看護師とは正看護師を指す!准看護師との違いや資格取得方法を徹底解説!

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看護師には正看護師と准看護師がありますが、どちらを目指すべきか悩む人もいるでしょう。正看護師と准看護師の違いや、資格を取得する方法について詳しく解説します。看護師を目指す人は「看護師になるにはどうしたら良いか」や「何年間学校に通うか」など、さまざまな疑問もあるはず。このコラムでは、資格取得方法以外に、合格率や学費についてもご紹介します。

※調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

正看護師と准看護師の違い

看護師には、「正看護師(看護師)」と「准看護師」の2種類の資格があります。どちらも「看護師」と呼ぶことがありますが、いくつか明確な違いがあるので以下をご参照ください。

正看護師

正看護師の正式名称は「看護師」です。しかし、准看護師との違いをわかりやすくするため「正看護師」と呼ぶことがあります。正看護師の特徴は以下のとおりです。

・資格の種類:厚生労働大臣に認められた国家資格
・正看護師の学校へ入学するための条件:高校卒業
・卒業までに必要な授業数:3000時間以上97単位
・法律上の業務:傷病者や褥婦に対する療養上の世話、または診療の補助を自ら判断し行う

正看護師の仕事として大きな特徴は、「自らの判断で看護を行える」という点です。また、専門看護師や認定看護師へのキャリアアップを目指せることも。
4年制大学または、3年制専門学校で資格取得を目指せますが、専門学校の方が実習時間が多い傾向にあります。

准看護師

准看護師は、自らの判断で看護を行えません。このほかの特徴も以下に挙げますので、見てみましょう。

・資格の種類:都道府県知事により発行される
・准看護師の学校へ入学するための条件:中学校卒業
・卒業までに必要な授業数:1890時間
・法律上の業務:医師や歯科医師または看護師の指示のもと、看護を行う

なお、保健師助産師看護師法により「看護師でない者は、看護師またはこれに紛らわしい名称を使用してはならない」と定められているため、「看護師さん」と呼ばれることはあっても、准看護師は自ら「看護師」と名乗ることはできません。

 
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正看護師資格を取得する方法

正看護師の国家資格取得を目指す方法は、最終学歴や保有する資格により異なります。中卒・高卒・准看護師資格を持っている方など、経歴別に看護師を目指す方法を見てみましょう。

中卒の方

中卒の方は「5年一貫教育」の学校で、高卒の資格取得とともに、看護師国家試験を目指せます。5年一貫教育では、高校における普通教科と、看護の基礎科目を学び高卒の資格を取得。その後、専攻科へ進み、看護の専門科目を学ぶというカリキュラムです。
なお、高卒資格取得後、専攻科でなく大学へ進学することもできます。

高卒の方

高卒の方が正看護師を目指すには、文部科学大臣指定の学校、もしくは、厚生労働大臣指定の看護師養成所の卒業が必須です。

・3年制短期大学:一般教養と看護を学び、看護師国家資格取得を目指せる
・3年制専門学校:看護の実技や実習を学び、看護師国家資格取得を目指せる
・4年制大学:一般教養を学ぶとともに看護に関する研究を行う。看護師のほか、助産師や保健師資格を取得できる大学もある

大学卒業後は看護師として就職する以外に、大学院へ進学し、より専門的な看護の知識を学ぶこともできます。専門学校や短大卒でも、一定の条件を満たせば大学院への進学が可能です。
要件については大学院ごとに異なるため、詳細は大学院へ問い合わせましょう。

准看護師の資格を持っている場合

既に准看護師資格を持っている方が正看護師を目指す場合は、最終学歴により取得方法が異なります。以下をご参照ください。

・中卒の方:准看護師として3年以上実務経験を積み、看護師学校養成所2年課程修了後、看護師国家試験を受験
・高卒の方:看護師養成2年課程修了後に、看護師国家試験を受験

「看護師養成2年課程」は、全日制・定時制・通信制の3種類があり、全日制と通信制は2年間、定時制は3年間で修了となります。また、中卒の方が、”通信制”の看護師学校養成所2年課程へ入学するには、准看護師として7年以上の実務経験が必要です。実務経験の年数に、勤務場所や就業形態(常勤・非常勤・パートなど)は問われません。

正看護師の試験日程と合格率

看護師国家試験は例年2月に行われ、合格発表は3月です。試験日程や受験場所、必要書類などの詳細は、厚生労働省のホームページで確認できます。
厚生労働省の発表によると、2020年の看護師国家資格合格率は89.2%、そのうち新卒者は94.7%でした。

参照元
厚生労働省
第106回保健師国家試験、第103回助産師国家試験及び第109回看護師国家試験の合格発表

准看護師から正看護師になると減給になる場合がある

准看護師として実務経験があるにも関わらず、正看護師資格を取得したあとに、減給になる場合があります。以下に、考えられるケースをご紹介するので見てみましょう。

勤務している病院で正看護師になる場合

准看護師として勤務している病院で正看護師になる場合は、「正看護師として実務経験がない新卒者」と判断されることがあります。そのため、病院の就業規則や賃金制度に則り、未経験の正看護師と同じ給与を提示されることも。
しかし、労働契約法では「労働者と使用者が合意すれば労働契約を変更できる」と定められています。つまり、看護師と勤務先の病院は対等の立場であり、双方の合意がないと給与額を変更できないのです。
正看護師になったことをきっかけに、給与が減額になった場合は、勤務先とよく話し合いましょう。

