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「こんな看護師になりたいと思える人が身近にいるのが嬉しい」施設看護師インタビュー・熊谷 彩音さん

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介護分野で活躍する施設看護師へのインタビューシリーズ。今回は看護師歴3年目ながら、施設看護師として活躍している熊谷 彩音(くまがい あやね)さんを取材しました。看護師だけでなく、多職種との関わりも大事にして学びを深めている熊谷さん。今回は、施設勤務に至ったきっかけや病院と違ったやりがいについてお伺いしました。

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プロフィール
熊谷 彩音(くまがい あやね)さん

「医療法人 輝松会 介護付き有料老人ホーム サンルーム松栄」(福岡県)勤務の24歳。大学卒業後、国立病院の循環器内科・心臓血管外科にて勤務。退職後、同法人の介護老人保健施設に入職したあと、現職。趣味はおしゃれなカフェに行くことだが、最近はあまり外出できないのでNetflixで映画を見ることが多い。



目次

祖母の在宅看護が看護師を目指したきっかけ

――現在の職場で働くまでの経歴を教えてください。

大学卒業後、「看護師はまず急性期で経験を積むべき」とよくいわれますが、私も何の疑いもなく国立病院に入職しました。循環器内科・心臓血管外科の病棟で勤務していたのですが、あまりにも忙しない環境に「思っていた看護師像と違う」とギャップを感じるようになりました。2年目を迎えた頃に、死と直面している状況に精神的にも体力的にも限界を感じしまい、休職することにしたんです。しかし、このまま急性期の病院で働き続けるという想像がつかず、別の仕事を探し始めました。色々探しているうちに、当法人のことを知って入職を決めましたね。最初は同じ法人内の老健で勤務していたのですが、尊敬する先輩が現職の「介護付き有料老人ホーム サンルーム松栄」に異動することになり、私も異動希望を出して後を追い入職しました。サンルーム松栄での勤務は今年の3月で9ヶ月目です。

――現在の職務内容について教えてください。 

利用者様のバイタルチェックや経管栄養の処置、薬の管理といった、健康管理業務がメインです。フロアをラウンドする際は、業務が単調な作業にならないように利用者さまとお話して、しっかりコミュニケーションを取ることを意識しています。病院とは違って一人ひとりと話ができているなと感じることが多いですよ。

――なぜ施設看護師になろうと考えたのでしょうか?

もともと高齢者と関わるのが好きだったからです。小さい頃から祖父母とは仲良しで、家によく泊まりに行って遊んでもらっていました。「看護師になりたい」と思ったのも、祖母が病気になったときに、在宅で治療を受けているのを見たことが一番のきっかけでしたね。
実は、転職活動を始めた頃は美容クリニックで働くことにも興味があったんです。美容クリニックの求人も見ていたのですが、両親や学校の先生に相談していくなかで、「まだ経験も短いし、せっかく免許を取ったのだから、もう少し臨床現場で学んだ方がいいかな」と思うようになりました。とはいえ、病院で忙しない看護を続けるイメージは湧かなかったので、施設看護師の道を選びました。転職を機に看護師を目指そうと思った原点に帰ったのかもしれませんね。

――施設看護師になる前に不安はありましたか?

もちろんありました。実際に働き出す前に、インターネットで施設看護師の働き方について調べていましたが、看護師の人数が少ないこと、ドクターがすぐ近くにいないことが、大変なこととして挙げられていて「私にできるかな?」と思ってしまいました。ただ、悩んでいても仕方ないし、とりあえずやってみるしかないと思い飛び込みましたね。

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先輩から学びながら、看護の楽しさを再認識

――実際勤務してみて、印象は変わりましたか?

