしなければならないこともあります。病状によっては1週間以上出勤できないこともあるため、職場に対して気まずさや居づらさを感じることも。理解のない職場の場合、嫌味を言われてしまうこともあるようです。

有給をすぐ消化してしまう

ママナースは、子どもの体調不良時や長期休暇、行事などで有給を使うことが増えます。その結果、有給がすぐなくなってしまうことに。状況次第では欠勤や遅刻・早退を避けられないこともあります。

夜勤勤務や土日の勤務ができない

夜に子どもを留守番させるわけにはいかないため、「家族の十分なサポートが得られる」「病院の託児所などの預け先がある」といった状況でない限り、夜勤勤務に入るのは難しいでしょう。また、学校や保育所の状況によっては、土日や祝日の出勤もできなくなってしまいます。夜勤や土日の勤務ができないことで、「キャリアの幅が狭まってしまう」などと、悩む看護師さんも少なくありません

今までのキャリアが続けられない

上記で述べたように、ママナースは夜勤や土日の勤務が難しくなるため、育休前と同じ職場への復帰が難しくなってしまうケースもあります。また、勤務時間が限定されてしまうことから、キャリアアップが難しくなってしまうことも。ライフスタイルが変わるタイミングで、キャリアプランを考え直すことが必要になります。

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ママナースが復職する際に押さえておくべきポイント

ここでは、ママナースが復職する際に抑えておいた方が良いポイントを4つ紹介します。復職に不安を抱えている方は、参考にしてみてください。

家族や周囲の人と協力して育児を行う

ママ1人では、仕事と子育ての両立は難しいもの。1人でやろうとすると体調不良や精神的な不調を引き起こしてしまう可能性が高くなってしまいます。パートナーはもちろんのこと、両親のサポートが受けられれば仕事と子育ての両立がしやすくなります

どうしても周囲に頼れる人がいない場合は、区市町村や区市町村から依頼を受けた法人が運営するファミサポや民間のベビーシッター、家事代行サービスなどの活用がおすすめです。なかには、自治体による助成制度や福利厚生における割引制度などを活用できることがあるので、確認してみると良いでしょう。自分一人で子育てしようと気負わず、誰かと協力することが仕事と子育ての両立には欠かせません。

無理せず働ける勤務形態を選択する

ママナースとして復職する際は、無理せずに働ける勤務形態を選択することが大切です。「日勤のみの職場に転職するのか」「夜勤がある職場で夜勤免除をしてもらいながら働くのか」「フルタイムで働くのか」「パートタイムで働くのか」など、生活スタイルや自分の適性と合わせて考えてみましょう。夜間に子どもの保育ができる人がいる場合は、「夜間専従」といった選択肢もあります。

また、「正規雇用で働くか」「非正規で働くのか」雇用形態を考えることも重要です。正規雇用は給与や待遇が保証されますが、勤務時間や勤務日数が多く、急な欠勤や早退には対応しにくい傾向にあります。一方、非正規の場合、給与は不安定ですが残業が少なく勤務時間に融通が利くため、家族や子育ての時間を取りやすいのが特徴です。それぞれのメリットやデメリットを比較して、自分に合った働き方を見つけてみましょう。

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職場の勤務時間と預け先の保育時間を調べる

職場に託児所がない、もしくは利用しない場合は、利用予定の保育園もしくは幼稚園の下調べをしておくことが大切です。復職したときに週に何日出勤するか、出退勤が何時になるかを把握しておくと、保育所を選ぶ際の参考になります。また、職場から預け先までの距離はもちろん、保育時間の延長などの融通が利くか、保護者の集まりはあるかなども確認しておくとミスマッチの防止につながるでしょう。

保育園や幼稚園によっては、お盆休みやお正月休暇などの長期休みがあることも。長期休みの際の対応も考えておくことも大切です。

ママナースが使える制度を確認する

ママナースが使える子育てを支援する制度には、「時間外労働の制限」や「育児短時間勤務制度」「短時間正社員制度」があります。ママナースはこれらの制度を活用した働き方が、おすすめです。下記で詳しく説明します。

時間外労働の制限

育児・介護休業法第17条において「未就学児の子どもを養育する労働者が、子どもの養育のために申請した場合、1ヶ月につき24時間、年間150日間を超える労働をさせてはいけない」とされています。そのため、「時間外労働の制限」に関する手続きを踏むことで、残業時間を減らせるでしょう。だた、「雇用期間が1年以上であること」「申請は1ヶ月以上前にしなければならない」などといった条件が設けられているため、利用の際は注意が必要です。

育児短時間勤務制度

育児・介護休業法第23条には「3歳未満の子どもを養育する労働者に対して、1日の所定同労時間を原則6時間とする短時間勤務制度を設けなければならない」としています。そのため、申請をすることで原則6時間の短時間勤務が可能です

