輸血ルートとは別のルートから点滴投与の継続が可能か知りたい【看護技術Q&A~全科共通編~(fromハテナース)】

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※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

Q.輸血ルートとは別のルートから点滴投与の継続が可能か知りたい

輸血中の点滴について質問です。
輸血は単独ルートが原則ですが、別ルートからなら輸血中でも点滴を続行してもいいのでしょうか?

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ひとこと回答

微量点滴といった持続投与を中止することができない薬剤の場合は、輸血中でも別ルートから投与継続することが可能です。

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くわしく説明すると

はじめまして。ご質問ありがとうございます。輸血について一緒に勉強していきたいと思います。

ご存知のように輸血は単独ルートでの投与が原則です。それは、輸血と薬剤が混ざって投与されることで、輸血製剤の凝集や凝固、溶血などが起こるのを防ぐためです。

例えば、カルシウム含有薬剤は凝集を引き起こし、高カロリー輸液などのブドウ糖含有製剤は浸透圧や電解質差で溶血を引き起こす可能性があります。

等張電解質製剤では浸透圧差は生じないので溶血は起こりませんが、カルシウムが含まれている場合は、輸血製剤が凝集するリスクがあります。

仮に同一ルートから投与してしまった場合、予期しない副作用や合併症を引き起こすことも考えられ、その場合何が原因で起きたことなのかがわからなくなってしまう可能性もあります。
そのため同一ルートでの同時投与は原則禁止されています。

さらにくわしく説明すると

では、ご質問の「輸血とは別ルートからの点滴投与は可能か?」ということについてお答えします。

別ルートからであれば可能です。
昇圧剤やインスリン製剤、その他の微量点滴を投与中の場合には、輸血時に止めてしまうことで全身状態に重大な影響を与える可能性がある薬剤もあります。

このように持続投与が止められない場合は、持続投与とは関係のない輸血専用の別ルートを確保して投与しましょう。

輸血製剤は前述のように同一ルートからはルート内で混ざり合うことで凝集や溶血のリスクがあるので投与しませんが、別ルートであれば薬剤が混ざるリスクはなく投与が可能です。

カタボン(ドパミン塩酸塩)などの微量点滴の場合は浸透圧がほぼ1なので血球に与える影響は低いと考えられます。そこでどうしてもやむを得ない場合は、輸血と同時投与も可能なようですが、輸血の自然滴下による流速の変動で全身の循環動態に影響を及ぼす可能性もあります。

どうしても別ルートが取れない時以外はやはり輸血用に別ルートを確保して輸血とは別に投与する方が安全です。

輸血は原則は単独投与となっています。アレルギー反応などの副作用が出た場合に投与中の薬剤によるものなのか輸血によるものなのかわかりにくくなることが主な理由です。どうしても止めることができない点滴以外は、医師の指示を確認し可能な範囲で一時的に中断して輸血のみで投与できる方がいいと考えます。

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【イラスト】
中山有香里

看護師?イラストレーター。著書に「ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術」「悲しいくらい人に聞けない看護技術」(メディカ出版)

Twitter:@musashi_0303
Instagram:zurukan.yukari33

 
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