
医療の現場では、新生児蘇生法の習得や認知症啓発活動など、専門性の向上と地域との連携に向けた取り組みが行われています。今回は、スタッフの学びへの意欲と地域医療への貢献が印象的な記事をピックアップ。ぜひ、参考にしてくださいね。

仙台市にあるとも子助産院は、古き良き日本の産婆精神と現代の助産技術を融合させた、温かいケアを提供する助産院です。
アットホームな雰囲気の中で、自分らしい出産・子育てができる「仙台の第二の実家」のような存在を目指しています。
同院では、伊藤院長率いる「チームいとう」が、妊婦さんとご家族の事情に親身に寄り添い、オーダーメイドの産前産後ケアを実施。
ケアにおいては、医療機関や地域との連携を図って安全確保に努め、母乳育児の支援やスタッフの技術向上、後進の育成にも力を入れています。
同院はブログを通して、日々の活動を発信しています。
ここでは、その中に掲載されていた《NCPR:新生児蘇生法の講習会を開催しました》を紹介しましょう。
記事によると、現場スタッフのほか、各産科施設で働く助産師・看護師も招き、新生児蘇生法(NCPR)の講習会を開催したそう。
新生児蘇生法(NCPR)とは、出生時に呼吸や循環がうまくできない新生児に対する、心肺蘇生の方法のことです。

講習会には、総勢10名の助産師・看護師が集まり、3時間にわたる座学・実習を通して、新生児蘇生法を学んでいます。
文中では、「赤ちゃんが産声を上げるととてもホッとする」というスタッフ自身の思いに加え、なかには外の世界に適応できず、苦しい思いをする赤ちゃんもいることに言及。
そしてそれは、いつ何どき起こるかわからないと語っています。
同院の助産師・看護師は、そんな万が一の事態が起きても、赤ちゃんとお母さんが安心してお産の日を迎えられるように、日々鍛錬を重ねています。

出産のサポートに携わる助産師・看護師さんにとって、上記のような合同講習会は、スキルアップと新たな気付きを得る良い機会になるのではないでしょうか。
院内の教育プログラムや人材育成のアイデアとして、ぜひ参考にしてみてください。

愛知県豊橋市の緑豊かな環境に位置する岩屋病院は、1934年の開院以来、地域の精神科医療を担ってきた病院です。
充実した施設・設備を備え、幅広い精神疾患に対応する同院。
特に薬物依存症やアルコール依存症、重度認知症といった分野での特色ある入院加療に力を入れているのが特長です。
地域医療の充実を目指し、医療・介護・福祉の連携強化に尽力しながら、患者さんの心に寄り添う医療を提供しています。
そんな同院は、各種啓発活動にも積極的に参画。
たとえば、《認知症啓発運動RUN伴 今年も参加!》では、豊橋市で開催されたRUN伴に職員が参加した際の様子が綴られています。

RUN伴は、認知症の方と地域住民、医療福祉関係者が一緒にタスキをつなぎ、日本全国を横断するイベントです。
2011年にスタートし、認知症の方とともに暮らしやすい地域づくりを目指しています。
豊橋市では、4つのコースから豊橋駅を目指すリレーを実施。
ゴール地点となった豊橋駅では、参加企業による焼き菓子やパンの販売、マッサージ・鍼灸体験、体力測定など、さまざまな催しが行われたそうですよ。
地域の関係機関や看護学校、企業と連携し、マラソンを通じて認知症啓発に取り組んだという同院の看護部長は「職員一丸となって5.6kmを走り切り、地域農家の方々との交流もあり、笑顔あふれる時間となった」と、述べています。
同院は認知症治療病棟を運営しており、今後も地域とのつながりを大切にしたイベントへの参加を続けていく考えだそうです。

認知症ケアに携わる看護師さんにとって、このような地域密着型のイベントは、患者さんやご家族との新たな関係性を築くきっかけとなるかもしれません。
地域とのつながりを大切にしたケアを目指す方は、記事を一読してみてください。
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