
履歴書や公的な書類では免許や資格を正式名称で記入する必要があります。特に履歴書で正式名称を書いていないと、正しい書き方を知らないと判断されて、マイナスに捉えられることも。そこで、このコラムでは看護師の免許や資格の正式名称をご紹介します。履歴書に書くときの正しい記入方法についてもまとめているので参考にしてみてください。
履歴書の免許・資格の欄は、最初に免許を記入して次に資格を書きます。基本的には免許と資格は「取得」と書きますが、研修や講習を受けて認定証が発行されるものには「修了」を使いましょう。
このとき、免許や資格は必ず正式名称で書いてください。正式名称が変更されたものは、取得時の正式名称で問題ありません。年号は履歴書全体で統一しましょう。
<例>
基本的には業務に関係するものを記入すれば良いです。もし、取得のために勉強中の免許や資格があれば、「取得準備中」と記入しておくと良いでしょう。
看護師が持つ免許の正式名称は「看護師免許」です。准看護師の場合は「准看護師免許」になります。ほかにも、学生時代に保健師や助産師の資格を取得している場合はそれぞれ「保健師免許」と「助産師免許」となるので、しっかり記入しましょう。
履歴書に資格や免許を書けば、面接時にアピールすることができます。きちんと自分の強みをアピールするために書いた方が良いもの、書かなくても良いものをみていきましょう。
以下のものは、履歴書に書いておけばアピールポイントになります。
普通自動車免許や自動二輪免許などの運転免許があれば記入しましょう。通勤手段として使えるほか、訪問看護ステーションや介護施設での勤務を希望する場合、運転免許を持っていることが条件になる場合があります。
看護師として実務経験の長さと、取得分野での知識と技術をアピールできます。どの分野で資格を取ったのかも、忘れずに記入しましょう。
ケアマネージャーや精神保健福祉士、認知症ケア指導管理士といった医療や介護の資格は、その分野で即戦力になれる証です。希望する職場で活かせそうな資格があれば、書いておきましょう。ほかにも、研修や講座の修了・参加実績も記載できます。
英語や中国語などの外国語を話したり、読み書きができたりすれば外国人患者にもスムーズな対応ができることをアピールできます。資格として書けるのはTOEICなら600点以上、英検なら2級以上です。資格はないものの外国語が話せるという場合は、特技や自己アピールの欄に記入しましょう。
仕事に活かすことが難しい、または、書く必要がない資格は省いて構いません。
仕事ではなく、個人的な趣味で取った資格を書く必要はありません。もし書くのであれば、趣味や特技の欄に書くのが適切です。ただし、セラピーとして活用できるようなアロマや音楽の資格であれば書いても良いでしょう。書くべきか悩んだら「患者や職場に有益な資格か」を考えてみてください。
漢検や英検といった資格では、3級以下を書く必要はありません。記入するときは間違えないように気を付けましょう。
記入欄に収まらないほど免許や資格が多いときは、応募する施設に合ったものを書きましょう。求められる役割に合わせて書けば、即戦力で施設に合った人材であることをアピールできます。書ききれなかったもので、アピールしたい資格があるときは面接時に話しても構いません。
履歴書のほかにも、以下のような場面で正式名称での記入を求められます。
看護師免許を所持して病院やクリニックで働く場合、看護師は全員「業務事業者届」を提出する必要があります。これは法律で定められており、就業状況を就業地のある都道府県知事に届け出ることは看護師の義務です。趣旨としては、就業者の実態や需給バランスを把握して、看護行政を推進させることが挙げられるでしょう。2年ごとに届出が必要で、氏名や免許の種別、登録番号、就業所などの記入が求められます。この時にも正式名称で「看護師免許」と記載してください。届出違反をしてしまうと、50万円以下の罰則が課せられてしまいます。
本籍地の都道府県や氏名が変わった場合、就業の有無にかかわらず、看護師免許を持っている人全員が更新する必要があります。また、現在看護師として働いてない場合は、ナースセンターへの届出も必要です。罰則はないものの、ナースセンターへの届け出は潜在看護師の復職支援が目的の制度なので、将来のために届出をしたほうが良いでしょう。
志望動機は、履歴書の中でも特に重要な意味を持ち、やる気をアピールできる項目です。免許・資格欄で施設が求める人材であるアピールをしたうえで、志望動機で熱意を示しましょう。「何がしたいのか、どうしてここに応募したのか」という採用者の意図を汲んで、取得資格や免許に絡めた具体的な動機がアピールできれば、採用される可能性も上がるといえます。ただし、あくまで志望動機なので、自己PRになってしまわないように気を付けてください。
看護師が持つ免許の正式名称やそのほかの資格の記載の仕方についてご紹介しました。しかし、いざ履歴書を書き始めても、それぞれの項目の正しい書き方を一つ一つ調べたり、書き間違わないように気を付けて書いたりと労力が要ります。また、履歴書の小さな間違いで転職に失敗するのは避けたいもの。可能であれば、採用担当者に少しでも良い印象に残る履歴書を書いて、書類選考を通過させたいところです。
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