
人々が健やかに暮らせる未来のために、幾多の企業が自社技術を駆使し、医療用製品の開発に参入しています。
そこで本記事では、待合室の混雑軽減を促すクラウド型呼出システム、母乳や粉乳を加熱・保温できる温乳器、国産オーダーメイドの頭蓋変形矯正ヘルメットの開発・製造に取り組む企業に注目し、紹介しています。
「安心して快適に働きたい」「より良いケアを実践したい」そんな思いを持つ看護師さんは、最後まで一読されることをおすすめします。
セイコーソリューションズ株式会社は、セイコーグループの事業会社として、複合化するユーザーニーズに対して、コンサルテーションからシステム構築、運用管理まで最適なシステムソリューションをワンストップで提供。IoT・AI・セキュリティソリューションをコアとして、金融・流通・製造・医療をはじめとする幅広い業種・業界において企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。
医療分野で役立てられるサービスには、ネットワーク機器の高精度な時刻同期が可能なNTPサーバーとそれに連動したNTPクロックの他、受付や待合室の混雑解消に期待できるお客様呼出システムなどがあります。
医療の質・生産性の向上を後押しする画期的なシステム機器に興味がある看護師さんは、同社の製品を覗いてみてはいかがでしょう。

「Ready Call」は、携帯電話網を利用したクラウド型の呼出システム。管理タブレットを操作するだけで簡単に呼出端末もしくは個人のスマホへの呼び出しができるため、院内の混雑軽減はもとより、患者さんの待ち時間のストレス軽減にもつながります。
さらに、呼出端末に特殊な抗菌塗装がされているのも魅力です。
ちなみにスマホの呼び出しには、LINEサービスを採用。そのため、スマホ利用者側が別途インストール等をする手間を省けます。
加えて、LINE上ではオリジナルのメッセージを作成することが可能なため、業務や状況に合わせたやりとりができます。
また、LINEミニアプリの呼出状況を見ることで、相手がメッセージを読んだかを確認できるのもメリットです。

大きな声で名前を呼ばなくて良いため、プライバシー保護になるだけでなく、耳が遠い方でも安心して呼ばれたことに気付けるでしょう。
同様に、患者さんの付き添い人に端末を渡し、必要時に呼び出すという使い方も可能です。
ちなみに同製品はレンタル式で、同社に連絡をすると呼出端末と管理用タブレットが貸し出される形になっています。
待合室で患者さんが混雑していると、バタバタ焦ってケアの質が落ちてしまったり、時にはクレームが発生してしまったりするものです。
看護師側にとっても、患者さん側にとってもストレスフリーな環境を作るために、ぜひ同製品の導入を検討してみると良いでしょう。
エイシン電機株式会社は、創業1976年より40年以上にわたり、適温を追究する技術とノウハウを磨いてきた企業。
フライヤー・焼き芋機・蒸し器・ホットショーケースなど、さまざまな電化厨房機器を手掛けています。
同社の強みは、丈夫で長持ちな製品づくりにこだわっているところ。万全な検査体制を整え、メンテナンスも自社で対応しています。
開発から製造、メンテナンスまでをすべて担う同社は、その知識と経験を生かし、ユーザーの要望を形にするオーダーメイド開発も行っています。
そんな同社は医療分野の製品開発にも着手し、母乳・ミルクの温乳器や解凍器、哺乳瓶用の消毒器を提供しています。
産婦人科に従事している看護師さんは、ぜひ製品内容をチェックしてみてください。

これまで母乳温乳器は水加熱方式が一般的でしたが、緑膿菌などの雑菌が発生する可能性があることが問題視されていました。
そこで画期的な技術でその問題を払拭したのが、温風循環式温乳器「Mil-on」です。
同製品では、温風を強制循環させるドライ方式で、冷蔵庫で保管した母乳を人肌程度(36℃~39℃)に加温・保温することができます。
温度を自動制御できる機能を搭載しており、どの部位も温めムラの無い均一かつ一定の温度に保つことを可能にしています。容器内容量の多さに違いがあった場合にも、均一な保温ができる仕様になっています。

他にも、庫内を高温熱風殺菌消毒できる自動殺菌運転機能があったり、庫内の温度をデジタル表記で容易に確認できたりと、安心して使える機能が備わっています。
母乳を、常に安全で均一に加温・保温できる同製品は、看護師さんや助産師さんの授乳業務を手厚くサポートしてくれるでしょう。
グンゼメディカル株式会社は、形成外科・脳神経外科・美容外科・小児外科・心臓血管外科等の幅広い診療科の医療機器を提供している企業です。
革新的なバイオマテリアルとデバイスを用いて、手術や治療を受ける患者さんを支える製品の開発に注力しています。
手術関連製品として、人工乳房や顔面骨用吸収性プレート、癒着防止材や吸収性組織補強材などを手掛けています。
その他、赤ちゃんの頭蓋形状矯正ヘルメットや長期減毛用レーザーといった製品も取り扱い、医療現場のさまざまなニーズに応えています。

新生児は頭蓋骨が柔らかく、外部から頭に圧力がかかると頭蓋骨が変形してしまうことがあります。このような症状を変形性斜頭、変形性短頭と言います。
自然に治るケースもありますが、成長後も頭蓋骨の変形が残る場合もあります。
そんな変形性斜頭、変形性短頭の治療のために作られたのが、頭蓋形状矯正ヘルメット「ReMO baby®」です。
このヘルメットは、医療機関での頭部形状のデータをもとに、一人ひとりの頭の形に合わせて製造されます。尚、同製品の装着開始月齢は生後4~8ヶ月の赤ちゃんを対象にしており、成長に合わせて調整できる仕様になっています。
注目のポイントは、製造の拠点を国内に置いているところで、高品質な仕上がりを実現しています。
外側はプラスチック、内側は柔らかいフォームライナーの素材でできており、貫通した通気口で汗や蒸れを防ぐ構造になっています。

ちなみに同製品は、専門的な研修を受講した医師と義肢装具士のみが扱うことができます。使用の際は医師の管理のもと定期的に診察をしながら、治療を進める流れになります。
日常的に赤ちゃんのケアに当たる看護師さんは、治療の知識として製品情報を参照してみてはいかがでしょうか。
頭蓋変形とは、外からの圧力により新生児の頭蓋骨が変形してしまう症状のこと。変形してしまう主な理由として、妊娠中や出産時の圧力、出生後の向き癖等による外的要因が挙げられます。稀に頭蓋縫合早期癒合症という先天性の病気で起きるケースもあり、その場合、頭蓋形状矯正ヘルメットではなく手術適応となります。
変形の種類は、大まかに「斜頭症」「短頭症」「長頭症」の3つに分けられます。
斜頭症は赤ちゃんの頭の形が左右非対称の状態、短頭症は後頭部が平らになり前後幅が短い状態、長頭症は前後幅が長い状態のことを指します。
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