
本記事では、弱視者の「見える」イメージを共有するためのアプリを提供している組織と、看護師向けオンライン学習サービスを提供する企業、医療従事者に特化したコミュニケーションコーチ養成セミナーを開講している協会をご紹介します。
弱視者への理解を深めたい方や、医療現場での自身の看護力を向上させたい方、実践的なコミュニケーションスキルを身につけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。今よりさらに自分に磨きをかけるチャンスをお見逃しなく!
日本弱視者ネットワークは、1977年に結成した弱視者のための組織です。弱視者自身が、当事者の立場でニーズや悩みに焦点をあて、まだ社会的な認知度が低い弱視者の情報を提供し、人々に広く理解してもらうための活動を行っています。
主な活動は、会報誌の発行や交流会の実施、弱視者を助けるための福祉機器・補助具の紹介、学術研究、商品開発などです。
また、見え方紹介カード、見え方紹介アプリや弱視者いろはカルタといった、弱視者以外の人々にも理解を促すツールを提供するなど、さまざまな活動を通して弱視者が暮らしやすい社会の実現に向けて取り組んでいます。

弱視者は、視覚障害者の中で7割ほどの大部分を占めているのにも関わらず、それほど社会で認知されていません。
弱視者とは「視力が弱い人」「視野に見えづらい部分がある人」のことを指し、白い杖や点字を使わない人、白い杖を使っていても自分から人や物を避けて歩ける人やスマホなどを見ている人もいるため、見た目には分かりづらい傾向にあります。
また、「視力が弱い」という言葉だけ聞くと、一般的に視力が低下することが弱視なのかと勘違いしてしまいそうです。
しかし、弱視の場合はメガネをかけても視力が上がるわけではなく、教科書の文字や駅の表示が読みづらいなど、生活をするうえでさまざまな悩みが生じます。
弱視者の見え方も一人ひとり異なっており、視力は良くても見える範囲が狭い、見たいものに目を凝らして一点に注目できない、真ん中が見えない、色を見分けにくいなどさまざまです。
弱視者同士でもお互いの症状が伝わりにくいのに、ましてや第三者へ、弱視とは一体どのような症状でどのような苦労があるのかと説明をするのは困難を極めます。

そこで役立つのが、「見え方紹介アプリ」です。
弱視者の見えにくさのイメージを共有するためのツールとして、同会が開発しました。
同アプリは、スマートフォンやタブレットへ無料ダウンロードすることで利用できます。
手持ちのデバイスで同アプリを起動し、カメラに映る景色や人物、文字などのカメラ映像を画像処理し、弱視者の見え方に近い映像を体験できる仕組みとなっています。
基本的な操作として、画面に映るカメラ映像を右や上にスワイプすると映像がぼやけます。一方で、逆方向へスワイプすると晴眼者の視界に近くなり、簡単にぼやけの程度を変更可能です。
また、設定画面ではいろいろな弱視者の見え方を設定できます。
カメラ映像に盛り込めるのは「羞明・夜盲症」「視野狭窄」「中心暗点」のケースです。
それぞれ、見えにくさのパターンを選択可能で、たとえば「中心暗点」の見え方の場合は、軽度から重度まで3段階のレベルと、中心暗点の部分を黒色と白色の2つから選べます。
機能としてはシンプルで使いやすく、工夫次第で弱視者のさまざまな見え方を表示できるのが魅力です。弱視者に対して正確に理解し、周りへ配慮すべきことの説明などにも使える有効なツールだといえるでしょう。
医療現場でも、患者さんの心に寄り添った看護をするうえで、こうしたアプリを活用し理解を深めると良いかもしれません。
医療・看護領域において、継続的に学習し知識を高めるための学びの場として、看護師のためのオンライン学習サービスを提供している、株式会社Phronesis。同企業が配信する動画コンテンツは、基礎レベルから専門性の高いレベルまで幅広く揃っています。全19分野のテーマから、今自身に必要な看護セミナーを選べる魅力があり、上昇志向の方が常に自己研磨できる環境を提供しています。
満足度の高い内容の学習サービスを通して、医療業界の質の底上げに寄与している企業です。

