看護師を目指している人の中には、できるだけ最短で資格を取得したいと思っている方もいるでしょう。看護師として活躍するには、看護学校などに通い医療の知識を身に付ける必要があります。このコラムでは、最短でどのくらいで資格が取得できるのか紹介します。早めに資格を取得したいと思っている方や、社会人から看護師を目指す方はぜひ参考にしてみてください。
看護師は、正看護師と准看護師の2つの種類があります。業務上大きな差はありませんが、それぞれの資格の違いを見てみましょう。
正看護師になるためには、厚生労働大臣から発行される国家資格が必要です。正看護師の資格を取得するには、看護学校に入学して一定以上の単位を取得しなければなりません。また、正看護師は、業務上自らの判断で医療行為を行うことができ、看護管理職などへのキャリアアップも可能になります。
准看護師になるためには、各都道府県知事から発行される免許が必要です。准看護師の資格を取得するには、指定された看護学校や養成学校で、各科目合計1,890時間学びます。業務上医療行為を行えますが、自らの判断で行うことはできません。また、看護管理職などにキャリアアップを考えている場合、正看護師の資格が必要になるところがほとんどです。
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看護師資格を取得するには、最低5年間の年数が必要になります。そのため、最短20歳で看護師として働き始めることも可能です。各進路ごとにどのくらいの年数が必要になるか比べてみましょう。
高校卒業後に4年制の看護大学に通って試験を受けるコースです。また、助産師や保健師に特化した大学もあるため、卒業後の選択肢を広げることが可能に。また、4年制大学を卒業していなければ、看護管理職にキャリアアップできないといった病院もあるため注意が必要です。
高校卒業後に法律で定められた看護師養成所に通って試験を受けるコースです。最短3年で試験を受けることができます。看護師養成学校は実習研修が多く組み込まれており、助産師や保健師などは専門のカリキュラムで学ぶことも可能。看護師を目指す人に多い進路となっています。
中学卒業後、5年一貫の看護師養成学校に入学するコースです。試験に合格すれば、最短20歳で看護師として働くことができます。ただし、受けられる試験は准看護師のみのため、正看護師の資格を取得したい場合は、新たに正看護師のカリキュラムを学ばなければいけません。
准看護師として働き、そこから指定された学校に通って看護師国家試験を受けるコースです。看護師として働きながら、休みの日や夜間に学校に通う人も少なくありません。
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看護師は年齢制限がないため、社会人として数年働いてから看護師を目指すことができます。中には、40代から看護師を目指した方も。もちろん無資格の場合は、資格を取得するところからスタートでしょう。
正看護師の場合、学校によっては授業のほとんどが日中に行われるため、働きながらだとかなり厳しいことが予想されます。しかし、准看護師の場合、夜間定時制を実施している学校もあるため、働きながら資格取得を目指すことができるでしょう。
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ここ数年で社会人を経験してから看護学校へ入学した40代以上の方は増加傾向にあります。これにより、ナースセンターと人材紹介会社との連携が強化され、看護師を目指す社会人向けにさまざまなサポートが受けられるようになりました。また、退職後1年以内に看護学校の授業を受ける45歳以下の方は「教育訓練支援給付金」を利用することができます。
参考
厚生労働省
教育訓練給制度
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看護師資格を取得すると選択肢が増え、キャリアアップが図れるでしょう。看護師資格取得後は、どのような進路があるか紹介します。
正看護師の資格を取得していると、看護管理職を目指すことができます。看護管理職は、施設内の医療が円滑に稼働するように管理をしている職種です。看護業務より事務仕事が多くなる傾向があります。
看護主任は、現場看護師の上位にあたるポジションです。看護師への指導や相談、看護師長の補佐が主な業務となります。看護管理職の中でも、一番現場に近い管理職となっており、高レベルのコミュニケーション能力が必要になるでしょう。また、看護主任になるためには、10年以上の臨床経験が必要です。
看護部長は現場看護師を総括し、看護主任とともに看護の向上を図ります。看護師をまとめるだけではなく、施設運営も考えなければならないため、看護主任よりも高いコミュニケーション能力とマネジメント能力が必要になるでしょう。また、看護部長になるためには、15年以上の臨床経験が必要になります。
看護部長の主な業務は、施設内の看護師や主任・師長を含む全職員をまとめることです。また、病院経営者の1人として病院を運営する役目も担っています。マネジメント業務が中心となるため、コミュニケーション能力のほかに、問題分析力や医療経済に関する知識も必要になるでしょう。看護部長になるためには、25年以上の臨床経験が必要になります。
看護師は特定の分野を学ぶことにより、認定看護師・専門看護師の資格を取得することも可能です。2つの資格はそれぞれどのように違うのか確認しましょう。
認定看護師は、特定の分野において高度な技術と豊富な知識を用いて、高水準な看護を実施します。認定看護師になるためには、看護師資格と5年以上の実務研修、認定看護師教育機関で6ヶ月間の教育を受けなければいけません。2020年度から新たに教育が開始された19分野を紹介します。
・感染管理
・がん放射線療法看看護
・がん薬物療法看護
・緩和ケア
・クリティカルケア
・呼吸器疾患看護
・在宅ケア
・手術看護
・小児プライマリケア
・新生児集中ケア
・心不全看護
・腎不全看護
・生殖看護
・摂食嚥下障害看護
・糖尿病看護
・乳がん看護
・認知症看護
・脳卒中看護
・皮膚・排泄ケア
専門看護師は、専門的な技術や知識を持ち、各機関との調整や研究を行います。専門看護師になるには、看護師資格と看護系大学院課程の修了、5年以上の実務研修が必要です。特定されている13分野を紹介します。
・がん看護
・精神看護
・地域看護
・老人看護
・小児看護
・母性看護
・慢性疾患看護
・急性・重症患者看護
・感染症看護
・家族支援
・在宅看護
・遺伝看護
・災害看護
参考元
日本看護協会
専門看護師・認定看護師・認定看護管理職
特に女性看護師の場合、出産や子育てによる休職や退職、事情によりやむを得ず退職といったことも。誰しも今後のライフプランが立てられるわけではありません。しかし、将来どうなりたいかを主体的に考えることによって、自身のすべき行動が見えてくるでしょう。同じ病院で働くのであれば、人材教育などの長期的な方法も合うかもしれません。また、認定看護師や専門看護師といった資格があれば、より専門的な看護を行うことも可能です。
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