看護学校の面接を受ける方に向けて、事前準備のコツや当日の注意点をご紹介します。面接前にはよくある質問を把握し、あらかじめ回答を考えることが必要です。加えて、身だしなみのマナーや話し方にも気をつけて、面接官に良い印象を与えましょう。このコラムでは、よくある質問と答え方も紹介します。面接に落ちる人の特徴もまとめたので、参考にしてください。
看護学校の面接では、学科試験の点数では測れない、看護師としての適性や人柄がチェックされます。面接対策の一貫として、まずは面接官が評価している項目を把握しましょう。
面接では、社会人としての基本的なマナーが評価されています。見た目や話し方が相手に与える印象は大きいので、面接前に以下のポイントをチェックしておきましょう。
身だしなみのチェックポイント
・シャツやジャケット、スカートなどがシワだらけになっていないか
・ヒゲが伸びていないか
・髪色が極端に派手過ぎないか、ボサボサではないか
・靴が汚れていないか
・爪は長くないか
姿勢のチェックポイント
・猫背ではないか
・椅子の背もたれに寄りかかっていないか
話し方のチェックポイント
・早口になっていないか
・言葉遣いが丁寧であるか
・ハキハキと滑舌よく話せるか
・面接官へ視線を向けて話しているか
・笑顔はあるか
面接官は、学生が看護学校でどんなことを学びたいのかを知りたがっています。
看護を学ぶ意欲を伝えるには、あらかじめ看護の仕事内容を理解することが大切です。実際に看護師として働く人に話を聞いたり、学校の説明会に参加したりして、自分がなぜ看護に興味を持ったのかを整理しましょう。また、仕事内容と同時に、看護師の大変さややりがいを知ることで、看護師に対する理解が深まるでしょう。
毎日、多くの患者さんと接する看護師。相手と上手くコミュニケーションがとれないと、患者さんが不安や疑問を気軽に話しにくくなり、看護師として患者さんの病状をきちんと把握できません。
面接では、話すときの言葉づかいや、質問とズレのない回答をしているか、といった点を通してコミュニケーション能力が見られています。面接中は笑顔を心がけ、明るくはきはきとは話しましょう。
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続いて、看護学校の面接で気をつけたいことをご紹介します。前日までと当日に分けて注意点をご紹介するので、面接前に確認してください。
面接前日までに、以下のことを済ませておきましょう。
面接の時間どおりに会場にたどりつけるように、場所や使用する交通機関を確認しましょう。心配であれば、事前に会場まで足を運んで、実際のルートを確認するのがおすすめ。また、電車遅延などのトラブルがあったときに備えて、複数のルートを調べておくと安心です。
当日は天候によって交通機関に影響が出る可能性もあるため、前日には天気予報も確認してください。
前日は早めに就寝して面接当日に備えましょう。早起きすると気持ちに余裕が持て、落ち着いて面接会場に足を運べます。夜型で早い時間に寝付けない人は、面接の何日か前から早寝早起きの習慣をつけると良いでしょう。
面接当日は、待機時間の過ごし方や入退室のマナーに気をつけてください。
同じ看護学校を受験する友人がいたり、現地で仲良くなった人がいたりしても、面接を待つ間の会話は控えましょう。面接官は、待っている間の様子もチェックしています。知っている友人なら、事前に「当日は無駄話なしでいこう」と話しておくのも良いでしょう。姿勢を正して、面接前に身だしなみの最終チェックをしてください。
面接で入室するときには「失礼します」、自己紹介のあとには「よろしくお願いいたします」、退室時には「ありがとうございました」と挨拶します。相手の目を見て、おじぎをしながら挨拶すると丁寧な印象になります。
面接でよくある失敗が、面接官が最後まで話し終わらないタイミングで返答してしまうことです。意欲を伝えたいからといって、相手が話し終わる前に話し始めると失礼になってしまいます。面接官の話は最後までしっかり傾聴したうえで、回答を伝えましょう。
面接が終わって緊張から解放されると、周りの人と大きな声でおしゃべりする人がいます。しかし、面接会場では誰に見られているか分かりません。会場を出るまでは、落ち着いた行動を心がけましょう。
学生の場合は、面接には学校の制服を着ていけば問題ありません。社会人の方が面接を受ける際の服装は、スーツが基本。特に指定がない場合は、スーツを着用して面接を受けます。
スーツは入学式でも着用するので、スーツがない場合は新しく購入することをおすすめします。スーツ選びに迷ったら、濃い紺色や灰色といった落ち着いた色合いのスーツに、白いワイシャツを合わせるのが良いでしょう。
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看護学校の面接には、いくつかの形式があります。面接形式ごとに注意点が異なるので、確認しておきましょう。
受験者一人に対して面接官一人、もしくは複数人が対応する面接形式です。回答を掘り下げられることが多いので、志望動機などは詳しく答えられるように考えておきましょう。
