
医療機関によって、強みとするものや注力していることは異なります。何に重きを置いているのかや、どのようなアプローチで患者さんを支えているのかも、また医療機関によってそれぞれです。
そこで、本記事では医療機関ごとに実施している取り組みや対策について書かれた記事を集めました。ぜひじっくり読んで、看護師としての業務や立ち回り方を振り返るきっかけにしてみてください。

京都府にて、小児科一般外来と児童精神科外来を中心に、子どもの総合的な医療を提供している、はせがわこどもクリニック。小児科専門医で児童青年精神医学会認定医(子どものこころ専門医に移行してます)及び精神保健指定医でもある院長が診察を行い、看護師・心理スタッフ・PSWらとともに発達障害など幅広い症状に対応しています。

注目したいのが、子どもだけでなく保護者にも寄り添った支援を行っていること。たとえば、「オンライン相談室」を設置し、育児に関して悩みを抱える保護者の方々へ、心理士がZOOMを使い相談に応じる育児支援プログラムを実施しています。
また、「産後ママ外来」では、精神科を専門とする女性医師が担当し、産後のお母さんの心身のケアを行い、赤ちゃんの診療と併せて包括的にサポート。ほかにも、保護者対象の外来や各種ショートケアプログラムの実施など、多岐にわたるサービスを通して、子どもとその周囲の方々を支えています。
そんな同クリニックの取り組みの1つとして、ここではこちらの記事《嵯峨野高校の2年生を対象に「薬物乱用根絶」をテーマに講義をさせていただきました》にスポットを当ててみました。
当該記事に綴られているのは、とある日に院長が嵯峨野高校の2年生約300名を対象に「薬物乱用根絶」をテーマとした講義を行ったときの様子です。
今回の講義は、定期テスト終了直後のロングホームルームの時間という、生徒にとって集中力が途切れやすい状況下での実施でした。そのため、院長は「聞かなければならないので聞きに来ている」生徒たちに対し、いかに効果的に情報を伝えるかを意識して準備を行ったそうです。

本来のテーマである「薬物乱用」に加え、生徒に身近な「依存症」全般に範囲を広げ、違法薬物だけでなく、アルコール、ゲーム、SNSなどへの依存についても言及。専門用語を避け、日常的な例を用いるなど、高校生にも理解しやすい内容となるよう工夫しました。
講義後には、直接感想を伝えに来る生徒もいたそうで、大きな反響があったことが伺えます。
記事からは、当時の様子に加え、院長の思いも伝わってきます。このような外部講演活動に加え、多角的な取り組みを行っている同クリニックの姿勢から、看護師として多くのことを学び取れるのではないでしょうか。

1919年に開業し、100年以上の歴史を持つ医療法人社団俊恵会 大石内科循環器科医院。地域密着型のかかりつけ医として、心臓や血管の病気をはじめとする、生活習慣病を中心とした内科全般を広く診療しています。
また、「病気の方だけでなく、健康な方も誰もが気軽に訪れることができる日本で一番地域に開かれた医院となる」ことを目指し、予約不要・無料で医療や介護の相談ができる「暮らしの保健室」を設置。さらに「サクラノキテラス」や「鷹匠カフェ」など、地域の方々が集える場も提供しています。

こうした地域貢献への思いは、同医院が運営するブログの記事からも読み取れるでしょう。
たとえば《9月鷹匠カフェを開催しました》という記事では、9月に開催された「鷹匠カフェ」の様子について紹介されています。「鷹匠カフェ」とは、参加型のイベントや認知症・健康の相談を気軽に行える地域コミュニティのこと。
記事によると、9月の「鷹匠カフェ」では、第一部で人気の落語家による落語と軽快なトーク、第二部で同医院在籍の理学療法士による「自宅でできる簡単ストレッチ体操」が行われたそうです。記事には写真も載っており、みんなでガッツポーズをしたりストレッチをしたりと、楽しそうな様子が伝わってきます。

医療の提供だけでなく、地域の方々の暮らしを豊かに彩る同医院の取り組みは、看護師にとっても有益な学びとなるはずです。ぜひ同ブログを一読し、地域医療との関わり方に繋げてみてはいかがでしょうか。

患者さんとのコミュニケーションを重視し、地域医療に貢献する医療法人社団信愛会 瀬戸整形外科クリニック。山口県山陽小野田市の地で、整形外科をはじめリハビリテーション科や交通事故・労災の診療を行っています。
「自分が目の前の患者様だったら」という視点を大切に、患者さんの立場に立ったぬくもりあふれる質の高い医療の提供を目指しているクリニックです。

そんな同クリニックでは、地域住民の健康増進に役立つ情報を発信するためにブログを運営中。今回フォーカスを当てたのは、訪問リハビリをメインで担当する作業療法士が執筆した記事《訪問リハビリで感じること ~今年も暑い季節がやってくる~》です。
同記事によると、暑い時期に訪問先で高齢者の方と接する際、水分摂取が少ない傾向にあることが気になっているのだとか。高齢者の方が水分摂取しない理由はさまざまで、加齢によって喉の渇きを感じにくくなったり、水分を蓄える筋肉量が低下したりなどがあるといいます。
しかし、健康維持には一定の水分量を保つ必要があるため、こまめな水分摂取が大切とのことです。そこで記事内では、望ましいとされる1日1,200ml以上の水分を摂れるよう、上手に水分摂取する手段や経口補水液の作り方を紹介しています。
脱水症状は高齢者の方だけでなく、誰にでも時期を問わず起こり得る可能性があることを考えると、記事を通して水分摂取や脱水症状への理解を深めておくと良いかもしれません。

同ブログには、このほかにも看護師の仕事に役立てられそうなヒントが掲載されているので、ぜひアクセスしてみてくださいね。
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