勤務中にイラッとしてしまったり、強い怒りの感情に襲われてしまったという経験は、誰でも一度はあるものではないでしょうか。
医療の現場では時間に追われたり、急なトラブルがあったりと、精神的に余裕の少ない状況に陥ってしまうことがどうしても出てきてしまうものです。そんな忙しく働く中で、さらに人間関係のトラブルや衝突などが起こると、怒りを上手にコントロールするのが難しくなりますよね。
「怒り」は、自分自身の精神状態や業務効率にも密接に関わるものであり、コントロールできることはとても重要になってきます。
そこで今回は、勤務中の「怒りのコントロール(アンガーマネジメント)」について見ていきたいと思います。
イライラをそのまま言葉や態度に現してしまうと、周りの人には「自分はこんなに怒っているんだ」とストレートに伝わりますが、その結果が吉と出るか、凶と出るかはわかりません。
多くの場合、現場の雰囲気を下げたり、周りの人の心をネガティブなものに変えてしまうことが多いので、できるならば怒りまかせに言動するのではなく、一度、怒りをおさえて判断できることが望ましいですよね。
怒りをコントロールするのが上手な人は、感情だけに左右されない冷静沈着な対応が身についていて、自分を客観視して状況をよく見ることができる人です。
「ここで私が怒ったらどうなるだろうか?」とイメージできると、怒りが湧いてきても、感情に支配されずに、我に返ることができます。
それでは、怒りをどうコントロールすればよいのか、その方法を見ていきたいと思います。
怒りを抑えるためには、自分はどんなところでイラっとくるのかをできるだけ詳細に思い出し、「自分はこういうシチュエーションに弱い」と認識しておくことも大切です。
「こうなったら私は怒らずにはいられない!」という状況を思い描いてみたり、紙に書きだしてみると分かりやすいかもしれません。
怒りやイラつきが出現するパターンを認識しておくだけで、「今、私はパターンで苛立っている」と冷静な「客観的な自分」を呼び起こす手助けになります。
怒りながらも、こうした「客観的な自分」を持つことで、我慢できそうな部分から我慢をしてみたり、怒り表面化させる以外の「別の方法で問題を解決しよう」と試みようと考えることができるようになり、次第に怒りのコントロールが上手くできるマインドを学べるのです。
「塵も積もれば山となる」のことわざのごとく、日常のイラッが溜まってくると、怒りは爆発しやすくなったり、「怒りグセ」がついてしまい、少しのことでもイラッとしやすくなります。
そうならないためには、日頃から苛立ちを発散することが大切です。
趣味や息抜き、スポーツ、あるいは一人になる時間を持つだけでもいいので、苛立ちを溜め込まないように、リフレッシュの時間も大切にしてください。
「自分は怒りたくないのに、周りが怒らせてくる」というパターンがあります。
実はこうした時は、交感神経が高まっていて、怒りやすくなっているため、周りの人の影響や行動に影響を受けやすく、ちょっとしたことでイラッとしたり、強い怒りを感じてしまう状態なのです。
そんなときは、ひとまず一人になったり、怒ってしまう対象から離れることが必要です。
仕事に没頭してもよいですし、トイレや短い休憩に立つだけでも、何もしないよりはいいですよ。
苛立ちの原因から遠ざかり、一呼吸置くことで、副交感神経と交感神経のバランスを回復させ、精神の安定につながります。
いかがでしたか? 日常でイラッとしてしまうのはしかたのないこと。でも、それを感情のまま周囲にぶつけても、良いことはあまりないでしょう。
怒りのコントロールができるようになれば、自身の精神衛生的にも良いですし、周囲との関係性においても良いことは言うまでもありません。
自分の怒りスイッチを知り、怒りをコントロールできるマインドを学んで、できるだけ穏やかに仕事っができるといいですね!
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