法律では「3歳未満」としていますが、職場によっては、「小学校に上がるまで」などの期間の延長をしているところもあります。延長期間の有無は、子育て支援が充実している職場かどうかの判断材料の一つとなるでしょう。

短時間正社員制度

短時間正社員制度は、正規雇用として契約を結んだうえで、短時間勤務ができる働き方です。給与や賞与、福利厚生などは、正規雇用の看護師と同じ規定に沿って支給されます

ただ、短時間正社員制度には法律による定めはなく、短時間正社員制度を設けていない職場もあるため、転職の際は制度の有無も確認しておきましょう。

ママナースの1日のスケジュール

ここでは、フルタイム(8時間勤務、休憩1時間)のママナースの働き方を紹介します。

午前5時45分起床し、まずは自分の身支度を済ませ、朝食やお弁当の準備をする。
午前6時子どもを起こし、朝食を食べるのを見守りつつ登園の準備。子どもの着替えや歯磨きをサポートする。その間、パートナーは洗濯物や朝食の片付けなどの家事を済ませる。
7時15分家を出る。
7時30分子どもを保育園へ送り届け、そのまま出勤する。パートナーや両親が送迎をすることも。
午前8時出勤し、午前の業務に取り掛かる。
正午休憩を取る。
午後1時午後の業務に取り掛かる。
午後5時退勤し、着替えてから職場から保育園へお迎えに行く。
午後5時30分保育園のお迎え。お迎え後は、夕食の買い物に行くことも。
午後6時00分保育園から持って帰ってきた着替えや水筒などを片付けてから、夕食の準備に取り掛かる。
午後7時夕食を食べる。あとから帰ってくるパートナーが洗い物などの家事を担当。
午後8時子どもとお風呂に入る。
午後9時子どもと遊ぶ。
午後9時30分子どもを寝かしつける。パートナーが帰宅する。
午後10時30分子どもと寝たり、起きて自由時間を過ごすなどする。

家族や周囲の人と協力して育児を行う」でも述べたように、子どもを育てながら仕事をするには、周囲のサポートが大切です。周囲に頼れる人がいない場合は、ファミサポやベビーシッター、家事代行サービスなどの活用をおすすめします。

また、フルタイムでの勤務が難しいと感じた場合は、「ママナースが使える制度を確認する」を参考に、短時間勤務へ働き方を変えることも検討してみると良いでしょう。

ママナースが働きやすい職場とは

ママナースが働きやすい職場として「院内託児所がある」「夜勤がないもしくは免除される」「ママナースが働いている」が挙げられます。転職を検討しているママナースは参考にしてみてください。

院内託児所がある

院内託児所とは、病院の職員が利用できる保育所のことです。基本的に病院の敷地内に設置されているため、送迎のしやすさがメリットとして挙げられます。また、24時間預かってくれるところもあるため、院内託児所を利用しながら夜勤に入るママナースも。院内託児所がある職場であれば、子育てによる負担を軽くできるでしょう。

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夜勤がない、もしくは免除される

「夜に子どもを保育できる人がいない」「夜に子どもと離れることが不安・心配に感じる」といったママナースは、夜勤がない、もしくは免除される職場がストレスなく働けるはずです。今の職場で夜勤が避けられない場合は、転職を視野に入れることをおすすめします。経済的なデメリットはあるものの、家族との生活リズムが合いやすくなり、仕事と子育ての両立が期待できるでしょう

なお、未就学児を養育しており、かつ夜間に保育できる家族がいない場合は、育児・介護休業法19条によって夜勤の免除が可能です。ママナースの夜勤免除について知りたい方は、「看護師は育休明けの夜勤を免除できる?職場に伝えるときのポイント」もご覧ください。

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ママナースが働いている

ママナースがいる職場は、子育てに理解がある傾向にあるため、「お互い様」としてフォローし合える職場環境であることがほとんどです。子育てに理解がある職場であれば、子どもの体調不良による急な早退や欠勤なども柔軟に対応してくれるでしょう。また、子育てと仕事の両立に関する悩みの相談がしやすいのもメリットの1つ。転職する際は、ママナースの割合も確認しておくと安心です。

ママナースが働きにくいと感じる職場

ママナースが働きにくさを感じる職場の特徴を紹介します。上の見出しの「ママナースが働きやすい職場とは」と合わせて参考にしてみてください。

看護師の人数が少ない

看護師の人数が少ない職場は、急な欠員が出ると業務が回らなくなってしまうため、やむを得ない事情であっても急な欠勤や早退がしにくくなる傾向にあります。そのため、子育てと仕事の両立のために転職する際は、看護師の人数をチェックしておくことが大切です。看護師の人数が十分に確保されている職場であれば、子どもの体調不良による急な欠勤などに対して、柔軟な対応をしてもらえるでしょう。

