RPAや血液浄化療法の普及活動で医療を支える組織

本記事では、ロボットによる業務自動化ツール「RPA」を医療現場に普及させるため、医療に特化したRPAソリューションを手掛ける協会、血液浄化療法のセミナーや学術大会、教育マニュアルの作成等で人材育成に努める学会を紹介しています。
専門知識やソリューションツールを駆使して業務改善に取り組み、働きやすさと医療満足度を高めたい看護師さんは、ぜひ内容をご覧ください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

一般社団法人メディカルRPA協会

一般社団法人メディカルRPA協会は、RPAの普及・啓発で医療業界の働き方改革を推進しています。
RPAとは、Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)の略称で、ソフトウェアロボットを用いた業務自動化ツールのこと。単純作業の効率化や正確性の向上に期待でき、あらゆる業界で導入が進んでいます。

しかし、各業界でRPAによる業務改善が目立つ一方で、医療業界では普及が追いついていません。
同協会はこの現状を踏まえ、医療・看護・介護現場の過重労働の問題解消に向けた推進活動に力を入れています。

▲画像提供:一般社団法人メディカルRPA協会

具体的には、働き方改革の解決策の提案や労働負担軽減解決策の共有プラットフォームの開発、デジタルレイバー(仮想知的労働者)のシェアによる診療連携の効率化などに注力しています。
また、短期間でRPAのスキル習得を目指せる「RPAインターンプログラム」、RPAの導入を専門のプロがフルサポートする「MediRobo!オンサイト導入支援プログラム」も用意し、人材育成とツール導入を後押ししています。

人手が足りない医療現場に、定型業務を担うRPAがあれば、忙しい現場の在り方が変わるのではないでしょうか。

医療現場に特化したRPA「MediRobo!」

「MediRobo!」は、医療事務の効率化や医療の質向上、経営改善を助ける業務自動化ソリューションです。
充実した学習支援とフォロー体制が特徴で、各種電子カルテに対応したロボット作成学習コンテンツの提供、eラーニングサイトとWebセミナーによる自学自習支援、エンジニアによる訪問サポートなどを展開しています。

また、独自のサポートとして「共通ロボ」のサービスも手掛けています。
「共通ロボ」とは、医療機関でよく使われるロボットの情報を収集し、ロボット開発に有益な情報を会員同士で共有する仕組みのこと。
この仕組みによって、ロボット作成のイメージ化、作成時間の短縮、他施設の事例理解を通じたアイデア創出を助けています。

▲画像提供:一般社団法人メディカルRPA協会

導入プロセスの一例としては、まず院内からRPA導入プロジェクトのメンバーを選出し、メンバーにRPAの基礎や活用例を共有します。次に、RPA化の対象となる業務をリスト化していきます。
その後、メンバーはRPA開発研修を受けて、ロボットの作成に着手。作成したロボットはトライアル運用され、成果を検証後、院内発表を経て本格稼働となります。
また上記に限らず、開発を外部委託する等、各医療機関の状況にあわせた伴走支援も可能です。

「RPAに興味がある」「独自の効率化ツールがほしい」そんな思いを抱く看護師さんは、同サービスの詳細を調べてみてください。

詳細情報

一般社団法人日本血液浄化技術学会(JSTB)

一般社団法人日本血液浄化技術学会(JSTB)は、血液浄化療法に関する研究の進歩・発展・普及に寄与する学会です。
1989年に日本血液浄化技術研究会として発足し、2008年に学会へと改称、2014年に一般社団法人となりました。

本学会は、臨床工学技士主導の学術団体ならではの特性を活かし、「かゆいところに手が届く学会」を目指しています。
医師や他の職種では気づきにくい視点、または気づいても手が届かない部分を汲み取り、きめ細やかなサポートを実践しています。

主な活動として、血液浄化療法に関するセミナーや学術大会の開催、会員に向けた「血液浄化技術相談室」の設置、学会誌の発行、技術習得動画の配信などに取り組んでいます。
会員が容易に情報にアクセスできるよう、過去のセミナーをオンデマンド配信したり、透析治療を継続させるための災害対策マニュアルを配布したりしています。

血液浄化療法が必要な患者さんのために、できることを増やしたい看護師さんは、ぜひ学会の活動に注目してみてください。

段階を追って技術が学べる「VA管理教育マニュアル」

VA(バスキュラーアクセス)とは、血液透析における血液の出入り口となる部位のこと。VAにトラブルが生じた場合、日々の治療に支障をきたすため、早期発見・早期介入が必要とされます。

近年では、VA管理におけるエコー検査の活用が注目されており、透析看護師がエコー検査を行う場面が増えています。
しかし実際のところ、透析看護師の多くがエコー未経験者でありながら、指導者がいない施設も見受けられ、十分な指導を受ける環境が整っていない状況があります。

そこで本学会は、VAエコー技術の習得を手助けするために、段階を踏んで技術を学べる、動画付き解説テキスト「VA管理教育マニュアル」を作成しました。
指導者がいない施設でも学べるよう、考え抜いて作られたツールであるため、未経験者でも要領よく知識や技術を身につけられます。
VAエコーの基礎から実践までのスキルを体系的に学びたい看護師さんは、ぜひ活用してみてください。
(会員はマニュアル全編を視聴可能、非会員は一部コンテンツを視聴できます)

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