看護師の資格を持ちながらプラスαで活躍するパラレルキャリアという方法。今回は、看護師の中でも資格取得を目指す人が多い「アロマセラピスト」についてご紹介します。興味のある人はぜひ参考にしてみてくださいね。
アロマセラピストとは、心地良い香りの精油を使って心も身体もリラックスできるように導く仕事で、「香りのスペシャリスト」とも呼ばれています。香りによるリラクゼーションやヒーリングなどを行い、対象者のストレスを解消したり心身のバランスを整えたりします。一昔前まではサロンのイメージが強かったものの、現在は医療従事者に向けたアロマセラピストの資格も複数あります。病院や施設、とくに産婦人科やがん患者さんに使用されている場面が多いです。
アロマセラピストの資格は、あくまで民間の協会などから認定を受けるもので、国家資格ではありません。そのため、国内ではまだリラクゼーション目的の資格として認識されることが多いようです。しかし、ヨーロッパ各国ではアロマセラピーは医療行為として認められている治療方法の一環です。アロマの精油は医薬品同様に扱われ、アロマセラピストも医療系の公的資格として認められています。
日本でも近年、医療従事者を対象とした「メディカルアロマセラピー」の資格が人気を集めています。なかでも、入院患者さんの不安や心配を軽減したり、手術前の不安感・緊張感を緩和させたりする目的でアロマセラピーが用いられるケースが増えているようです。
では、アロマセラピストの資格を取得するにはどうすればいいのでしょうか。日本では、医療従事者を対象とした「一般社団法人 日本アロマセラピー学会」や、平成25年7月に新たに発足した「一般社団法人 日本臨床アロマセラピー学会」などでアロマセラピーについて学ぶことができます。一般社団法人 日本アロマセラピー学会は、医師や看護師、薬剤師などで構成された団体です。医療分野でのアロマセラピーの普及、医学的・科学的研究の推進、誤療法による事故防止などを理念に掲げています。ほかにも「JOTメディカルアロマカレッジ」では、医療従事者を対象にしたアロマセラピーのコースが受講可能です。
一般社団法人 日本アロマセラピー学会の資格取得の場合では、認定を受けるために大きく3つの条件をクリアする必要があります。
・学会の正会員になる
認定試験の申込時に学会の正会員である必要があります。
・基礎セミナーに参加する
認定試験を受ける前に、学会主催の「基礎セミナー」を受講しておく必要があります。
基礎セミナーは全12コマ(全18時間)で、アロマテラピーの概論・解剖学概論・神経解剖学・臨床利用概論・薬理学などを4日間で学んでいきます。
・認定試験を受ける
日本アロマセラピー学会の正会員になり、基礎セミナーを受講した後、認定試験を受けます。認定資格の有効期間は5年間で、更新する場合は学会の学術総会やセミナーへの参加、論文発表を行うことが必要です。
ほかにも、メディカルアロマセラピーの資格を取得できる場としてさまざまなスクールがあります。
一般社団法人 日本アロマセラピー学会
URL:http://www.aroma-jsa.jp/
一般社団法人 日本臨床アロマセラピー学会
URL:http://www.aroma-jcas.jp/
日本統合医学協会
URL:http://www.medical-aroma.jp/index.html
JEAジャパン・エコール・デ・アロマテラピー
URL:https://aromaschool.jp/
特定非営利活動法人日本メディカルアロマテラピー協会
URL:https://www.jmaa-aroma.com/
アロマセラピーはまだまだ医療機関では普及していないものの、ストレスの多い現代社会においては今後需要が増えていくでしょう。医療の知識と技術を兼ね備えている看護師だからこそ、アロマの資格を活かした新たな働きに注目が集まる可能性もあります。興味のある人ぜひはチャレンジしてみてくださいね。
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