子育てに対する理解がない

子どもは急に体調を崩してしまうものです。そして、1度体調を崩してしまうと、1週間ほど仕事を休まなければならないこともあります。また、保育園のお迎えなどで長時間の残業が難しいのも、ママナースの悩みとしてあるでしょう。しかし、子育てに理解がない職場の場合、こういった事情を把握してもらえず、心無い言葉を言われることも。次第に働きにくさを感じるようになってしまいます。

求人票だけで、子育てに対する理解度を図るのは難しいですが、「子育て支援制度があり、それが利用されているか」「ママナースが多く活躍している職場か」などをチェックすることが大切です。

ママナースの転職におすすめの職場は?

ママナースに向いている働き方ができる職場として、日勤のみで残業が少ない傾向にある勤務先を紹介します。ライフスタイルやキャリアプランと比較しつつ、自分に合った職場を見つけるための参考にしてみてください。

病院の外来

外来は通院患者さんの診療を行うため、外来看護師は基本的に夜勤はありません。日勤のみで働けるので、ママナースやブランクのある看護師に人気の職場です。そのため、先輩ママナースがいることも多く、お互いに子育ての相談ができるでしょう。

また、子育てが落ち着いたときに、外来から病棟への異動を出すことで病棟復帰がしやすいのも外来勤務のメリットでしょう。外来看護師の仕事内容については、「外来看護師の仕事内容とは?一日の業務や働くメリット・デメリットを解説」をご覧ください。

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訪問看護ステーション

訪問看護師は、自宅療養する患者さんの居宅を訪問し、健康状態のチェックやメンタルケア、生活介助などを行います。治療に重きを置いている病院とは異なり、患者さんが自宅で生活することに注力しているのが特徴です。訪問看護師の仕事内容は「訪問看護師の役割や仕事内容を詳しく解説!必要な資格や平均給与なども紹介」の記事で紹介しています。

事業所によって違いはありますが、業務は平日のみで土日祝が休みとしている事業所が多いため、子どもと予定を合わせやすいのがメリットです。夜勤も基本的にありませんが、月に数回のオンコール勤務があることも。夜間の業務ができない場合はオンコール勤務の免除をしてもらえるか確認しておくか、オンコール勤務がない事業所を選ぶことが大切です。

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クリニック

入院施設がないクリニックであれば日勤のみで働けるため、子育てと仕事の両立がしやすい職場です。また、土日祝休みであることや定期的に休診日を設けていることから、プライベートの予定も立てやすいでしょう

ただ、「ママナースが働きにくいと感じる職場」でも述べたとおり、看護師の人数が少ないと、子どもの急な体調不良に対応しにくくなってしまいます。転職する際は、看護師の人数がしっかり確保されているかなどを確認しておくことが大切です。クリニック勤務について詳しく知りたい方は、「クリニック看護師は子育てママにおすすめ!働きやすい職場のポイントとは」の記事も参考にしてみてください。

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デイサービス

デイサービスは、生活のサポートを必要とする高齢の方が日帰りで通う介護施設を指します。そのため、夜勤はなく日勤のみで、土日祝を休みとしているところがほとんどです。デイサービスに勤務する看護師の仕事内容は、バイタルチェックや家族への健康指導、緊急時の対応など。医療行為などは、原則行いません。

なお、デイサービスによっては看護師配置が1人のところがあります。転職の際は、急に休むことがあるなどを事前に相談をしておき、柔軟に対応してくれる職場を探すことが大切です。デイサービスで働く看護師の詳しい仕事内容は「デイサービス看護師の仕事内容や役割とは?働くメリット・デメリットも解説」もご覧ください。

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健診(検診)センター

健診(検診)センターは、病気の予防や早期発見のための検査を行う施設です。日勤のみで、日曜日や祝日を休みとしているところがほとんど。また、施設の多くは予約制なので残業が少なく、子育てとの両立がしやすい職場です

健診(検診)センターは、採血スキルが必須とされ、施設によっては1日に100人の採血を行うことも。医療現場から離れても、採血スキルを落としたくないというママナースに向いている職場といえるでしょう。検診センターで働く看護師の仕事内容については、「検診センターで働く看護師の仕事内容!転職で知りたいやりがいや給与も解説」で説明しているので、興味のある方はご覧ください。

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ママナースの転職体験談

ここでは、1歳半のお子さんを育てるママナース(25歳)の転職体験談を紹介します。

子育てをする前は産科クリニックに2年勤めていたというSさん。出産後の復職が不安だったことから、2年目で退職を選んだそうです。

そして、お子さんが1歳を過ぎたころ、Sさんはブランクが空いてしまうことに焦りを感じ、復職を決意します。しかし、ご主人は「子どもが病気のときはどうするんだ」と、Sさんの復職には気が進まない様子。悩んだSさんは、レバウェル看護へご相談くださいました。

