私の働いていた病院は、トレイに乗っている食札を確認しながら患者さんに配膳を行う。
その用紙には食事内容や患者さんの氏名などが記載しており、
多くは用紙も一緒に下膳される。
しかし、患者さんの中には、その用紙に給食課にお礼を書いて返していたり、
用紙の裏をメモ用紙にして日々の健康状態を記録されている方もいたり、それぞれに活用されている。
ある患者さんが、毎日一言添えてトレイに乗せて下膳していたのだが、
「食べることも治療だから、食事を用意してくれている人にとても感謝しているんだよ」
と言っていたことが強く頭に残っている。
“食事も治療の一貫”。
患者さんにとっては、日々の食事はとても大切で、大事にされていることなんだと思った。
中山有香里
【『看護師メシ』バックナンバー】
『看護師メシ』vol.3 ~休憩室を襲う「カップ焼きそば」~
『看護師メシ』vol.4 ~特別感がある「パン屋さんのパン」~
『看護師メシ』vol.10 ~折れた心を癒やした「天津飯」~
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『看護師メシ』vol.13 ~職員食堂の人間模様と「カツ丼」~
『看護師メシ』vol.14 ~落ち込む新人時代と「炊き込みご飯」~
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【プロフィール】
中山有香里
看護師?イラストレーター。著書に『ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術『悲しいくらい人に聞けない看護技術』(メディカ出版)
Twitter:@musashi_0303
Instagram:@zurukan.yukari33
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