看護師の履歴書の書き方とは?マナーや志望動機も解説【見本あり】

2022.8.1

履歴書と職務経歴書

転職活動に必要な履歴書作成にお困りの看護師もいることでしょう。この記事では、転職する看護師が履歴書を作成するときの、基本的な書き方を詳しくご紹介します。準備すべきものや作成時のマナー、看護師の履歴書に関するお悩み相談などもまとめました。転職成功につなげるためにも、正しい履歴書の書き方を掴みましょう。

看護師が転職時により良い履歴書を作成する方法

ミスのない履歴書を作成すれば、看護師の転職活動においてより良い印象を与えられます。反対に、記載ミスの多い履歴書はマイナス印象につながりやすく、応募者が複数人いる場合にふるい落としの対象となる可能性も。履歴書の正しい書き方を掴み、自身の強みを効果的に伝えれば、採用に一歩近づけるでしょう。

たとえば早期離職する場合はポテンシャルや仕事の熱意を、転職回数が多い場合は幅広い職場を経験していることをアピールできます。看護師の転職における正しい履歴書の書き方は次の項をチェックしてください。

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看護師の履歴書における書き方の基本

看護師が転職活動で選考通過を目指すためにも、履歴書は十分な書き込みをする必要があります。ここでは、履歴書の記入欄ごとに書き方の基本を解説するので、ぜひご確認ください。

1.日付欄

履歴書の日付欄は、提出方法によって記載が変わるので注意が必要です。面接で提出する場合は面接日を、郵送する場合は郵送する日付を記入します。履歴書を作成した日を書かないようにしましょう。

2.氏名欄

履歴書の氏名欄は、自分の名前を大きめに記載します。その際、ふりがなも忘れずに書きましょう。履歴書に「ふりがな」と書かれていればひらがなで、画像のように「フリガナ」と書かれている場合はカタカナで表記します。

3.生年月日欄

履歴書の生年月日欄は、自身の生年月日と提出する時点の満年齢を記入します。自分の誕生日と履歴書の提出日が近いときは、満年齢の書き方に注意しましょう。

4.現住所欄

履歴書の現住所欄は、住民票に登録されている住所を記載するのが一般的です。転職活動する前に引っ越しをした場合は、住民票を移しておきましょう。現住所の建物名は省略せず、部屋番号と郵便番号も忘れずに記載します。連絡先が現住所と同じ場合は「同上」と書き、空欄にしないようにしましょう。

5.電話番号欄

履歴書の電話番号欄は、連絡の取りやすい番号を書きます。基本的には携帯電話番号で問題ありません。固定電話のある場合は、両方の番号を記入するのがおすすめです。

6.学歴欄

履歴書の学歴欄は高等学校卒業から記載するのが一般的ですが、余裕のある場合は中学校卒業から書いても問題ありません。学校名・学部・学科は正式名称で記入するのが重要です。自分がどのような分野で学習してきたのかを一目でわかるようにします。

7.職歴欄

履歴書の職歴欄は、これまでの入退職の流れを書きます。転職する看護師は、勤めてきた病院名や施設名を省略しないようにしましょう。退職した事実があれば「一身上の都合により退職」と、現在も働いている場合は「現在に至る」と書き、在職中かどうかを明らかにします。

8.免許・資格欄

履歴書の免許・資格欄は、資格取得をした順番に記載します。看護師の資格を書くときは、「看護師免許 取得」と記入しましょう。そのほか、資格取得に向けて勉強しているものがあれば「取得予定」と明記しておくとアピールにつながる場合もあります。

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9.志望動機欄

履歴書の志望動機欄は、「これまでの業務経験」「なぜ志望先に惹かれたのかという理由」「志望先で実現したいこと」を簡潔にまとめます。志望動機の内容は面接で補完できるため、履歴書では読みやすい文字の大きさで適度に整理することが大切です。前職に対するマイナスな記載を避け、前向きな内容を書きましょう。

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10.自己PR欄

履歴書の自己PR欄は、自分がどのような強みを有しているかを明示します。これまでの仕事で強みを活かせたことや成功体験などを踏まえて自己PRすると、文章の説得力が増すでしょう。自己PRの内容は、志望先の理念や業務内容とマッチしていると、より良い印象を与えられます。

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11.本人希望記入欄

履歴書の本人希望記入欄は、特に伝える内容がなければ「貴社(貴院)の規定に従います」と書きましょう。勤務の日数や時間に希望がある場合は、簡潔にまとめておくと、採用後のミスマッチを防げます。ただし、給料や待遇の希望について触れるのは避けるのが無難です。

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看護師が履歴書作成で用意するもの

この項では、看護師が履歴書を作成する際に用意するものをご紹介します。必要なものを理解し、提出時に慌てることのないよう準備をしましょう。

A4またはB5サイズの履歴書

看護師が転職で使用する履歴書は、A4またはB5サイズのものを用意します。基本的にはどちらを使用しても問題ありません。とはいえ、A4サイズの履歴書の方が一般的なので、迷う方はA4を選択するのがおすすめです。

履歴書はコンビニや文具店、100円ショップなどで購入できます。学歴・職歴欄が少なめのタイプや、自己PR欄が大きい種類もあるので、自分が書きやすいと感じる履歴書を選びましょう。

