
医療機関ごとに、方針や目指したい方向性、理想とする医療の形は異なります。本記事では、そうした理想の医療サービスを追求する思いや、院内で実践している取り組み、職場の雰囲気が垣間見える記事を集めてみました。
これらの記事に目を通して、看護師としての意義や喜びを再確認し、今一度自分を振り返るきっかけにしてみてくださいね。

株式会社M-styleを運営母体とする訪問看護ステーションまぐねっとは、精神科特化型の訪問看護事業所として2023年1月に開設されました。和歌山市や岩出市といったエリアに住む利用者さんを対象に、その方の主体性を重んじた看護サービスを提供し、その方らしい生活ができるようスタッフが共に考え行動し支援しています。
中でも注目したいのが、スタッフ間のモチベーションアップや職場内の活性化などの効果が期待できるマネジメント手法「フィッシュ!哲学」を取り入れていること。
ブログ内のこちらの記事《フィッシュ!哲学について》に、同ステーションでの取り組みの様子が綴られています。

そもそも、この哲学はシアトルのとある魚市場で生まれたマネジメント手法で、態度を選ぶ・仕事を楽しむ・人を喜ばせる・相手に注目する、の4つの原理から成り立っているのだとか。
たとえば「態度を選ぶ」は、仕事自体は選択できなくても、どのように仕事をするかは自分次第であるため、ポジティブなマインドで働く方が良い、というものです。
そのほかの原理について、詳しくはぜひ記事で確認してみてください。
代表が働いた以前の職場では、そうしたフィッシュマインドを理解し、病棟スタッフへ認知を広げられる人材を4名選出し、スタッフが意識して行動に移すための活動を積極的に行いました。
最初にスタッフ全員で行ったフィッシュマインドを知るための読書では、共通して「仕事は楽しくしたい」という意見が出揃い、その認識で哲学に取り組んでいったと言います。

結果的に、フィッシュマインドが身についたスタッフは、患者さんと関わる場面で感情的巻き込まれが減少したほか、対応に困っているスタッフがいれば率先して代わり対応する姿勢が高まったなど、目に見える効果が表れたようです。
そういった結果をふまえ、現在のステーションにもフィッシュマインドを取り入れています。
職場環境を改善したい方や、自身の仕事に活かしたい看護師の方は、同哲学の導入を検討してみると良いかもしれません。

神奈川県横浜市にて、アントロポゾフィー医学に基づいた医療を提供している、医療法人社団山本記念会すみれが丘ひだまりクリニック。薬の処方のほか、リズミカルアインライブングや絵画造形療法など、スタッフが連携して患者さん一人ひとりに合わせた治療を行っています。

そんな同クリニックでは、クリニックの最新ニュースをはじめとするお役立ち情報を綴ったブログを発信中。
その中から、同クリニックとすみれが丘そよかぜクリニックを兼務する安達晴己医師が執筆した《プライマリケアの役割とは?~相談してもらえる医療をめざして~ (2/2)》という記事をピックアップしてみました。
安達医師によると、病気を見るのではなくその人全体を見て適切な専門医につなげるプライマリケア医療と、病気だけでなく生活や背景も含め患者さんを個性を持つ一人の人として、その人全体を見ていくアントロポゾフィー医療は親和性が高いのだそうです。

「専門医よりも、一人の患者さんと長く関わり、どのような相談にも対応し、フォローもできるかかりつけ医になりたい、という思いで総合診療医・プライマリケア医を目指してきた」と述べる安達医師。
その結果、現在は高齢者の訪問診療や慢性疾患の外来診療、アントロポゾフィー医療ではがん患者さんのサポート治療・心理的ケア、校医など、病気や健康に広く関わっているそうですよ。
記事には、アントロポゾフィー医療の役割や安達医師の思いがわかりやすく記されています。
興味のある看護師さんは最後まで読み進めることで、より理解を深められるでしょう。

神奈川県横浜市に拠点を置き、婦人科系の診療を行っている、医療法人社団都筑会つづきレディスクリニック。
大病院との役割分担を重視し、初期診療から治療後まで患者さんに寄り添った、きめ細やかなフォローを提供しています。
同クリニックの特徴は、婦人科がんに特化した治療の経験・知識が豊富であるところ。院内では、院長・副院長共に婦人科腫瘍専門医の資格を有しています。
また、年代を問わず、幅広い婦人科医療を扱うクリニックでありながら、医療脱毛・婦人科の訪問診療など、新たな医療サービスを取り入れる姿勢も強みです。

そんなクリニックのブログには、スタッフの日常や女性の身体に関するノウハウが掲載されています。
その中からピックアップしたのが、院内看護師が綴った《スタッフ研修のご報告!!》の記事。
ここでは、福利厚生として、また接遇を学ぶ研修として、院長から高級イタリア料理店に連れて行ってもらった時のレポートが書かれています。

文中では、店内スタッフの素晴らしい振る舞い、行き届いたサービスの数々が紹介されており、お店がお客さん一人ひとりをいかに大切にしているかが垣間見える内容となっています。
筆者は細やかな気遣いに感銘を受け、日々の業務でもぜひ活用したいと語っています。
さらに食事会の中では、席に院長のメッセージカードが添えられていたり、院長に予め渡していた家族写真がホットミルクアートになって出てきたりと、嬉しいサプライズも用意されていたそう。そこから、院長の温かい人柄とスタッフへの思いが伝わってきます。
微笑ましいエピソードを通じて接遇のヒントも学べる記事なので、思いやりのあるケアを実践したい看護師さんは、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょう。
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