
各地の医療機関では、日々新しい知識を吸収して研磨を重ね、院内設備を整え、最善の治療の提供に尽力しています。
今回は、学会のレポートやお役立ちツール、心に響いたエピソードなど、先進的な医療の情報や現場に活かせる内容を集めました。ぜひ一読して、今後の看護に役立ててみてください。

2014年に開院し、2019年より大阪府大阪市にて診療を行っている金子耳鼻咽喉科。開院以来、一貫して「治る耳鼻科医療」を追求し続けています。そのために日帰り手術を積極的に行っており、鼻中隔弯曲症や、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)アレルギー性鼻炎、慢性中耳炎などに対する豊富な手術実績を有しています。

同クリニックは、正確な診断をして無駄のない治療を行うことを心がけているとのこと。CTスキャンや顕微鏡、内視鏡など高度な医療機器を導入し、高いレベルの診断を実施しています。このように院内設備を充実させ、患者さん自身の理解を深めたうえで、安心できる治療の提供に努めています。
そのほか、同クリニックは手術により血液や鼻汁など体液を多く扱うことから、感染対策にも注力。洗浄消毒滅菌に必要なモノ・機器を積極的に導入しています。
院内設備に力を入れている様子は、同クリニックが配信するブログからも窺い知ることができます。
ブログには、医療機器に関するレビューや学会の様子などの記事もアップされています。
たとえばこちらの《日耳鼻総会2023@博多レポート》では、博多で開催された日本耳鼻咽喉科総会のことに言及しています。

記事では、現地で開催された機器展示のレポートがまとめられています。内視鏡システムや点耳薬、外科手術用デバイスなど、新しい製品もしくは今後発売予定の製品について、目で見たり試したりした感想を語っています。
耳鼻科医療の最前線に立っている看護師にとっては、なかなか興味深い内容といえるのではないでしょうか。新しい技術を取り入れ、より患者さんのためになるケアを行いたい方は、ぜひ確認してみてください。

2022年に京都市伏見区に開院した、しんどうキッズクリニック。一般小児科とアレルギー科を標榜し、地域の子どもたちの健やかな成長をサポートしています。
開院して間もないものの、多くの患者さんが診療に訪れる同クリニック。その背景には「スタッフの皆さんの力がとても大きい」と院長はブログの自己紹介にて綴っています。

そのブログの中から今回は、看護師やスタッフの真摯な姿勢と院長の細やかな眼差しが垣間見える《自主性》という記事に注目しました。
開院して半年ほどが経ったある日、院長は診療終了後に、スタッフが指示されていない箇所を掃除している光景を目にしたそうです。また別のスタッフは、外国の方向けの問診ツールを自ら作成していたとのこと。
「お子さんやご家族にとって心地よい空間にしよう」「お子さんやご家族への負担を軽くしたい」という温かい気持ちを持った行動に、院長は胸が熱くなったと言います。

この出来事を通し、「お子さんやご家族のために自分が出来ることを探す、それが真の意味での『仕事』なのでは」と省みるとともに、スタッフの自主的な行動への感心と感謝の気持ちが記されていました。
スタッフにとっては何気ないことでも、このように目を向けてもらうとやはり嬉しいものかもしれませんね。
他者に目や心を寄せ行動することは、看護業務において非常に大切です。看護師としての姿勢を改めて考える機会にもなるこの記事、ぜひ一度目を通してみてはいかがでしょう。

茨城県水戸市に拠点を置く社会福祉法人恩賜財団済生会支部茨城県済生会 水戸済生会総合病院は、内科・外科・産婦人科・眼科などを含む29の診療科目を有し、専門医療・救命救急センターも備え、幅広い医療に対応している病院です。
同院は1943年に創立され、80年以上の長きにわたり地域の人々の健康を守ってきました。現場には多くの症例数を持つ経験豊富な医療従事者が集まっており、高度な知識と優れた技術で質の高い治療を提供しています。
そんな同院には、看護部や医学生・初期研修医向け、そして専攻医向けのブログがあり、各部署の研修内容や現場でのエピソード、スタッフが学んだスキルなどが綴られています。その医学生・初期研修医向けブログの中の一つ《患者さんと話す時は(3)・・・NURSE》には、相手の感情に対応する場面で役立つ、NURSEというコミュニケーション技法が紹介されていました。
本文では、NURSEの頭文字が指す意味が解説されています。

NURSEの最初の頭文字の「N」はName(感情を言葉で表す)からきており、「こんな話をされては辛いですよね」など患者さんの感情を想像して言葉で表現し、共感することを示しているそう。
これにより、患者さん自身が感情の中にいることを認識できるため、気持ちを静めるきっかけになるといいます。
記事内では上記に続いて、「U」以降の他の頭文字の意味もわかりやすくまとめられています。

病気の発覚時や闘病中の患者さんは、不安・怒り・悲しみなどのつらい感情に大きく心が揺さぶられるものです。そんな時、患者さんの気持ちに共感して寄り添うことは、最善のケアを進めるうえで極めて重要になってきます。
患者さんの心のケアに活かせるツールを知りたい看護師さんは、ぜひNURSEの解説を参考にしてみてください。

神奈川県に拠点を構える、東海大学前駅クリニック。一般内科、生活習慣病などの診療に加え、呼吸器の病気や睡眠時無呼吸症候群、生活習慣病などさまざまな疾患に対応しています。
なお院長は、大学病院や呼吸器の専門病院で研鑽を積んできた呼吸器内科医であり、豊富な経験と知識で、地域の方々の健康を支えています。

今回、そんな院長がブログに記されていた《呼吸器病学会に参加して来ました》という記事に注目しました。
年に一度開催される、日本呼吸器学会学術講演会は、呼吸器に関する知見を発表したり、受講したりする学会。院長は、呼吸器内科の専門医・指導医としての資格を維持するために参加しています。
院長はそこで多くの発表を聞き、「呼吸器内科医として、社会に貢献できることを検討していきたい」という思いを新たにしたそう。
さらに、喘息治療薬の吸入療法の指導やサポートに対する取り組みについても語っています。院長曰く、喘息の吸入薬は多種類あり、それぞれ吸入の仕方が異なるのだとか。喘息患者を多く診ている同クリニックでは、吸入の説明動画を患者さんに見てもらった後、実際にデモ機で吸入を行う指導をしているそうです。
しかし、学会にて「3ヶ月後には、また自己流になってしまう」との報告があったため、継続した吸入指導の重要性を痛感したといいます。

このように、研鑽と省み、改善に真摯に向き合う院長および同クリニックの姿勢は、患者さんを第一に考える医療従事者の鑑といえるのではないでしょうか。
呼吸器内科にお勤めの看護師さんはもちろん、患者さんへの説明・指導をより効果的にしたい方は、ぜひ記事にアクセスしてみてください。
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