勤務している病院以外で正看護師になる場合

給与額は、就業規則や給与規定により、病院ごとに決められています。また、経歴や学歴など、何を基準とし給与額を決めるかは、勤務先によってさまざまです。そのため、准看護師のときより給与額が高くなることがあれば、低くになることも考えられます。納得できる給与額か、よく確認し労働契約を結ぶ必要があるでしょう。

参照元
厚生労働省
労働契約法のポイント

准看護師資格を取得する方法

准看護師の資格を取得する方法は、最終学歴により異なります。働きながら学べるので、他業界から看護業界へ転職を目指せるでしょう。

中卒の方

中卒の方が准看護師を目指す場合は、以下のような学校を卒業後に、准看護師試験を受験します。

・准看護師養成所(2年間)
・高等学校衛生看護科(3年間)

養成所は全日制のほか、定時制(平日午後や夜間など)を開講している学校もあるので、自分に合う方を選択しましょう。入試は国語や数学など、中学の一般教育からいくつか出題されます。科目数は学校により異なるため、詳細は各学校へお問い合わせください。
養成所と高等学校衛生看護科は、どちらも卒業後に准看護師の資格を取得すれば、病院や施設などで働けます。

なお、中卒の方は「5年一貫教育」を行っている学校に進学することもできますが、5年一貫教育は「正看護師」の資格取得を目指す学校です。「准看護師」の資格取得を目指す学校ではないため、学校を選ぶ際に注意しましょう。

高卒の方

看護系以外の高校を卒業した方が、准看護師を目指す場合は、准看護師養成所や専門学校での教育修了が必須です。卒業後に准看護師資格を取得すると、病院や診療所などで働けます。

社会人の方

仕事をしながら准看護師の資格取得を目指す方は、前述したように高卒・中卒によって、通う学校を選択しましょう。
准看護師の学校には通信制がないため、働きながら通いやすい場所を選ぶことが重要です。なお、定時制は、全日制に比べると時間の融通が利くでしょう。

准看護師の試験日程と合格率

准看護師の試験は例年2月に行われ、合格発表は3月です。詳しい日程や必要書類は、各都道府県ごとに異なります。
なお、厚生労働省の発表によると、令和元年度の准看護師試験合格率は、全体で96%でした。

参照元
厚生労働省
【令和元年度准看護師試験の実施状況】

正看護師や准看護師を目指すために必要な学費

正看護師や准看護師を目指す方にとって、学費がいくらかかるかは重要といえるでしょう。学校の種別ごとにご紹介します。
学校によっては、日本学生支援機構や病院奨学金制度、都道府県・市区町村の看護奨学金制度により資金援助を受けられることも。また、奨学金の返済が免除されるケースもあるので、詳細は各学校・都道府県の窓口へお問い合わせください。

2年制の准看護学校

准看護学校で必要な費用は学校ごとに異なりますが、一般的な授業料は1カ月に約2万5,000~4万円です。このほか入学金や教材費、実習費などがかかるため、2年間の総額は約100~200万円でしょう。

4年制の専門学校や大学

4年制の専門学校や大学に通う場合にかかる費用は、国公立または私立で異なります。一般的には、国公立の方が私立の学校に比べ安いです。授業料のほか、入学金や施設利用費、実習費などを含めて、国公立の学校は4年間で約250万円、一方で私立は約450~700万円が必要といわれています。

3年制の専門学校や短大

3年制の専門学校や短大でかかる費用も、4年制の学校と同様、国公立と私立によって異なります。国公立の専門学校は、授業料のほか入学金や施設利用費、実習費など含めて3年間で約60万円です。私立の専門学校と国公立の短大は約250万円、私立の短大が約400万円必要といわれています。

正看護師への一本化が進む理由

「准看護師の廃止」「正看護師への一本化」が進む理由の一つに、看護師が必要とされる役割の変化が挙げられるでしょう。
「准看護師制度」が発足された戦後は、多くの看護師が必要とされる一方で、女子の高校進学率が低く、看護師になる人が少ない傾向にありました。そこで、中卒の方でも看護の補助的な役割を担えるよう「准看護師」の資格ができたのです。
しかし現在は、高卒率が高いうえ少子高齢化社会、そして医療は高度かつ複雑化したことで、より自律的な判断のもと看護を行える人材が必要とされています。
このような背景から日本看護協会では、既存の「准看護師養成所」を「看護師養成所」へ切り替え、正看護師を輩出する動きが進んでいるのです。

このコラムでご紹介したように、正看護師と准看護師の違いはいくつもあります。しかし、自分に合うのはどちらか、迷う人もいるのではないでしょうか。1人で資格や学校などについて調べることを不安に感じている人は、看護のお仕事にご相談ください。
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