
ケアマネジャーは、利用者が望む生活に合うサービスを紹介したり、調整したりする仕事です。正式名称は介護支援専門員で、介護と医療をつなぐ役割も果たします。
実際にケアマネジャーとして活躍しなくても、介護保険制度やケアマネジャーの業務について理解することで、看護師としての働き方も変わってくると思います。
受験資格は、指定業務を5年以上かつ900日以上経験することで得られます。つまり、看護師として5年間の経験が必要だということです。
この際、必ずしも介護や高齢者と深く関わりのある部署でなくてはならないという規定はありません。
ケアマネジャーの試験は、大半の都道府県でマークシート方式が採用されています。5つの選択肢から複数解答します。
「介護支援分野」「保健医療福祉サービス分野」の2つの分野から出題されます。介護支援分野が25問、保健医療福祉サービス分野は基礎が15問、総合が5問、福祉サービスの知識等が15問、試験の問題数は合計で60問です。合格率は年によってバラつきがあり、10〜20%です。
看護師なら、医療分野はまず心配しなくても大丈夫です。介護保険制度やケアマネジャー業務については、基本からきっちり押さえておく必要があります。
介護支援専門員実務研修とは、介護支援専門員実務研修受講試験に合格した後に受ける研修です。15日間(87時間)の講義・演習と、3日間の実務研修で構成されています。
これが非常に大変でした。まず、指定会場が遠く、早朝から公共交通機関で通うのが大変でした。講義を休んだり、遅刻があったりするとなかなか振替ができず、講習を終了することができないからです。
私のときは、都道府県内で何箇所か研修会場が設けられる日もあり、別日に休んだ講習内容があれば受講できるので振替が可能でした。しかしながら、基本的には87時間と3日間、皆勤賞を目指さなければケアマネジャーにはなれないのです。
晴れて研修終了後(研修中に書類のやり取りがありました)に登録申請と介護支援専門員証の交付申請をすると、介護支援専門員証が交付されてケアマネジャーになることができます。
研修ではさまざまな職種の方と出会うことができました。ひとりぼっちで受講し始めた研修でしたが、最寄駅から同じ電車で通う方(ケアマネ教材を一式抱えているのでケアマネ研修だなと一目でわかりました)と知り合い、実習を乗り越えるにあたり励まし合ったり大変お世話になりました。
研修中はグループワークも多いため、その都度自己紹介をしたり名刺交換をしたり、各分野でわからないことを質問したりできました。ケアマネジャーといえど、薬剤師、看護師、介護職の方、福祉用具販売員の方、施設長や経営者の方など現職はさまざまです。ランチでも、その都度相席になった方と情報交換ができました。
実習は、ただ課題を出すだけではもったいないです。私の都道府県では自宅住所近くの現場が実習先に指定されたので、ケアマネジャーになった際のつながりや社会資源の情報を得ることもできました。
介護支援専門員証には、5年間という有効期間があります。有効期間の満了日までに特定の研修を修了し更新しなければ、ケアマネジャー(介護支援専門員)として業務に従事できません。
有効期間を過ぎてからでは更新の申請ができず、再研修となります。再研修は初任者研修と被る内容で54時間とかなりのボリュームなので、近々ケアマネジャーとして働く予定がない場合は、試験だけを受けて介護支援専門員実務研修の受講自体を見送るほうが賢明でしょう。
Writer…suke
Illust…Mana.Ishiguro
Twitter:@mana__iu
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