看護師国家試験の合格ラインを知りたいという方も多いでしょう。看護師国家試験は看護師になるための第一歩なので、とても難しそうなイメージを抱く人も多いはず。看護師国家試験の合格率自体は高いものの、基礎をしっかり身につけ、適切な対策を行う必要があります。そこで、このコラムでは試験に向けた対策や出題内容をご紹介。看護師国家試験を受ける際の参考にしてみてください。
看護師国家試験は看護師になるための試験です。この試験は受験者をふるい落とすのではなく、看護業務を遂行するにあたって十分な知識を持っているかをチェックするために行われます。大学や専門学校で看護師になるための知識と実習経験を積み重ねて、看護師国家試験に臨みましょう。
看護師国家試験の合格率は、平均90%前後と非常に高い数字になっています。2020年度の第109回看護師国家試験の合格率は89.2%でした。なお、過去10回の合格率は以下のとおりです。
・第100回:91.8%
・第101回:90.1%
・第102回:88.8%
・第103回:89.6%
・第104回:90.6%
・第105回:89.4%
・第106回:88.5%
・第107回:90.1%
・第108回:89.3%
・第109回:89.2%
参照元
厚生労働省
第109回看護師国家試験の合格発表
上記のように合格率は平均90%で推移しており、看護師国家試験の合格率の高さが分かります。新既卒別の合格率を見てみると新卒者の平均は90%以上となっていますが、既卒者は平均40%と少なく新卒者の半分以下の合格率です。
看護師国家試験は必修問題、一般問題、状況設定問題の3種類で構成されています。全部で240問あり、300点満点の試験です。2021年1月現在では、必修問題50問、一般問題130問、状況設定問題60問という傾向がありますが、今後予告なく変更される可能性があるため、臨機応変に対応できるよう心構えをしておきましょう。
看護師国家試験の合格基準は、毎年厚生労働省から発表されます。しかし、ボーダーラインが毎年同じというわけではなく、その年によって変動する可能性があるため注意が必要です。
必修問題と一般問題を1問1点、状況設定問題を1問2点とした場合、必修問題は50点中40点以上、一般、状況設定問題は250点中155点以上が合格です。
ただし、必修問題の一部を採点から除外された受験生は、必修問題の得点を49点中40点以上、または、48点中39点以上が合格になります。
必修問題と一般問題を1問1点、状況設定問題を1問2点とした場合、総合点が145点中87点以上を取得した者を合格とする。
一般問題を1問1点(74点満点)、状況設定問題を1問2点(70点満点)とした場合、総合点が144点中87点以上を取得した者を合格とする。
ただし、問題の一部を採点から除外された受験生は、総合点が143点中86点以上を取得した者が合格となります。
看護師国家試験は、必修問題と一般、状況設定問題両方の合格点以上の点を取らないといけません。なので、どちらか片方だけ合格点に達しても、試験に合格とはならないので注意しましょう。
看護師国家試験を受けるにあたり、試験に向けた勉強以外に備えておくと良いことを紹介します。
受験願書などの書類の準備はもちろんですが、それ以外にやっておくと心に余裕ができることをいくつか紹介します。
自分がどの会場で試験を受けるのかを確認しましょう。また、自宅から会場に行くまでどのくらい時間がかかるのか把握することも大切です。
試験開始時間に遅れてしまっては元も子もありません、余裕をもって会場に向かいましょう。また、電車を利用する場合、休日でダイヤが変わる場合もあるので注意が必要です。
受験票や筆記用具、弁当などを忘れないようにしましょう。また、毎年2月に実施されるため、インフルエンザなどの感染症予防対策としてマスクをすることも大切です。
試会場に到着してから確認しておくと良いことを紹介します。
試験中に鳴ってしまうと失格となる場合があります。スマートフォンや音の出る電子機器は電源を切っておきましょう。
当日は多くの受験者がいるため、会場内のトイレは混む可能性があります。試験中、途中退室をすることがないように前もって確認しておきましょう。
