
本記事では、ネイル専用車両で施設に訪問し、福祉ネイルを行うネイルサロン、自然療法と家庭教育をベースにした、子育てに役立つカリキュラムを教える協会、パペット(腹話術人形)を用いたセラピーで人々を癒やす学会を紹介しています。
患者さんの喜び・癒やしにつながる取り組み、心身のケアのヒントを知りたい看護師さんは、ぜひ目を通してみてください。

埼玉県新座市に店舗を構えるHigh-Nail(ハイネイル)は、お店の施術に加えて出張ネイルサービスも展開しているネイルサロンです。
同サロンの大きな特徴は、出張用の車を改修し、車内にネイルサロンを作っていること。車内は白を基調とした完全プライベート空間となっており、おしゃれかつ快適な空間で施術を提供しています。
自宅の駐車場・福祉施設など場所を問わず、サロンごと訪問してくれる出張スタイルは、個人的・身体的な事情で遠くに外出できない方にとって、嬉しいサービスといえるでしょう。
また、同サロンのオーナーは介護福祉士・福祉用具専門相談員の資格を所持しており、ネイリストは介護の実務経験もあるとのこと。そんな自身の知識とスキルを活かし、医療・介護現場のニーズに細やかに配慮した「福祉ネイル」を実施しています。
いつでもどこでも爪のおしゃれを叶えてくれる福祉ネイルは、患者さん・利用者さんの楽しみや心の支えになるのではないでしょうか。病院や介護施設で人々を喜ばせたいと考えている看護師さんは、ぜひ同サロンの取り組みをチェックしてみてください。

「福祉ネイル」の魅力は、介護福祉士の資格を取得しているオーナーのもと、介護の職務経験を持つネイリストの細やかな配慮のもとで、サービスが実施されるところにあります。
たとえば、ネイル専用車両には取り外し可能なスロープが備わっており、車椅子のまま乗車することが可能です。もし、お客さまが寝たきりの状態であれば、自宅に伺う出張ネイルも対応しているとのこと。一人ひとりの状態に合わせた臨機応変なサポートを行っているため、誰もが安心して施術を受けることができます。
同時に、施設内に一切入ることなくネイル施術ができる点も嬉しいポイント。
実際、施設によっては外部の人が施設内に足を踏み入れることに抵抗があるケースや、外部サービスを招くことでスタッフが気を使い、施設側に負担をかけてしまうケースがあるそう。
同サロンはそんな問題を考慮し、施設には入らずネイル専用車両ですべてのサービスを担う形を取っています。同時に、利用者さんが居室から駐車場まで移動する際の介助サポートにも対応可能です。
外に出て駐車場に足を運び、いつもと違った環境でネイルを受けられるサービスは、病院や介護施設で生活を送る方々の良い気分転換になるのではないでしょうか。
また、病院に出向く事例として、手術前のネイルオフの要望も多く受けているとのこと。必要性を感じた看護師さんは、ぜひ同サロンのサービスの利用を検討してみてはどうでしょう。
チャイルドケア共育協会は、自然療法と家庭教育を取り入れ、子育て・生活・命のケアを考える学習カリキュラム、「チャイルドケア」の普及啓発を行っている協会です。
チャイルドケアの学びの軸となっているのは、7つのコンセプト。
子ども(いのち)を取り巻く全ての環境から考える、自然療法から生きる力を学ぶ、育児と育自を楽しむを含む計7つのテーマが掲げられています。これらのコンセプトを理解することで、子育ての視野が広がり、さまざまな状況に対しアレンジして対応できるようになるといいます。
同協会は学習の最終目的として、自然療法を導入したホームケアの充実を図ることに加え、幅広い視野で物事を捉える力、社会・環境および人間愛・家庭教育への意識を向上させ、それぞれが生きることを丁寧に考え、実践することを目指しています。
そんなすべての命のケアに通じるチャイルドケアは、子育て中の方のみならず、幼児教育に携わる方、子育てを卒業した方など、幅広い方々に気付きを与える内容となっています。
子育ての在り方を学び、必要なケアを学べるカリキュラムは、小児科や産婦人科等におけるサポートにも大いに役立てられるのではないでしょうか。

「チャイルドケア・インストラクター」は、チャイルドケアの基礎知識を習得し、その考えを生活に活かせる人に与えられる資格です。
この資格を取得することで、協会認定講師としてカリキュラム内のホームケアの方法やクラフトレッスンのセミナーを開催できるようになります。
なお同資格の取得に向けては、通学講座とWeb講座が用意されており、自身のライフスタイルに合わせて学べます。
Web講座カリキュラムでは、自宅にてチャイルドケアの基本をはじめ、チャイルドケアのフットケア・ハーブケア・アロマケアなど、さまざまなケアのアプローチ方法を学べる形になっています。
いつでもどこでも講座を受けられるため、忙しい看護師さんも無理なくスキルを習得することが可能です。
家庭や家族の在り方が多様化した今、家庭教育というものが希薄化しつつあります。そのなかで子どものケアのみならず、母を育て、家族や社会のケアにもつながるチャイルドケアは、現代を生きる人々に不可欠な学びといえるのではないでしょうか。
同資格は、「子育て中のママをしっかりサポートしたい」「小児ケアの知識をもっと深めたい」そんな思いを抱く看護師さんにとって、頼れるスキルになるでしょう。

日本パペットセラピー学会は、パペット(腹話術人形)を使ったセラピーを実践・研究し、医療や看護、教育、福祉といったさまざまな現場に癒やしと喜びを届けている学会です。
パペットセラピーとは、コミュニケーションの中に発話機能を持つパペットを介在させ、相手の聞く力・話す力を引き出したり、場を盛り上げたりして、心身に良い影響を与えるセラピーのこと。
実際、自閉症の子どもの行動調整や発話促進、医療における心理ケアのアプローチの一つとして活かされています。
同学会は、パペットの基本操作を学べる講習会や、「パペットセラピスト」の認定制度を設け、パペットセラピーを実践できる人の養成を推進しています。
また、講演会やワークショップのプログラムを組んだ大会を開催したり、国内・海外の団体と連携してボランティアを行ったりと、地域に向けた活動にも尽力しています。
セラピストがパペットに命を吹き込み、不思議な存在との対話で安心感を与えるパペットセラピーは、たくさんの子どもたちを癒やし、喜ばせることができるのではないでしょうか。
特に小児科に勤務する看護師さんがパペットセラピーを行うことによって、検査や手術、採血等に対する患者さんの警戒心や不安を和らげ、患者さんが主体的に取り組めるようにするための心理的援助を促す、プレパレーションのツールとしても活用することができるでしょう。

「パペットセラピスト」は、パペットセラピーに必要な技能・知識を持ち、一定期間の臨床経験(パペットを介在させた関わり)を有する熟練のセラピストを養成することを目的に設けられた認定制度です。
5年以上同学会の正会員であること、腹話術の技能を持っていること、3年以上の臨床経験があること、2件の事例研究論文を審査委員会に提出することの4つの必須項目に加え、一定の認定条件の規定を満たして申請が通れば、学会認定のパペットセラピストとして活動できるようになります。
専門的なセラピー技術を学びたい看護師さんは、資格内容をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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