いい意味で大きく変わりました。まず感じたことは、看護師が少ない分、団結力が高く、集まってしっかり話し合う機会があるということです。病院に勤めていた頃は、忙しい病棟だったこともあり気軽に先輩に話しかけることもできませんでした。今は処置や対応で困ったことがあれば、先輩が教えてくれます。利用者さま一人ひとりのことをみんなでしっかり考えられることがとても素敵だと思いました。

――施設看護の面白さ・やりがいについて教えてください。

利用者さまやスタッフとしっかりコミュニケーションが取れるところです。看護部の団結力が高いのも魅力ですが、多職種と連携できるのも知識が深まって楽しいですね。病院にいたときは、「医療ケアについては看護部」「リハビリに関してはリハビリテーション部」といったように部署ごとできっちり役目が分かれていました。施設では、PT・OT・介護福祉士といった看護師以外のスタッフとの距離が近く、専門職の意見が聞ける機会が多いです。1人の利用者さまのことを看護師以外の目線からもしっかり考えられるので、病院で業務に追われていたときと比べて、アセスメント能力が上がったと感じます。また、私は学生の頃にバスケットボール部でプレイヤーやマネージャーをしており、もともと「チームプレイ」や「サポート」が好きだったんです。施設看護師の仕事もチームワークが大切なので、バスケと似ている部分があるなと感じますね。

――施設看護の大変なところは何ですか。

やりがいに繋がるところでもありますが、やはり経験が少ない分アセスメントで苦労しています。これに関しては、勉強するしかないと思っているので、本を読んだり、現場で先輩に聞いたりして日々学んでいますね。先輩は優しく教えてくれますが、甘えすぎないように質問時は気をつけています。たとえば、「私はこの処置が必要だと思うが、ほかにどんな方法がありますか?」と意見を伝えてから聞くようにしていますね。これは、病院にいたとき先輩に何か質問すると「聞くだけなら誰でもできるから、まず自分の考えを言いなさい」と言われていたことが大きいです。当時は経験が少なかったこともあり、萎縮してしまうこともありました。しかし、今は答えてくれる先輩がいるので、病院での勤務時代にもらったアドバイスを活かしながら自信を持って質問できています。

――施設看護師として大切にしていることは何ですか?

こちらの都合で動くのではなく、利用者さまの気持ちを優先して動くようにしています。病院だと決まったスケジュールに沿って、今から点滴、この時間はシャワー、という風に進めていました。しかし、施設は生活の場なので、利用者様が好ましいタイミングやお気持ちに合わせて柔軟に対応するように心がけていますね。

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憧れの先輩を目標に、これからも施設看護師として成長していきたい

――これからどう成長していきたいと考えていますか?

今はとても充実しているので、これからも施設看護師を続けていきたいと思っています。これからもっと知識を身に着けて、安心安全に利用者様の生活ケアをしていきたいですね。

あとは、サンルーム松栄に異動希望を出したきっかけでもあるのですが、憧れの先輩みたいになりたいです。先輩は、病院・施設・訪問看護とたくさんの経験があり、かなり知識が豊富なんですよ。面倒見が良いのですが、優しいだけでなくきっちり締めないといけないところは締めるんです。看護師として経験に基づいた意見を伝えられるところもすごいなと思っています。また、仕事だけでなく、2人のお子さんを育てていたり、私のプライベートの話も聞いてアドバイスをくれたりするんです。病院にいたときは、先輩との距離がこれほど近くはなく、生死に直面する状況下にいたため気軽に話しかけられず「こんな先輩みたいになりたい!」と思う余裕もなかったので、今はこの状況がとても嬉しいですね。

――施設看護に興味があるけど迷っている、または施設看護の素晴らしさを知らないというナースへ一言お願いします。

不安はあると思いますが、一度踏み出してみたら良いと思います。若い方や経験が少ない方でも、周りの人に頼りながら勉強することでたくさん知識を身につけることができます。私も実際病院にいた頃よりも、日々楽しく学びながら成長を感じています。病院で得られる知識や経験とは異なりますが、日々成長できる環境だと思いますよ。

――ありがとうございました。

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