医療現場の安全を守り、ケアの質向上につながる製品を作る企業

2023.6.5

本記事では、機能性とつけ心地を追求した医療用マスクを製造する企業、カテーテル検査や人工透析に役立つ固定具を手掛ける企業、医療現場のニーズや課題解決に沿った自動精算機を提供する企業を取り上げています。

医療従事者と患者さんにとって有益な製品を知りたい看護師さんは、ぜひ内容に目を通してみてください。

スリーアールソリューション株式会社

スリーアールソリューション株式会社は、デジタル顕微鏡・内視鏡・拡大鏡といった検査機器を主力商品として製造している企業です。その他にも、パソコンやモバイルの周辺機器、衛生用品などの幅広い製品を取り扱い、モノづくりで人々のニーズを形にしています。

その中で強みとしているのが、高度な技術力と企画力とスピード。確かな技術力を駆使した商品企画と充実したサポートを通して、満足いくサービスの提供に努めています。

同社は「あしたの欲しいを実現し、社会を元気にする」をビジョンに持ち、商品・サービスに対する人々の要望を叶えるべく、少し先の未来で求められるものに先回りをして応えることを使命として掲げています。
そのために変化に対応し、挑戦を続ける姿勢を重視し、新たな分野への進出を遂げて既存の枠組みにとらわれない在り方を体現しています。

折り畳み型 NIOSH N95 マスク(20枚入り)

▲画像提供:スリーアールソリューション株式会社

「折り畳み型 NIOSH N95 マスク」は、NIOSH(ナイオッシュ)が制定したN95規格に合格した高性能マスクです。
N95規格とは、約0.3マイクロメートルの試験粒子径を95%以上遮断できる規格のこと。この試験により、5マイクロメートル以下の飛沫核に付着した病原体を95%以上捕集できることが証明されます。そのため、ウイルス・飛沫・微粒子などの遮断が重視される医療現場において多く採用されています。

そんな同製品の特徴は、圧倒的なコストパフォーマンス。1箱(20枚入り)の参考販売価格は1,990円(税別・2023年5月30日時点)で、医療現場のニーズに寄り添う価格になっています。

機能面では4層のフィルター構造になっており、ウイルスや微粒子の侵入をカットし、着用者を感染のリスクから守ります。

▲画像提供:スリーアールソリューション株式会社

そしてつけ心地にこだわっているところも注目のポイント。頭にゴムをかけて装着する形になっているため、ゴムの圧迫で耳を痛めることはありません。加えて、接触面の痛みを軽減するために、伸縮性に優れた素材の平ゴムを使用しています。

さらに、隙間なく密着する3D立体構造で、内側の鼻の接地面にスポンジ付きの金属製ワイヤーが取り付けられているため、フィット感の面でも安心できます。

安心の機能性、つけ心地にこだわった医療用マスクを現場に取り入れたい看護師さんは、ぜひ詳細を確かめてみてください。

株式会社 坂本設計技術開発研究所

株式会社 坂本設計技術開発研究所は、自動車車体部品のプレス金型設計をはじめ、2D/3D設計、3Dスキャン、モデリング、NCデータの作成、加工などを行う会社です。
自動車業界で培った3次元設計技術を応用し、医療業界・産業界・教育機関などあらゆる分野との連携事業も展開しています。

そんな同社は、各分野のプロフェッショナルが集まる「SSTグループ」という異業種モノづくりネットワークを形成しています。ネットワークには、各企業をはじめ、大学・銀行・商工会議所といった支援機関が属しており、それぞれが専門知識と技術を持ち寄り、モノづくりの課題解決に取り組んでいます。

同社はこうした連携事業で得た知見と、長年培ってきた金型設計技術とを駆使し、モノづくりの進化とより良い社会づくりに貢献しています。

カテーテル検査用肘関節固定具「スパイラルシーネ」

▲画像提供:株式会社 坂本設計技術開発研究所

「スパイラルシーネ」は、手首・肘からのカテーテル検査や人工透析の際の止血トラブル、抜管・抜針を予防するために作られた固定具です。患者さんの腕の長さに合わせてカットし、器具に腕を入れてグリップを握り、テープで固定をして使用する形になっています。

同製品の特徴は、肘関節を固定し、検査時・止血時に最適な角度に調節ができるよう設計されているところ。器具を装着すると、腕が自然に外側へひねる状態に固定されます。これにより、動脈へのカテーテルの針の抜き差しを容易にしています。
尚、器具外側側面には2段階の角度が付けられており、検査時・止血時それぞれに適した角度で固定することが可能です。

ちなみに素材には、強度と軽さを持ち合わせた高密度発泡スチロールを採用。発泡スチロールのため、人肌に触れても冷たくないという特性も兼ね備えています。

▲画像提供:株式会社 坂本設計技術開発研究所

さらに、感染症予防のために使い捨てができたり、汚れを簡単に拭き取ることができたりと、医療従事者から視て扱いやすい点も魅力です。

そんな数々の長所を備えた同製品は、「超モノづくり部品大賞」「近畿地方発明表彰」にノミネートされ、受賞しています。
カテーテル検査や人工透析の作業を手厚くサポートしてくれる器具に興味・関心がある看護師さんは、ぜひ概要を調べてみてください。

株式会社 カワニシバークメド

株式会社 カワニシバークメドは、クリニックに特化したICTソリューションを提供している企業。「ICTのかかりつけ医」を目指し、クリニックそれぞれの相談に応じて本当に現場に必要なサービスを提案しています。

同社は医療器材商社として創業100年以上の歴史を持つオルバグループの一員であり、グループがこれまで培ってきた専門的視点を活かし、医療従事者の声に寄り添ったICT化のサポートを実現しています。

事業では、自動精算機の開発をはじめ、HP制作や集患サポート、院内インテリア構築支援を展開。
製品やサービスは全国のクリニックなどで導入されており、医療従事者と患者さん双方の快適な環境づくりに寄与しています。

自動精算機「テマサックPro」

▲画像提供:株式会社カワニシバークメド

「テマサックPro」は、「触れない・触らない・触らせない」の非接触をモットーに開発された自動精算機です。
同製品は利用する方のことを考え、見やすいタッチパネルと簡単な操作性を重視しています。そのため機械操作が苦手な方にもやさしく、すべての人のスムーズな会計作業を手助けしてくれます。

加えて、キャッシュレス対応や多言語対応を標準機能として搭載したり、362日体制でトラブルに対応するサポート体制があったりと、システム・管理の面でもしっかりサポートしています。

そしてシリーズとして、会計業務を完全に自動化したスタンドタイプと、スタッフと患者さんが対面で会計するセミセルフ式のカウンタータイプを用意。完全セルフ化で効率を重視するか、対面のコミュニケーションを取り入れて対話を重視するかを選択することが可能です。
また、1000色以上ものカラーバリエーションを揃えているため、クリニックの内装や好みに合わせたデザインにすることもできます。

さらに同社は自社開発で中間コストを削減し、現場に必要な機能だけを集約した設計にして、コストパフォーマンスの良い価格で機器を提供しています。

▲画像提供:株式会社カワニシバークメド

同製品があれば会計の待ち時間解消や会計ミスの防止、非接触で感染症対策ができたりと、あらゆる課題の解決につながります。
クリニックの会計業務をより簡単、便利にしてくれる自動精算機を取り入れたい看護師さんは、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょう。

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