黒のボールペンまたは万年筆

履歴書を作成する際は、黒のボールペンまたは万年筆を用意しましょう。日頃から使っているものがあれば、ストレスを抱えることなく履歴書に記載できます。ただし、消せるタイプの黒ボールペンは第三者による改ざんができてしまうので、使用を避けることが重要です。

角型2号の封筒

履歴書を提出するときは、白色で角型2号の封筒を用意します。白色の封筒なら、重要書類が封入されていることが一目でわかりやすいので、転職活動で使用するのにおすすめです。

履歴書を面接時に持参する場合は、封筒の表面左下に「履歴書在中」と赤の油性ペンで記載しましょう。裏面には提出する日付・住所・氏名を書き、封をせずに履歴書を入れます。

履歴書を郵送する場合は、封筒の表面に宛名を記載し、裏面にのり付けしましょう。綴じ目の中央部分に「〆」マークを書き、完全に封をしたことを伝えます。

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証明写真

履歴書に貼付する証明写真は、余裕をもって準備しておきましょう。提出直前に慌てて用意すると、髪型や服装の身だしなみが不十分になる可能性もあります。

証明写真機を使用しても問題ありませんが、余裕があれば写真館やスタジオを活用するのも手です。証明写真を扱っているところなら、表情や身体の角度のアドバイスを受けながら撮影してもらえます。履歴書の証明写真は、撮影後3カ月以内なら使用が可能です。

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看護師が履歴書を作成するときのマナーと注意点

ここでは、転職する看護師が履歴書を作成するときのマナーと注意点について解説します。ケアレスミスを防ぐためにも下記のポイントを参考にし、好印象につながる履歴書を準備しましょう。

西暦と和暦はどちらかに統一して記入する

履歴書を作成する際は、西暦と和暦をどちらかに統一しましょう。暦の表記が混合していると、時系列が伝わりにくくなってしまいます。

提出前に誤字脱字がないかチェックする

転職活動で履歴書を提出する前に、誤字脱字がないかをチェックします。履歴書に誤字脱字があると、「確認作業をしない」「ミスをしやすい」と判断される場合も。履歴書の書き方により、仕事への取り組み方を懸念される可能性もあるため、正しく書かれているかどうかを細部まで確認しましょう。

項目の空欄はつくらないようにする

看護師が転職する際は、履歴書の各項目に空欄をつくらないようにしましょう。履歴書に空欄があると、書き忘れやチェック漏れを疑われる可能性があります。書くべき内容が該当しない場合は、「なし」「特になし」といった記載が必要です。

修正テープの使用は避ける

看護師の転職活動で提出する履歴書では、修正テープの使用を避けましょう。履歴書を書き損じた場合は、はじめから書き直すのが基本です。鉛筆で薄く下書きをしておくと、ミスの発生を防げます。

志望先によっては手書きが好まれる

看護師が用意する履歴書は、基本的に手書きでもパソコンでも問題ありません。ただし、職場によっては手書きが好ましいと判断される場合もあります。応募先から手書きの履歴書を指定された場合は、その内容に従って作成しましょう。

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レバウェル看護では、福祉・医療に詳しいアドバイザーによる転職支援が受けられます。履歴書の添削はもちろん、面接対策や入社後のアフターフォローにも対応。幅広い求人を用意しているので、あなたの希望条件にぴったりの仕事を見つけられますよ。

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看護師の履歴書に関するFAQ

以下では、看護師の履歴書に関する悩みや疑問をQ&A形式で解消します。

看護師の履歴書を封筒で郵送する方法とは?

履歴書を郵送するときは、郵便局の窓口で対応してもらうのがおすすめです。切手の過不足分は送付先が負担することになるため、料金不足によってマイナスイメージにつながる恐れがあります。なお、郵送の際は書類を入れる順番にも注意が必要です。添え状・履歴書・職務経歴書の順番に入れて郵送しましょう。

看護師の履歴書にはフォーマットがある?

基本的には自由です。自分にとって書きやすいと思う履歴書を選択しましょう。パソコンで履歴書を作成する場合は、使いやすいフォーマットをダウンロードできます。新卒者で転職する場合は、学歴・職歴欄が少なめのものを選ぶのがおすすめです。

履歴書の印刷はどこでできる?

プリンターを所持していない場合は、コンビニでの印刷が可能です。USBメモリに作成したデータを入れて持ち込んだり、ネットプリントサービスを活用したりと、さまざまな方法があります。履歴書のデータを印刷するときは、サイズ選択にも注意をしましょう。

看護師の転職で職務経歴書は必要?

必要です。看護師の職務経歴書では、これまでの看護経験と身につけたスキルを記載しましょう。新卒で入社後に早期離職する場合はアピールする内容が少なくなるため、職務経歴書がなくても理解してもらえる場合もあります。とはいえ、職務経歴書を用意していた方がより良い評価につながるでしょう。

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まとめ

看護師の履歴書は、誤字脱字や空欄をなくし、正しい書き方を掴むことが大切です。履歴書がきちんとまとまっていれば、採用担当者により良いイメージを与えられます。各項目は空欄にすることなく、必要とされる内容を簡潔に記載しましょう。

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