
本記事では、ソフトな見守りを実現できる製品を手掛けた企業、排泄介助の負担軽減に役立つ製品を提供する企業、点滴中の移動が容易になる製品を開発した企業を紹介します。
院内の安全をこれまでとは違う角度から守りたい、患者さんや医療従事者の精神的・肉体的な負担を軽減したいという方は、最後まで目を通して情報収集に役立ててみてください。
「ヒト・モノ・環境」をつなげるIoT技術を活かし、製品の開発および販売に取り組むNagasaka IoT solutions。また、IoT製品から得た画像情報を分析することで、顧客に合わせたIoTコンサルティングの事業も展開しています。
独自の技術をもって新たなビジネスを創造する機会を支援するだけでなく、社会全体の課題解決と発展にも寄与している企業です。
患者さんと医療従事者が安心・安全に過ごすうえでは、防犯カメラの設置が手段の一つに挙げられますが、場合によってはカメラが存在することで「監視されている」と感じてしまうケースがあります。
それだけでなく、カメラの設置時に配線工事が必要だったり、配線するとカメラの移動が簡単にできなかったりと、さまざまな悩みが出てくる可能性もあるかもしれません。

そこでカメラの設置を考えた際に注目したいのが、同社が独自に開発したLED蛍光灯一体型カメラ「イオテラス」です。
同製品の特長は、なんといっても直管型のLED蛍光灯に、小型カメラとWi-Fi無線が内蔵されていることでしょう。
カメラは200万画素のCMOSセンサーで、暗い場所でも高精細な映像を撮影できます。
撮影するために小さなカメラの穴は開いていますが、見た目は一般的な直管型のLED蛍光灯と変わりありません。
結果、カメラを設置することによる圧迫感が低減され、ソフトな見守りが実現します。
設置については、すでにLED照明器具の場合であれば、既存のものとの取り替えですぐに使い始められるのが魅力。さらに、同製品の設置後に撮影角度を変えたい場合は、カメラ部分を回転させるだけで容易に変えられるのも高ポイントと言えるでしょう。

カメラが撮影した映像データは、リアルタイムでモニタリングできます。
さらに、動画はパソコンや外部記憶装置に保存することで、院内で何か問題やトラブルが起きた際に確認する手段としても活用することが可能です。また院外でモニタリングしたい場合は、映像データをクラウドにあげて見守ることも可能です。
日本の洗濯文化に革命を起こすべく、2016年に事業をスタートした株式会社センカク。主婦の家事の負担を軽減させることをミッションに、個人・組織を問わないイノベーションに社員が一丸となって尽力している企業です。
事業内容としては、コインランドリーのフランチャイズ事業や屋内型トランクルーム事業、そのほかにも介護機器の販売など多岐にわたります。
様々な医療機関や介護施設において、夜勤帯は日勤帯と比較して人手が少なくなるケースが多く、トイレへの誘導や排泄時のお世話、またはおむつ交換といった排泄介助が、時として業務の負担になることもあるでしょう。
また、人手が足りている現場においても、体力的な疲労を感じる方もいるかもしれません。

そうした排泄介助による医療・介護従事者の負担を軽減するため、同社が手掛けたのが自動排泄処理装置「シルバー」です。
同製品は、患者さんや療養者さんのそばについて排泄介助できない状況でも、自動で排泄処理をしてくれるスグレモノ。小便・大便問わず、患者さんが排泄するとカップ内に設置されたセンサーが感知し、6分間のうちに吸引・温水洗浄・温風乾燥のサイクルを自動で行います。
一方、手動での操作も可能です。
「洗浄」ボタンを押すと3つのサイクルすべてを、「乾燥」ボタンを押すと吸引と温風乾燥の2つのサイクルを行うように設定されています。
温風乾燥に使用した空気は、本体に搭載されている同社が新開発した「熱殺菌炉」を通して、約30%排出される工夫が施されているのが特長です。
排出した分、新鮮な空気を取り込むことで消臭と衛生面の向上が期待できるため、患者さんと医療従事者に安心感をもたらしてくれるのではないでしょうか。

使用方法としては、カップの部分を患者さんの股の間に当て、マジックテープ式のベルトとパットで固定すればセット完了です。
ベルトやパットはすでにカップに取り付けられているので、おむつもおむつカバーも不要。蒸れによるおむつかぶれを低減することから、患者さんの快適な療養生活の一端を担ってくれるかもしれません。
赤ちゃんからお年寄りまでの個々人、および組織のそれぞれに向けた安全対策製品を手掛ける株式会社 カーボーイ。製品の開発と製造・販売を同社で一貫して行うことで、より柔軟に各方面のニーズに応えやすい体制を整えています。
「ものづくり」をモットーとして掲げ、人にも環境にも優しい独創的な製品を提供することで、安心で快適な生活を支援している企業です。

点滴中に移動する際、点滴スタンドの足の部分でつまずく、車輪がスムーズに動かないなど、さまざまな要因で患者さんが転倒してしまうケースがあります。
また、松葉杖や車椅子を使用しての移動が大変だったり、点滴をしている腕と点滴スタンドの位置によっては、自分が行動しやすいように点滴スタンドを移動させる手間が発生したりするかもしれません。
そのような場合に有用なのが、同社が開発した「らくらく点滴ショルダー」です。
安定性のあるショルダーベルトに点滴棒を差し込めるポケットが備わっているため、点滴中でも自由に動けます。
ショルダーベルトは、面ファスナー留めのサイズフリーで調整しやすく、一人でも簡単に着脱できるのが特長。背面はメッシュ素材で通気性に優れ、胸元にはちょっとした小物が入れられるポケットがついています。

点滴棒は高さを6段階で調整できる伸縮式となっており、ショルダーベルトに差し込むだけでなく、必要に応じて手に持つ、上部の壁掛けフックを用いて壁などに吊るすといった単体使用も可能です。
輸液バッグの吊り下げフックに加えて栓固定リングもあるので、輸液バッグが揺れてバランスを崩したり、落ちたりしてしまう心配もありません。
なお、同製品は行動も場所も制限されないことから、在宅医療や訪問看護、抱っこが必要な小さなお子さんの点滴処置時、災害時などさまざまなシーンで活用できます。
同製品は、患者さんやそのご家族が点滴中でも不自由なく、快適に過ごせる環境づくりのヒントになってくれるかもしれません。
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