日進月歩の医療業界において、医療従事者は常に知識をアップデートし、継続的に学習することが必要不可欠です。
そこで、同社が提供する看護師向けのオンライン学習サービス「ケアリングセミナー」が役立ちます。
同サービスは、視聴後に参加者からの質問を受け講師の実践知をもとに回答しており、より理解を深められます。
各セミナーで講師を務めるのは、診療看護師や専門看護師、認定看護師などの経験豊富で専門性の高いスキルを有する医師・看護師の方々です。そのため、各領域において特定の知識を着実に習得可能で、学びたい領域を深堀りできます。

同サービスで学べるテーマは、救急や呼吸器、脳血管、小児など全19分野あり、基礎から専門性の高いものまでさまざまなレベルのセミナーが実施されています。
基本的には、土日祝日を除き毎日3講座ほどの開催で、医師から約1時間で重要ポイントを学ぶ「N‘sトレ(ナストレ)」と、看護師から約4時間みっちり学ぶ通常セミナーの2種類があります。
たとえば、とある日のN‘sトレのセミナー「救急医から学ぶ~産科救急疾患編〜」を例に挙げると、50分間の講義時間で、産科救急における妊産婦の出血性ショックや心不全といった疾患のポイントを学習します。短時間ながら、産科救急疾患の病態や治療方法を学べるカリキュラムが組まれています。
また、同サービスはWeb上での配信のため、ネット環境さえあれば参加できます。
もし、開催日当日に参加できなくなったとしても、録画配信を利用して後日視聴が可能です。録画視聴できるのは、セミナー終了後の2週間で、講義の振り返りや聞き逃しの確認にも活用できるでしょう。
いずれのセミナーも、スキルアップや転科、ブランク明けなどの学習に最適です。同サービスは、看護師の方が自己研磨を試みるのに有効な学習ツールだと言えるでしょう。
NLP(Neuro Linguistic Programming / 神経言語プログラミング)とコーチング手法を用いて、医療の生産性向上と医療に関わる人々のQOL向上を目指し活動している、一般社団法人日本メディカルNLP&コーチング協会。主に、医療従事者を対象とした各種研修や教育、セミナーを実施し、個々の能力開発とスキル向上を支援しています。
医療業界における効果的な教育体制の構築と、医療従事者の働きやすさや働きがいのある職場の実現に向けて、積極的にアプローチを行っている協会です。

医療現場において、医師と看護師といった医療スタッフ同士はもちろん、患者やその家族とのコミュニケーションは必要不可欠です。
コミュニケーション不足によって、医療事故や誤解に繋がるケースも少なからずあります。医療現場では、いかに頻繁に意思疎通を図るかが重要で、もし徹底されていないのであれば、コミュニケーションの改善を図る必要があるかもしれません。
そこで注目したいのが、同協会が実施している「メディカルコミュニケーションコーチ®養成講座」です。
同講座では、実践心理学NLPを用いた医療現場でのコミュニケーションスキルを高めるためのコーチングが身につきます。
受講対象者は、医師や看護師、薬剤師などの医療従事者です。
医療現場で即実践可能な、コミュニケーションの基礎であるページングとラポールの構築、コーチング的コミュニケーションの基礎、やる気の出る声の掛け方などが学べます。
受講は、6ヶ月間で動画配信6回+グループミーティング6回をオンラインにて行います。オンラインでの学習のため会場に足を運ぶ必要はありません。時間や場所にとらわれることなく、自身のタイミングで学習できる魅力があります。
また、同講座のコミュニケーション学習プログラムは、医師によって作られているのもポイントです。構成は医療従事者の視点で捉えており、医療現場のコミュニケーションの課題と向き合った内容で対話を学べる仕組みとなっています。
動画での学びで生まれた疑問点は、Zoomを用いたグループミーティングを活用し解決できます。
さらに、プロフェッショナルコーチによる個別コーチングの提供もあるため、身を持って体験しさまざまなケースを考えることができるでしょう。

講座修了後はメディカルコミュニケーションコーチ®の資格認定証が発行されます。医療従事者や患者、その家族などの心理的サポートのほか、目標達成を促すための専門的なコーチングを提供できるようになり、現場で大いに活躍できます。
医療スタッフ同士の連携が円滑に取れるようになり、リーダーシップ能力の発揮やミスの軽減も期待できるでしょう。
こうした実践力向上のほか、働きやすい職場づくりや仲間同士の良好な関係性を実現させたい方は、ぜひ同講座の受講を検討してみてはいかがでしょうか。
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