医療従事者の業務や訓練、患者の院内生活を支援している企業

2022.11.8

本記事では心にゆとりを持って看護業務を行えるよう支援している企業と、医療従事者のスキル向上に寄与している企業、患者の可能性を引き出す製品を開発している企業をご紹介します。

日々の看護業務を見直したい方や知識をアップデートしたい方、患者の心に寄り添ってサポートできる製品に関心がある看護師の方は、ぜひ最後までご覧ください。

株式会社MGMT

電気機器やネットワーク機器、医療機器、ソフトウェアなど人々の暮らしを支える製品を手掛けている、株式会社MGMT。製品開発は国内で全て行い、産業用機器メーカーならではの確かな技術を駆使して安心できる製品を世に送り出しています。

電子質量計「モニターマン」

▲画像提供:株式会社MGMT

消化器外科や脳神経外科などの医療現場では、術後の患者に対して血液や浸出液、膿といった体内に貯留したものをドレナージによって体外へ排出する医療行為を行う場面がよくあります。
その際、排液バッグの所定容量の限度を超えないように監視し適切なタイミングで交換しないと、排液が溢れてしまい、適切なアセスメントが行えません。業務も増えてしまい、患者にもその動揺が伝わってしまえば不安を抱かせてしまうことにも繋がります。

そうしたドレナージを行う際のアクシデントを最小限に抑えるには、同社が手掛ける電子質量計「モニターマン」を使用すると看護師の業務負担が軽くなるかもしれません。

同製品は、本体のフックに排液バッグを取り付けることで、容器内の排液量を計測できる仕組みになっています。

通常、排液に異常がないかどうかを観察するためにも、看護師が定期的に経過を記録する必要があります。
しかし同製品の場合は、排液量の計測開始からの経過時間や積算量、記録間隔に計測した排液量、過去の記録を確認できるため、万が一、ヒューマンエラーで記録が抜けてしまっても安心です。

そして、事前に多量警告、少量警告、容量警告の3種類の排液量設定を行うことで、警告音と警告ランプで知らせてくれます。
そのため、排液量をオーバーフローさせる心配はありません。

常に監視する必要がないため、看護師の業務の負担も軽減できるでしょう。ひいては、医療チーム全体の仕事のパフォーマンス向上にも期待できます。

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FREE Bionics Japan株式会社

歩行支援ロボットの研究と開発に注力し、外骨格ロボット技術開発のパイオニアとして業界を牽引している、FREE Bionics Japan株式会社。身体不自由者の心に寄り添い、可能性を広げるソリューションの提供を実現させるべく、医療・福祉分野における課題とニーズに着目した技術の開発に挑戦し続けています。

歩行サポート「FREE Walk」

▲画像提供:FREE Bionics Japan株式会社

院内には、脳卒中や脊髄損傷などさまざまな病気が原因で下肢に麻痺が残り、自力での立位や歩行が困難となった患者もいます。

そうした下肢が不自由となった方が、もう一度自分の足で力強く歩くことをサポートするために開発されたのが、歩行支援ロボット「FREE Walk」です。

同製品は下肢に装着するタイプで、股関節部と膝関節部にあるモーターを動かし、立位や歩行、座位といった動作をサポートする仕組みになっています。
モーターを制御するコンピューターは背面部に搭載されており、軽量かつコンパクトなデザインのため使用者の負担はそれほどありません。

独自のアルゴリズムとセンサー感知により動作をサポートし、使用者は上半身の傾きなどの要領を掴めば、自身の意思で歩行することが可能です。自然でスムーズな歩行パターンを再現していることも注目すべきポイントでしょう。(利用場面により、杖操作、リモート操作、ボタン操作があります)

▲画像提供:FREE Bionics Japan株式会社

また同製品は下肢のほか、胴体を固定して装着するデザインとなっており、安全性に優れています。
股関節は90度まで開ける構造で可動域が広いため、下肢が不自由な患者一人でも装着することが可能。足首を保護するデザインが採用されており、下垂足も防止できます。

同社の製品は、歩行が困難となった患者の自力で歩きたいという意欲を高めると同時に、医療従事者にとっても患者のモチベーション維持と心に寄り添った看護を実践するための手段となり得るのではないでしょうか。

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株式会社クロスメディカル

臓器シミュレーターの開発や臓器モデルの製造販売、医療機器の開発など、医療業界に特化したものづくりで事業を展開している、株式会社クロスメディカル。スピードと洗練された技術力、そして「人命救助の一端を担う」ことへの揺るぎない思いで革命的な製品を世に生み出し、医療業界のさらなる技術力の発展に寄与しています。

さまざまな種類のリアルな臓器モデルを展開

▲画像提供:株式会社クロスメディカル

複雑で高度な技術を要する外科手術では、想定外のアクシデントに見舞われることは多々あります。たとえ場数を踏んで多くの経験を積んできた医師であっても、予測不可能な事態が発生することも考えられるため、さまざまなシーンを予測した日常的なトレーニングを重ねておく必要があるかもしれません。

そうした医療従事者の不安を解消し、手技を向上させるためのトレーニング教材として注目されているのが、同社が手掛ける「スタンダード臓器モデル」です。

同製品は、小児から成人までのさまざまなケースを想定した臓器モデルが豊富に展開されており、そのどれもがCTの検査画像などを用いた生体データをもとに製作されているのが特長。そのため、臓器の大きさはもちろん、内部の緻密な構造もリアルに再現されています。本体は軟質の樹脂でできており、任意の箇所の縫合やメスでの切開なども可能です。

▲画像提供:株式会社クロスメディカル

心臓モデルの内部構造は用途によって仕様が異なり、たとえば成人の正常心臓を模した臓器モデル「Cardio Model E.V.」には6ヶ所のカットが入っており、心臓内の構造や4つある弁の位置関係などを視覚的に確認するのに役立ちます。

一方、通常の「成人正常心モデル」にはカットされている部分はなく、代わりに冠動静脈の内腔が空洞となっているためカテーテルやガイドワイヤーなどの挿入が可能で、カットの手技トレーニングに最適です。
中には、質感が実際の臓器に近いウェットタイプもあり、より本物さながらのシミュレーションができるでしょう。また、透明タイプは血管内のカテーテルなどの挙動を確認できるのがポイントです。

そして、同社では「オーダーメイド臓器モデル」も展開しています。
心臓以外にも、さまざまな臓器の病変部位を3Dモデル化することができ、材料や工法、不要部位の削除など要望に応じて適宜対応。依頼者にとって本当に必要な臓器モデルを精巧な技術で素早く提供できるのは、同社が医療業界に特化したものづくりを突き詰めて得た強みなのではないでしょうか。

同社の製品は、医療従事者の手技を向上させると同時に、医療チーム全体のパフォーマンス向上にも繋がることでしょう。

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