サラリーマンときどき男子のハルオです!いよいよ第6回ということで最終回です。
今回は、サラリーマンが見る看護師業界ということで、私なりに感じている部いきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
罪深い、嗚呼なんて罪深い。この看護師かくあるべしマインド。
私は人のためというマインドやホスピタリティのカケラもない人間なので、看護師を選ぶような選択肢はそもそもなかったんですが、看護師を目指した方はなんらかの理由があって看護師になっているんだと思います。
辛く、大変で報われることの少ない看護師の世界。唯一、患者さんが退院する時や「ありがとう」と感謝された時には看護師やってて良かったなぁと思う…とうちの奥さんも言ってます。
その一瞬のために身を粉にして、日々理不尽な職場と向き合っているというのも多くの看護師の方の実情なのだろうと個人的には感じてます。
それもこれも、おそらくは看護師そして患者側を含め
・看護師だからこれをしなければならない
・看護師だからこういう働き方でなければならない
・看護師だから患者にはこう対応しなければならない
などという暗黙知があるのだろうと思います。
厄介なのは、患者側もそう思っている部分があるということ。
(ここ重要!テストに出ます)
看護師かくあるべしが業界の共通認識であり、業界内にとどまらず患者からもそれを求められる。これは世間広しといえども看護師業界特有じゃないかとサラリーマン夫は感じています。
働き方の変化が叫ばれている昨今において、業種問わず対象の政府の方針が発表されています。
長時間労働や権利(育児・介護)、ライフワークバランスなど、看護師業界も当然対象なわけでありますが、果たして業界としてそこを改革できる職場がどれだけあるのだろうか?と私自身も疑問です。
特に始末が悪いと個人的に思っているのは、委員会や勉強会についての取り扱いです。
労働基準法的には、「全員参加」や「義務」の類いのものであったら就業時間“内”に含まれますが、どこも曖昧になっているのが実態じゃないでしょうか。
以下、日本看護協会のホームページからの引用です。
『Q.2 院内研修を時間外に行っていますが、時間外勤務手当などは出ていません。時間外勤務手当は支払わなくてよいでしょうか
A.2 職員に対する研修・教育時間は以下3点の場合に労働時間と見なされます。勤務時間外に行われた場合には時間外勤務として賃金の支払いが必要です。
1.研修教育の内容が業務そのものか、業務と密接に関連するもの
2.参加が強制されているか、名目上「自由参加」とされていても欠席すると何らかの不利益措置がある
3.職員自身の労働安全衛生に関する教育
したがって、看護職員の院内研修を一律に「自己研さん」と位置付け時間外勤務手当を不支給とすることは、違法となる疑いがあります。所定労働時間内に研修を実施するか、時間外勤務手当を支給する必要があります。』
医療業界ですので、病院としての質の均一化や病院の方針の認識周知、学習機会の促進はあってしかるべきです。
それがひいては病院の質を形成するという意味では、あるべきだと思ってます。思ってますが、業務の一部だから金払えよと思うわけであります。
仕事内で会議をするのは当然です。完全に仕事なんです。
今、私は『ナースときどき女子』でコラム書かせてもらう機会をもらっていて、Twitterでも看護師の方と繋がることが多いのですが。
特に看護師1年目の方たちのTwitterを見ていると、本当に特異な業界なんだなと感じます。
・人間関係(お局や医師など)
・患者さんの対応
・働き方(特に夜勤)
・病棟ルール
などなど…
社会人1年目というのは、ただでさえ色々なストレスがあるものです。時代が違えば、考え方も違う。でも、人で回る職場なら人には人として接しないといけないと私自身は感じています。
タイムリーではありますが、故・野村克也監督はこうも言ってます。
『コーチの第一義は、
自信を無くしている、
目標を失っている選手に、
いかに意欲を出させるか、ということ。』
『自分の持っているイメージと違うと、
すぐ矯正しようとする。
こんな上司のもとにいる部下は不幸。』
『「叱る」と「褒める」というのは同意語だ。
情熱や愛情が無いと、叱っても、
ただ怒られているというとらえ方をする。』
野球と看護業界を並列で述べるつもりは毛頭ありませんが、人を大切にして、人が辞めないよう身近に少しでも理解してくれる人がいてくれることを望むばかりです。
人が辞める理由はなんなのか?は、数字が読める人であれば簡単に考察できるはずですし、管理職そして経営陣にはよーく理解してもらうことを同時に願っております。
私は民間の会社のサラリーマンなわけですが、今は時代も変わったのか多様性を意識してるなという場面に遭遇する機会が多くなってきたと思います。
人が辞めないように就業者の意識をある程度汲み取り、囲い込みをしてるのもそうですし、労働者に同一性を強要しないというのも肌で感じます。いわゆる強みを伸ばすようなマネジメントですね。
一方、看護師業界はというと秀でたところを求めるというより、オールラウンダーやゼネラリストを重宝するような印象です。(ハルオの個人的な印象です)
もちろん職種としてそこを求めるのは当然っちゃ当然なんですけど、そこを評価軸として確立してしまうと、看護師はオールラウンダーしか生き残れないという結論になるかと思います。
看護師になったはいいけどついていけないから退職して別の仕事をする、なんて話は結構周りでも溢れてるのではないでしょうか。ちなみに奥さんの友人でも何人かいます。
そんな話を聞くにつれ、サラリーマンの私は「(業界が)残念だなぁ」と思うのです。
私はたまたま奥さんが看護師であり、看護師経験がない中でこういったコラムを書かせていただきましたが、看護師の方が健やかに働ける環境になることを願っております。
看護師ではないですが、奥さんを見ていて大変な仕事であるというのは理解してます。
前回のコラムでも書きましたが、看護師はロボットで代替できる仕事ではありません。看護師だから出来ることがたくさんあると思います。
仕事の性質上、精神を擦り減らしたり、夜勤で命を削って働いているのも尊敬に値します。そして、変えようと思っても変わらない現実があるのも事実でしょう。
ただ、これだけはハルオと約束願いたい。
健やかに働けなくなったら、色々な職場や働き方を模索してほしいし、身近な人に相談してほしい。あなたが思っている自分の世界が全てではないのですから。
ということで締めたいと思います。これまで6回に渡りありがとうございました!
【イラスト】
gaamiii
Instagram:@gaa_miii
【「奥さんは看護師」バックナンバー】
【ハルオ プロフィール】
看護師を妻に持つサラリーマン。
看護師のいる家庭のリアルや、サラリーマン目線で見る看護師について発信している。
ブログ:奥さんは看護師.com
Twitter:@Haru_Ltd
記事の制作について
「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。
キャリア
働く場所
選考対策
資格
その他
読みもの
連載