上記のように事前準備を行うことで、緊張を和らげることができます。会場の雰囲気にのまれて緊張したり、不安になったりするかもしれません。ですが、リラックスして落ち着いて試験に臨めば合格に近づけるでしょう。
看護師国家試験の受験から合格までの一連の流れを確認しましょう。
毎年2月中旬の日曜日に実施され、令和3年の試験日は2月14日(日曜日)です。
北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県の各試験会場で行われます。
人体の構造と機能、疫病の成り立ちと回復の促進、健康支援と社会保障制度、基礎看護学、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学、在宅看護論、看護の統合と実績からなる11科目です。
いずれかに該当する方が試験を受けることができます。
1.看護師になるために必要な学科を修めて卒業した者
2.3年以上看護師になるために必要な学科を修めた者
3.都道府県知事の指定した看護師養成所を卒業した者
4.3年以上業務を遂行している、または、指定された学校において2年以上修業した准看護師
5.海外の学校・養成所を卒業し、試験を受け看護師になるための知識・技術を取得していると認めた者
6.日本とインドネシア・フィリピン・ベトナム間の協定に基づき、日本語と看護導入研修が終了し、病院で看護師の監督の下、国家資格の取得を目標として就労している外国人看護師候補者で、厚生労働大臣が看護師になるための知識・技術を取得していると認めた者
7.過去に日本とインドネシア・フィリピン・ベトナム間の協定により受験資格を認められた者
8.保健婦助産婦看護婦法の一部を改正する法律附則第8項に規定する者
保健師助産師看護師法施行規則第2号様式により作成し、氏名は戸籍に掲載されている文字を使用しましょう。
出願6ヶ月以内に撮影した写真を使いましょう。この際、脱帽した状態で正面から撮影されたものでなくてはなりません。サイズは縦6cm、横4cm。裏面に撮影年月と氏名を記載したら、厚生労働省や看護師国家試験運営本部事務所から交付される台紙に貼り付け、台紙に所定の事項を記入して提出します。
縦23.5cm、横12cmのもので、表面に郵便番号と宛先、氏名を記載し、529円(定形郵便94円+一般書留435円)の郵便切手を貼り付けて書留の表示をしましょう。
指定学校の修業証明書、または、3年以上看護師になるのに必要な学科を修めたと判断されたことを証明する書類、もしくは、修業見込証明書、指定養成所の卒業証明書、卒業見込み証明書のいずれか
1.指定学校の修業証明書、または、2年以上修業したと判断されたことを証明する書面、もしくは、指定養成所の卒業証明書、卒業見込み書のいずれか
2.准看護師免許の写し
看護師国家試験受験資格認定書の写し、または、国家試験受験資格認定にかかる申請審査中証明書の写し
※郵送により原本照合を受ける場合、看護師国家試験受験資格認定書の原本と返信用封筒を同封します。
受験資格により、提出する書類が変わります、詳しくは厚生労働省のWebサイトを確認しましょう。
参照元
厚生労働省
看護師国家試験の施行
3月下旬に、厚生労働省のWebサイトの資格・試験情報のページに掲載されます。発表の際は受験地と受験番号が掲載されるので、忘れずに確認しましょう。
看護師になるためには看護師国家試験を受験し、合格する必要があります。試験となると身構えてしまうかもしれませんが、落ち着いて試験を受ければより良い結果が出せることでしょう。
看護師の仕事をお探しの方は「看護のお仕事」を利用してみませんか?
看護のお仕事では、キャリアアドバイザーがご希望に沿った求人を紹介します。転職はもちろん、看護師の求人探し、面談の日程調整や条件交渉などはアドバイザーが担当。サービスはすべて無料となっており、転職エージェントの利用が初めての方も安心してご利用いただけます。
記事の制作について
「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。
キャリア
働く場所
選考対策
資格
その他
読みもの
連載