【男女の思考の違い】はあるのか?男性看護師が増えゆく職場の人間関係をよくする方法

2016.4.22

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女性が多い職場と言われてきた看護師の世界ですが、ここ数年、男性看護師の数は急増していますよね。またコメディカルスタッフや患者さまとの間でも、【男女の違い】から考え方のスレ違いが起こる可能性はあります。

そこで今回は、職場で円滑な人間関係を生み出すための【男女の違い】の差や特徴について考えて、理解を深めてみたいと思います。

一般的に言われて言いる男女の特徴

脳科学で「男性脳」や「女性脳」など言われていることに関して、2016年4月現在では、科学的根拠はないという見方が一般的なようです。

しかし、私たちが実生活の中で、男性によくある傾向と女性によくある傾向というものを感じることは、実体験としてあるのではないでしょうか。
そこで、一般的に言われている男性的、女性的特徴についてまとめてみたいと思います。

男性的な人格の傾向

対立攻撃、縄張り、情報争い、地位、上下優劣、自己主張、直接的、仕事、ひとつに集中

女性的な人格の傾向

受け身、一体感、共感、感情、対等、平和的、間接的、人間関係、同時進行

上記の特徴はあくまで傾向ですが、男性の遺伝子には種族保存のために争い強いものとして生き残るプログラムが組み込まれ、女性は社会の中で子育てに協力してもらう遺伝子を引き継いでいると言われています。

こうした【男女の違い】を理解することで、職場での無用なストレスを軽減することができるかもしれません。

 
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看護師さんに聞きました!【男女の違い】によるトラブルと解決エピソード

上から目線の男性看護師にうんざりしていたけど…

異動で入った病棟に長くいる男性看護師は、いつも物言いが上から目線って感じで、事細かく指示を出してくるので、正直、うざいと思っていました。

でもモノは考えようかもしれません。 とある日、「そんなに知識豊富なら教えてもらおうじゃないの」と分からなかったことを質問してみたんです。すると彼は退勤後の時間を使い、すごい丁寧に説明をしてくれたんです。それも、かなりわかりやすく。

それ以来、素直に不明なことを教えてもらい、感謝を伝えるようになりました。なんとなく、彼も対応がやわらかくなった気がします。

⇒種族保存の遺伝子があるとするならば、男性は相手がライバルや敵かもしれないと感じると、自分のすごさを強調し相手に舐められないようにする本能のようなものがあるのかもしれませんね。

しかし、相手が「自分が支えるべき存在」、「仲間」と認識した場合は、逆に守る・導くなどの意識に変化することもあるかもしれませんね。この方のケースが【男女の違い】によるトラブルなのかはわかりませんが、教えてを素直に聞いて、それに対してしっかり感謝を伝えたことで、良い関係を築くことができたのだと思います。

初の男性看護師として配属され、緊張の日々…

私は男性看護師です。転職し、配属された病棟は、「男性看護師が初!」ということで、なんとなく構えられている感じがして居心地が悪く感じました。

「みんな、俺を試しているんだ」と思い、舐められないようにと仕事に打ち込んでいましたが、孤立してしまうことも多く働きづらいとずっと思っていました。

ある夜勤で、落ち着いている時間にペアになったベテランの女性看護師から話しかけられ、郷里がとても近いことがわかりました。

その翌日からその看護師がよく話しかけてくれるようになり、それがきっかけとなり他の人との会話の和にも誘われるようになっていき、気づくとみんなが自然に話しけてくるようになっていました。

他の看護師と話し終わり、ふとそのベテラン看護師と目が会った時に「あなたの笑顔が見れてよかった」と言われました。その時、「ああ、ずっと気にかけてくれていたんだな」と感じました。仕事もしやすくなったしありがたかったです。

⇒女性は「和を重んじる」傾向があるように思います。子育てには協力が必要なため備わった素質だと言われていますよね。

このベテラン看護師は、その和に入らない男性看護師が気になり、引き入れてくれたのですね。また同郷という共通項が男性にとっても警戒心を解かせてくれたのですね。

共有できるものがあると、「仲間」という意識が持ちやすくなるのかもしれません。

介助拒否をされたけれど…

自分は男性看護師なので、女性の患者さまから介助拒否されることがたまにあります。仕方ないと思いながらも、正直ショックを受けています。

その日もそういうことがあって、女性看護師に事情を話し、交代していただきました。あとで女性看護師にお礼を言ったところ、「お互い様でしょ。私も男性患者さんで大柄な人の体位変換とか困ることもあるし、その時は助けてよね」と言われ、少しだけホッとしました。

男女両方いるからできることを振り分けて、助け合っていけるのが理想の看護だなと感じました。

⇒【男女の違い】には精神的なものもありますが、身体的な差というのも少なからずありますよね。やはり男性は筋力があり、力の必要な仕事にはとても活躍してくれます。お互いの良い面を活かせると良い関係を築くことができるのだと思います。

性別は、男女という2通りのみではなく、本来はもっと複雑なものだと思います。でも体格や思考のベースとして、男女の差というのは実際に存在すると感じることもあるのではないでしょうか。

そもそもの脳の作りなどが違うのであれば、理解しあえないこともあるのかもしれません。その違いをストレスと感じるのではもったいないですよね。

互いの特徴を理解することで許容が生まれ、相互関係を円満にすることはできるはずです。それぞれに良さがあるので、その良さを活かしながら【男女の違い】を看護にプラスの力へと変化させ患者さまの回復に役立てられるといいですね。

 
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