
チームとして手術に関わる外科医と手術室看護師。チームの絆を深めるために手術以外の時間も有効利用しています。
今回は、手術以外でのドクターと手術室看護師とのコミュニケーションについて紹介したいと思います。手術を行うチームメンバー同士、お互いを知ることで、相手に対する思いやりやチームの柔軟性を高めることができますよ。

ドクターと手術室看護師は、一緒に勉強会を行うことが多々あります。新しい術式や器械、薬剤を導入するときなどです。また、他施設の設備や、そこで行われる手術を見学に行くこともあります。自分たちの施設で同様の手術を行うことができるかどうかや、必要な器機や足りない部分を学ぶためです。
一方で、薬剤、手術機器関連の業者を招いて勉強会を開催することも少なくありません。術式や解剖を理解するために、ラボを開いてドクターから介助のポイントを教えてもらうこともあります。手術室看護師も、動物の臓器や組織で剥離や縫合などの手術操作を体感することによって、医師の立場で適切な介助を考えることができるようになります。
看護師サイドからも、必要に応じて術中ポジショニングや体圧分散用具、患者さまの体温調節などに関する勉強会を企画して各科の医師と勉強、練習をすることもあります。
忘年会シーズンは、各診療科毎に病棟や外来で忘年会をするところもあるでしょう。手術室も麻酔科と一緒に、外科系ドクターや病理診断医、臨床工学技士、薬剤師らと忘年会を企画するところが多いかと思います。
とくに外科系診療科、病棟の忘年会には引っ張りだこになることがあります。外科系ドクターが勧誘をしに来たり、一緒に出し物を企画したりすることも。
そのほか、ドクターの歓迎会や送別会にも招かれることもあり、交流の場がたくさんあるのが手術室の特徴です。

手術が終わると、片付けや翌日の準備をして私たち手術室看護師は帰宅します。一方外科医は、術後の検査結果や患者さまの状態が良ければ1日の仕事が終わるため、時間が合いやすいんです。緊急手術になれば、また夜に顔を合わせることもありますが…。
そのせいか、仕事終わりに一緒に食事に出ることがあります。手術をやりきった後の打ち上げ的な感じかもしれません。
そうした付き合いもあって、手術室看護師と外科医は会話をする機会が多いため、お互いの趣味や好みなんかもよく話すのかもしれません。趣味が合えば、一緒にスポーツなどを楽しんでいる集まりもあります。
土日休みで比較的予定が合いやすいため、バーベキューやゴルフ、釣りなど、誘い誘われコミュニケーションの場はたくさんあるかと思います。
医師との交流は、手術介助を行う上でも大切です。医師の好みや性格を知ることは、大きな武器になります。チームメンバーとしてお互いを知っているということは、呼吸を合わせやすく仕事もスムーズに進むからです。
また、同じ出来事や趣味を共有していると、「疲れてるだろうな」とか「こういう風に進めたいんだろうな」などチーム全体の空気や風向きを読めるようになり、それが円滑なコミュニケーションに繋がることもあるのです。
Writer…suke
Illust…Mana.Ishiguro
Twitter:@mana_utd
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