Sさんは、産科クリニックでの経験しかないことと、2年のブランクがあることから、忙し過ぎないアットホームな雰囲気で託児所がある産科クリニックをご希望。また、日勤のみとのことでした。

Sさんの希望に沿って求人を探してみましたが、求人が出てても託児所がなかったり、アットホームでも少人数のために休みにくかったりと、近くに頼れる人がいないSさんが安心して働けるところはなかなか見つかりません。

そこで、私は思い切って中規模病院の精神科病棟をご提案してみました。緊急性のある医療処置はなく、残業もほとんどありません。また、ブランクからの復職や経験の浅い看護師の受け入れにしっかりしたサポート体制を整えている病院です。さらに、病児受け入れもできる保育所があるので、子育て中のSさんが安心して働ける環境だと思いました。

しかし、好条件ながらも未経験の分野で不安を感じているSさん。私は、実際に見学へ行って判断してもらうことにしました。

その病院は広々として明るい雰囲気の療養期の精神科病棟で、患者さんとナースがゆったりと関わっていました。病院を案内してくれたナースから「前向きでやる気があれば、経験はこれから作れますよ!」と励まされると、Sさんは安心したようで笑顔が見られました。

そして、病院と調整し、週4日の9時~16時までの時短勤務という条件で、Sさんは入職することに。ご主人も応援してくれたそうです。

「今は患者さんと時間をかけて向き合う看護に興味が湧いているんです」とSさんは嬉しそうにおっしゃいました。

相談当初は産科クリニックを希望していたSさん。規模や分野は変わりましたが、子育てがしやすい環境で、新たな可能性を広げられたようです。

子育て中の転職は夜勤や残業ができないこと、子どもの体調不良で急に休む可能性があることから、転職先の幅は狭まってしまいがちです。しかし、視野や希望条件を広げることで、思ってもなかった可能性を広げられることもあります。「ママナースとしての働き方が分からない」「ママナースとして復帰するのが不安」という方は、お気軽にレバウェル看護へご相談ください。

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育児との両立で見えた新たな道

まとめ

ママナースが職場復帰をする際は、自分に合った働き方を見つけることが大切です。周囲からのサポートはどの程度受けられるのか、どういった勤務形態がライフスタイルに合っているのか、などをしっかりと考えておきましょう。

「ほかのママナースはどんな働き方をしているの?」「希望条件に合った求人が見つからない」という方は、看護師の転職をサポートするレバウェル看護へご相談ください。看護業界の転職に詳しいアドバイザーが、ライフスタイルや通勤距離、経歴などをヒアリングしたうえで、あなたに合った求人をピックアップしてご提案いたします。また、アドバイザーは各職場の内情に詳しいため、求人票からは把握しにくいママナースの割合や子育てへの理解度なども含めての紹介も可能です。サービスはすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。

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ママナースの転職に関するよくある質問

ここでは、転職を考えているママナースによくある質問を紹介します。

ママナースは夜勤で働ける?

「勤務先の託児所で夜勤時の預かりをしてくれる」「夜勤の時間に子どもを保育してくれる家族がいる」といった場合は、ママナースも夜勤で働けるでしょう。ただ、病院の託児所は年齢制限があるため、利用前に何歳まで預かってくれるのかなどを確認しておく必要があります。

夜勤勤務のある看護師の仕事と子育てとの両立で悩んでいる方は、「子どものいる看護師の夜勤事情とは?子育てと仕事を両立するポイント」の記事もご覧ください。

子どもがいても看護師は続けられますか?

日本看護協会の調査(p3)によると、子どもがいると回答した看護師は55%とあります。およそ半数以上の看護師が、働きながら子育てをしているようです。

とはいえ、子育て中は夜勤や残業に入りにくかったり、子どもの体調不良による急な欠勤や早退をしなければならなかったりするため、働き方を変える看護師さんは多いでしょう。子育てをしながらの職場復帰を検討している看護師さんは、「ママナースが復職する際に押さえておくべきポイント」も参考にしてみてください。

出典
日本看護協会「2021年 看護職員実態調査」2022年3月(2023年10月24日参照)
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「レバウェル看護」編集部
「レバウェル看護」は累計利用者数47万人(※)を超える看護師専門の転職支援サービス。 編集部の制作体制には看護師経験者や現役看護師を交え、これまでに1,000記事以上(※)を執筆。看護師にとっての悩み・不安・疑問を一番に相談する"相談窓口"になることを目指し、医療・介護の現場で尽力している方々をサポートするためのコンテンツを発信中。 (※)2023年6月時点

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