第二部では、忙しい看護師さんでもスキマ時間でよりキレイになれる方法をご紹介しました。
今回は、どうやったら「キレイになりたい」という気持ちをキープできるのか?
そもそも仕事自体に疲れてしまって全く余裕のないときはどうすればいいのか?
・・・仕事に疲れて現場を離れ、旅先の海外のビーチで「やっぱり看護師が好き」という思いに気づいたという坂元志保美さん。そのエピソードと心のたもち方について伺いました。
――坂元さんは忙しい日々を過ごされていると思いますが、「キレイになりたい」という気持ちが薄れてしまうことはないんですか?
坂元さん:全然ありますよー!私はそういう時、あえてちょっと分不相応かなと思う場所に行きます。例えば色んな人が集まるパーティーではキレイな人から刺激をもらったりしています。
私の中ではそうやって純粋に、「自分もあんな風になりたい!」と思う気持ちが美に対する一番のモチベーションになっていると思います。
――パーティーですか?!華やかですね。
でもなかなかそういった場所に行く機会がない方も多いと思うのですが、そういう方はどうしたらいいですか?
坂元さん:パーティーでなくても、身近にいる素敵な人を観察してみるといいと思いますよ。街を歩いていても、一般の方でキレイな方は本当に多いですよね。
私も表参道や銀座でショッピングついでにキレイな人を観察しています。ほかには、素敵な男性を見て「あんな人と付き合いたい!」と思うとやる気が出ますね(笑)。
――ショッピングをしながら、美意識を高めているとはさすがです(笑)。
――看護師さんって人との関わりが多くて、ストレスが溜まりやすいと聞きます。坂元さんはストレスが溜まったときはどうされていますか?
坂元さん:実は私、ストレスが溜まらないんです。
――え!そうなんですか?看護師になってからずっとですか?
坂元さん:いえ、昔は私も悩みが多くて。「私なんてダメだダメだ」「看護師続けてもいいのかな」と思って悩んでいた時期もありました。そんな時、アメリカに行って考えが変わったんです。
――それはプライベートの旅行ですか?
坂元さん:そうです。もともと旅行が好きで海外にはよく行っていたんですが、毎回ただの旅行で終わったらもったいないなと思い始めて……。そこで海外に行ったら、現地の医療機関や医療関係者と積極的に関わるようにしたんです。
海外のドクターやナースの考え方はすごく進んでいるんですよ。
――どんな考え方をされるのですか?
坂元さん:例えばアメリカのドクターには、悩んでいる時に「君は看護師なのに、自分のメンタルコーチングもできないのか」って言われました。たしかに自分でストレス発散方法も見つけられない看護師はプロじゃないなと考えさせられましたね。
――厳しい言葉ですね……。
坂元さん:でも本当にその通りだと思いました。ほかにも「もっとイエスかノーはっきりしなよ。嫌なことは嫌って言いなよ」とも。
それからは私も仕事で「ノー」と言えるようになって、自分の意見をはっきり主張できるように変わっていきました。それで徐々にストレスそのものが溜まらなくなったんです。
――なるほど。それは今、忙しい生活の中でもずっと変わらないんですか?
坂元さん:そうですね。自分の気持ちをコントロールできるようになったので、身体的にはきつい時はあっても、精神的にはきついと感じなくなりました。
それに私、「趣味」といっても差し支えないくらい看護師の仕事が大好きなんです。だから、ずっとやっていても全然苦痛じゃないんです。むしろ楽しいです。
――なかなか日常のストレス発散だけで解決できない場合もあります。そんなときはどうしたらいいですか?
坂元さん:本当に行き詰まっているんだったら、一度、現場を離れたほうがいいと思います。思い切って1カ月くらい休んでみるとか。
――思い切ったほうがいいと。そういう経験は坂元さんにもありますか。
坂元さん:ありますよ。私は2・3カ月くらい医療の現場を離れました。
そこで離れてみて気づいたことがあります。
ストレス発散で行った海外のビーチでのんびりしていると、
ふと気づいたら患者さんのことを考えていたんです。
「あの患者さん、今日透析だな」とか
「今日は手術日だな」とか。
そのとき、「あー、私って看護師が好きだな」って気づいたんだんです。
――看護師から時間も距離も離れてみて気付けたということですね。
坂元さん:そうなんです。自分ではすごく仕事でストレスが溜まっていると思っていたけど、意外と違ったんだなって。心身ともに疲れ切っていたからそう思ってしまっただけで、本当は仕事が好きなんだという自分に気づけました。
――坂元さんの周りにも「もうやめてしまいたい」となってしまう方はいますか?
坂元さん:もちろんいます。看護師さんから「看護師やめたい」「病院やめたい」という相談はよく受けます。
でも「やめたい」って言う人の多くは、本当は「やめたくない。止めてほしい」と思っているんですよ。だから「あなたは疲れているからちょっと休んで復活しなよ」っていう風に声をかけてあげるようにしています。
――本当に「やめたい」と思っているわけじゃないんですね。もし身近に相談できる人がいなかったら、どうしたらいいですか?
坂元さん:メンタルクリニックに行って話を聞いてもらうのもいいと思います。
日本ではまだ抵抗がある人が多いかもしれませんが、精神面のことで病院にかかるのは全然恥ずかしいことじゃないです。海外では普通のことですよ。お話を聞いてもらうだけでもいいと思うので、一人で悩まないでほしいです。
――確かに、相談できるメンタルクリニックがあると心強いですが、いざ初めて行くとなると少し勇気がいりますね。
坂元さん:そういった方は、私が勤めているような美容クリニックに来られるのも一つの手かもしれません。私たちは患者さんのお話を聞く時間をとても大切にしていますし、特に看護師さんが患者さんとしていらっしゃったときは、「夜勤きついですよね~」といった同じ職業だからこそ共感できる会話を心がけています。お肌の悩みで来ていただいて、合わせて心もリフレッシュしていただけたら私も嬉しいですし。
――お話も聞いてもらえて、キレイになって一石二鳥ですね。
坂元さん:そうですね。美容クリニックではキレイになることを通じてメンタルのケアもお
手伝いしたいので、頑張り過ぎてしまう前にぜひ。
――これまで美のこだわりからメンタルケアまでたくさんお話を伺ってきましたが、最後に読者の方にメッセージをお願いします。
坂元さん:これまで全3回、いろいろなお話をしてきましたが、私が一番伝えたいのは「女性として生まれたからには、もっと人生を謳歌してほしい」ということです。
その一環として、美容にもこだわってみたら人生がもっと楽しくなるんじゃないかなと思います。
――時間がない看護師さんでもキレイになれますか?
坂元さん:忙しくてもスケジュール管理をすれば、美容にかける時間は作り出せると思います。今、勤務先の美容クリニックに女優さんがいらっしゃることがありますが、1年に1回しか休みがなくてもストイックに美容に取り組まれている方もいるくらいです。
それと健康と美容は密接に関係しています。看護師さんは体が資本なので、病気予防という意味でも食事や運動、睡眠には気をつけて、ぜひ一緒に頑張っていきましょう。私ももう絶対に入院したくないので、健康に美容にもっと頑張ります!
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