仕事
2016.1.28
精神科に勤務していると、「こういうことよくあるな」と感じる場面がいろいろあります。今回は精神科・心療内科の外来によくある”あるある”をまとめてみました。
小鳥のさえずり・川のせせらぎ・波の打ち寄せ音など自然界の音や、オルゴール・民族楽器・その他…心を穏やかにする効果のあるBGMが優しい音色でかかっている待合室が多いです。メンタルを癒す、正にヒーリングミュージックですね!
精神科・心療内科というと暗いネガティブなイメージをもつ人もいると思います。しかし、最近の精神科・心療内科の外来・クリニックはそんなイメージを払拭するように明るく・キレイな雰囲気のところが増えています。待合室での待ち時間のストレスが軽減されるように、さまざまな改良をされています。
待ち時間に読むことができる備え付けの本や新聞。さまざまな病院・クリニック等によって違いはありますが、精神科・心療内科の待合室には、メンタルヘルス系の本が多いようですね。
診療科目によらずウォーターサーバーが備え付けられているところが増えましたが、精神科・心療内科は特に導入が早かったようです。精神科・心療内科で処方される薬剤の副作用に”口渇”がよくみられるからかもしれませんね。
電話の着信音が静か、もしくはメロディ設定をされている待合室や受付が多いようです。患者さまの心の状態を考えて、あまり刺激にならないよう音に対する配慮もなされているのです。
精神科・心療内科のドクターの多くは、座って患者さまとじっくり向き合い診察をされます。座っている時間が長いためか定かではありませんが、チェアーが重厚感のある立派なものを使用されているドクターが多い印象を受けます。患者さまのための椅子も安楽にリラックスして座れるものを選ばれているようですね。
処置カートなどの医療系の物品が診察室に置いていないのも特徴の一つではないでしょうか。針やはさみ、摂氏などの危険物を置かないようにしているそうです。そういえば、机もキチンと整理されているドクターが多いような♪
煌々と明るい照明ではなく、柔らかい暖色系の灯りを使用している診察室をよく見かけます。患者さまの目にもドクターの目にも優しい灯りです。落ち着いた雰囲気を作り出す照明が多いようです。
わたしたち看護師でも知らないような、新薬やジェネリック薬品の情報にやたらと敏感な患者さまはいませんか?治療法でも、海外での新しい治療法・民間療法などに詳しい患者さまもいます。その情報収集力に驚かされるときがあるようです。
精神科・心療内科に通院されている患者さまは心に悩み(疾患)を抱えています。そのためか、ドクターやナースに心のうちを聞いて欲しい!と思われる方が多いのです。しかしドクターも1人の患者さまに、大幅に時間を割くことができないのが現状。ナースも忙しくしている場合がほとんどなので、なかなか患者さまの意思に沿うことが難しいケースがあります。そのため、「診察時間が短い!」と不満に感じる患者さまもいるかもしれませんね。
完全予約制の外来も増えてきましたが、精神科・心療内科は待ち時間が長いと言われることが多いです。上記でも触れましたが、患者さまとのコミュニケーション(ドクターの傾聴)が診察の根幹になっているので、診察時間がはっきりと確定しないのが理由となってます。待ち時間は1時間だったのに、診察は10分もない!とお怒りになる方も。特に初診の患者さまのあとは待ち時間が長くなる傾向にあります。
長々と書いてしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。精神科・心療内科に興味をもってくださるとうれしいです!やりがいがありますよ!
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