
看護師として働く中で、患者さんやご家族、地域の方々との関わり方について考えることは多いのではないでしょうか。医療現場では技術や知識はもちろん大切ですが、一人ひとりに寄り添う姿勢や継続的な関係性の構築も同じように重要です。
今回は、そんな「人とのつながり」を大切にしている医療機関を紹介します。ぜひ最後まで目を通し、今後のヒントにしてみてください。

田川市立病院は、福岡県田川市郡を拠点とする総合病院です。
循環器内科、腎臓内科、産婦人科、整形外科などを含む計27の幅広い診療科目を有し、外来から入院、救急まで柔軟に対応しています。
「断らない医療」の実現を重視する同院は、近隣の医師と連携して救急輪番体制を維持し、地域の方々が安心して医療にかかれる環境をつくっています。

また、治療だけでなく、病気の予防や健康意識の啓発にも注力。
市民向けの健康講座や、医療従事者向けのオープンカンファレンスを定期的に開催しています。
さらに、災害拠点病院としての役割も担い、全職員は日頃から研修と訓練を重ね、万全の体制を整えているといえるでしょう。
そんな同院は、地域交流の一環としてお祭りを開催しています。
そのときの様子が、同院サイトのイベント情報の《「第2回 病院まつり」を開催しました(10月19日開催)》に掲載されていたのでご紹介します。
記事によると、当日は曇り空にも関わらず、前回の合計人数を上回る約770人の来場者で賑わったそう。
会場には、車いす乗車体験や防護具着用体験、医療品クイズなど、さまざまな体験コーナーが設けられています。
前回人気を博した病院見学ツアーは、実施回数を10回に増やして行い、より多くの方々が参加したといいます。
また、血管年齢測定をはじめ、新生児オムツ交換や妊婦体験、内視鏡操作体験など、病院ならではの体験コーナーも設置。
来場者からは、「病院を深く広く知れた」「(検査コーナーで)身体の状態が知れてよかった」といった声が寄せられています。
そのほか、屋外の緊急車両展示に加え、院内におけるミニちくまる号(平成筑豊鉄道)乗車体験もあり、会場は子どもたちの笑顔で溢れていたそうです。
記事中には、会場にて職員が実施したミニ健康講座の動画や、各ブースの写真もアップされています。
予防医療や健康教育、地域交流に関心がある看護師さんは、ぜひ院内イベントの企画の参考にしてみてはいかがでしょうか。


三重県朝日町を拠点とするみずき助産院は、四日市市・桑名市・鈴鹿市・いなべ市周辺を中心に、妊婦相談・育児相談・乳房ケアなどを専門的に行っている助産院です。
アットホームな雰囲気で親しみやすい環境を大切にし、「笑顔で自分らしく」過ごしてもらいたいという想いのもと、利用者さん一人ひとりに寄り添い全力でサポートしています。

今回注目したのは、同院のブログ記事《My助産師として》です。この記事が掲載された当時、お子さんの誕生日を迎え、産後ケアとしての訪問に一区切りつく方が続いたといいます。
しかし、「これからは(筆者が出勤している)市町の育児相談に行きます~」「何かあったら、連絡します!」など、温かい言葉をかけてもらえたそう。さらには、第二子を妊娠された方々から「次もよろしくお願いします!」という嬉しい声も寄せられたようです。
「皆さん、お礼を言ってくださるけれど、そばで、お子さんの成長を一緒に見守り、喜びを分けてもらえて、私の方が感謝でいっぱい」と感謝の想いを綴っている筆者。妊娠中から子育てまでずっと寄り添うMy助産師として、産後ケアという区切りがあってもなくても、継続的に見守り続けていくと語っています。
また記事の最後では、同院での分娩を希望の方には、オープンシステムという形で対応可能であることを紹介。より幅広いニーズに応えようとする同院の姿勢がうかがえます。

利用者さんとの長期的な信頼関係を大切にし、一人ひとりに寄り添い続ける助産師の温かい人柄と職業観が表れた同記事。看護師として患者さんとの継続的な関わり方を考えるうえでも、参考になる部分が多いのではないでしょうか。ぜひご一読いただき、専門職としての在り方について考えるきっかけにしてみてくださいね。
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