「ヘアドネーション」についてご存知ですか?ヘアドネーションとは髪の毛を寄付する活動のことです。仕事上、看護師の皆さんは、髪を失った患者さんにウィッグを提供する機会もあるかもしれませんね。ヘアドネーションは、最近では多くの芸能人も参加するなど注目が集まっています。
ヘアドネーションとは、ヘアサロンなどでカットした自分の髪の毛を寄付してウィッグを作り、脱毛症や小児がんを患う子どもたちに無償で提供する活動のことです。もともとはアメリカの団体が始めた活動でしたが、日本でも2009年にNPO法人が活動を開始し、拡大していきました。
日本でヘアドネーションが始まった当初は知名度が上がらず、ウィッグを作るのに十分な髪の毛の寄付が集まらなかったそうですが、2015年ごろから有名芸能人などが参加し始めた影響もあり、注目を集めるように。とくに、2017年にガンで亡くなった小林麻央さんがヘアドネーションについて触れたことで大きな話題になりました。最近では、ヘアドネーションをしたというSNSの投稿も増えてきています。
ヘアドネーションをする場合、ウィッグを作るのに十分な長さが必要です。そのため髪の長さには条件が設けられ、最低31㎝以上とされ、ロングヘアの人に限られてしまいます。
ただし15㎝以上からの寄付が可能な「つな髪プロジェクト」であれば、ボブやミドルくらいの長さでも参加できます。
髪色についてはブリーチやカラー、パーマなどの経験があってもOKですが、必ず乾いていることが条件です。そのほか、白髪やうねっていたりくせのある髪質でも問題ありません。
ヘアドネーションの寄付で髪の毛をカットする際は、美容室で切ってもらうことができるほか、自分でカットしてもOKです。
最近ではヘアドネーションを希望する女性が増えていることもあって、必要な作業や基準を身につけている美容師さんも多いです。自分で髪の毛をカットする女性もいると思いますが、髪が乾いた状態でなければならないことや、切り方やまとめかたにも決まりがあることを考えると、美容室でカットしてもらう方が無難でしょう。
ヘアドネーションの活動はいまでは全国に広がっていますが、2018年8月に行われたイベントに看護学生が参加したことがニュースになりました。
参考:https://www.asahi.com/articles/ASL8G3TL3L8GUBQU003.html
看護学生たちは、「寄付することで笑顔になる人たちがいるのなら」という思いでヘアドネーションに参加したそうです。
この時参加した看護学生のように、看護系の職業の女性からの関心はとても高く、実際にヘアドネーションに参加している看護師も多くいます。看護学校や看護大学を皮切りに、今後さらに活動が活発化することを期待したいですね。
看護師の仕事をしていると、小児がんと向き合う子供達やガン治療のため副作用で脱毛症に苦しむ女性を目にする機会も多いでしょう。ヘアドネーションの活動が患者さんの役に立つことを、より強く感じる瞬間があるはずです。
ヘアドネーションへの認識や関心は少しずつ広がってきていますが、それでもまだ参加することに抵抗があったり、「自分が参加して大丈夫なのだろうか?」と壁を感じたりしている人は少なくありません。だからこそ、ヘアドネーションを必要としている患者さんと接する機会の多い看護師が積極的に関心をもち、普及させていくことが必要なのかもしれませんね。
ヘアドネーションに関心がある方は、ご自身でもぜひ参加してみてくださいね。
参考:
http://www.organic-cotton-wig-assoc.jp/
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