受験者数人に対して面接官一人、もしくは複数人が対応する面接形式です。質問に対して受験者が順番に回答していくのが主な流れ。ほかの受験者の回答への感想を求められたり、「あなたはどう?」と聞かれることもあるので、人の話をしっかり聞いておくことが大切です。
また、集団面接ではほかの人の回答時間を考えて長く話し過ぎないこともポイント。回答は要点を絞って簡潔に伝えるように心がけましょう。
受験者複数人がチームになり、指定のテーマについて議論する形式です。討論を通して評価されるのは、発言内容やチーム内での役割、積極性、協調性など。自分の意見を主張するだけではなく、相手の意見を受け入れられるかどうか、意見を出していない人に声をかける配慮があるかどうか、といった点も見られています。
看護学校の面接では、どのような質問をされるのでしょうか?ここからは、面接でよくある質問と回答のポイントを紹介していきます。
なぜ看護師になりたいと思ったのか、過去の経験からその理由を考えてみましょう。エピソードを振り返るときは、その場面を具体的に振り返るのがコツです。たとえば、「自分が入院したときに看護師さんが親切にしてくれた」という経験がある場合、どんな風に親切にしてくれたのか、そのとき自分はどんな風に感じたのか、といったことを振り返りましょう。エピソードを深堀りすることで、看護師を志望する具体的な理由が見えてきます。
また、「親に薦められたから」「給与が高そうだから」といった理由は志望動機として説得力がないので注意してください。きっかけはそうだったとしても、看護師の仕事ややりがいを調べて、自分が積極的に看護師になりたいと思う理由を見つけ出しましょう。
回答する際は、看護師になりたい理由ではく、「なぜその学校を選んだのか」を説明するようにしてください。
「実習先が豊富で実践的な力が身につくと思ったから」というように、学校の特徴を把握したうえでその学びたい理由を述べましょう。そのためには、あらかじめ学校の教育内容や理念について調べることが必要です。
長所を説明するときは、まず結論(長所)を述べた後にそれを裏付けるエピソードを紹介しましょう。「私の長所は明るいところです。誰とでも話せるので、学校や塾ではすぐに友達ができます」という風に、裏付けとなるエピソードを加えると回答に説得力が出ます。
短所を答えるときは、改善するためにしていることを合わせて説明するのがポイントです。仮に、「マイペース過ぎるところがある」が短所だったら、「短所を克服するために、時計を気にしながら計画的に行動するように意識している」などの心がけを伝えると良いでしょう。
面接の最後に、面接官が受験者に質問がないか聞くことがあります。何か確かめておきたいことがあれば、質問して疑問を解消しましょう。特に質問がなければ、「特にありません」と回答すれば問題ありません。アピールし忘れたことがあれば、「質問はありませんが、最後に一言よろしいでしょうか?」と尋ねてたうえで、自分の思いを伝えましょう。
部活動や勉学など、高校時代に力を入れた経験を回答しましょう。アルバイトなど、学校生活から離れた話題は避けるのが賢明です。
面接官が気になる時事ニュースを聞くのは、「日ごろから社会に関心を持って行動しているのか?」「どんなことに興味を持っている人物なのか?」を知るためです。できるだけ最近のニュースを選び、そのニュースが気になった理由までを回答できるように準備しましょう。面接前は、特に医療系のニュースをチェックしておくのがおすすめです。
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最後に、看護学校の面接に落ちる人の共通点をまとめました。面接を受ける際は以下の点に気をつけるようにしましょう。
「声が小くぼそぼそ話す」「友達と話すような砕けた言葉遣いをする」「入室時の挨拶をしない」などはすべてマイナスの評価になってしまいます。
回答の内容以前に、話し方や言葉遣い、挨拶の有無は面接でチェックされている項目です。看護師は患者さんと直接接する仕事なので、気持ちよく他人とコミュニケーションがとれるかどうかを重視されます。緊張すると声が小さくなる人も多いですが、相手が聞き取りやすい声の大きさで話すこと、明るく挨拶をすることは必ず意識してください。
質問とズレた回答をすると、コミュニケーション能力がないと判断されて不合格になる可能性があります。たとえば、その学校を選んだ理由を聞かれたときに、看護師になりたい理由を答えるのは回答がズレている例です。面接官の質問は最後まで聞いてから回答しましょう。
あらかじめ用意した回答を棒読みすると、「自分の言葉で話していない」と思われ意欲が伝わりません。回答は一字一句丸暗記するのではなく、要点やキーワードだけを暗記しておくと良いでしょう。
また、書籍やインターネットの例文を真似た回答も不合格につながります。自分で考えていない回答は深堀りされたときに詳しく説明できないので、回答は自分の言葉で考えることを大切にしてください。
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