気をつけても気をつけても、なかなかうまくいかない心と身体のコントロール。
気づけば欠勤ばかり、迷惑かけてばかりでどうしよう…。
今まで元気に仕事出来ていたのに、なんで私だけこんな病気に??
今、そんな思いに苦しんでいるナースはいらっしゃいますか?
病気を抱えながら働く事は簡単はことではないですよね。
今回はそんな病気を抱えながら仕事を続けるナースたちへ。
病気とうまくつきあうためにできることを体験談を交えて、お伝えしていきたいと思います。
はじめは「緊張しているのかな」と思っていましたが、勤務中に手の震えが止まらなくなり、冷や汗が出たり、体温調節ができなかったりしていました。
それでも「低血糖かも」と考え、甘い飲み物を採ったりしていました。
採血や点滴の時も手の震えが止まらず、先輩ナースに頼むことも増えてきて、「精神科に行けば?」と言われ受診し、安定剤をもらいました。
薬で落ち着くことはあるのですが、薬が効かずに仕事に支障が出ることもありました。
そんな時、ネットで同じ症状の人を調べていると、「パセドウだった」という人がいたのです。
調べてみると私も甲状腺ホルモンの値に異状がありました。
今は治療を行いながら仕事を続けていて、症状は以前よりは落ち着いています。
自分の手の震えの原因がわかっただけでも、少し気持ちが楽になった気がします。
私は子供の頃から喘息がありました。
普段は大丈夫なのですが、季節の変わり目や疲れで免疫力が落ちると喘息の症状が出ます。いったん症状が出ると収まるまでに時間がかかり、欠勤することもありました。
そのせいで、今まで、かなりの転職を繰り返しています。
今までの経験で言うと、比較的居心地のよかった職場は、看護師の人数が多い、大規模病院。
それから無病床のクリニックです。それでも、やはり1年に数回、欠勤をしてしまい、居づらくなって辞めてしまいました。
年齢的にも就活が厳しくなってきたので、次の転職では長く勤められるところに行きたいです。
本当は看護師じゃない仕事につけばいいのかもしれませんが、金銭的な理由で難しいです。
看護師になってから腰のヘルニアが悪化しました。
自分は28才の時に一般企業を退職し、頑張って看護師資格を取りました。「この先は看護師としてスキルを磨いていくんだ」と決めていました。
なのにこんなことになってしまい、看護師を続けられないかも、と悩んでいます。
男性看護師というだけで、力仕事は、たいてい自分に回ってきます。
ヘルニアの痛みは、ヒドイ時は何もできないのですが、波があって、動ける時もあります。そのせいか、周囲から「本当はできるのに、できないふりをしている」と思われていることがあるんです。
でも、痛む日は本当に本当にツライのです。
痛み止めを飲んで業務を行っていますが、疲れて果てて眠っても、腰が痛くて目覚めてしまうことも多く、寝不足の日々です。
「こんな生活がいつまでも続くわけない」と思っていますが、看護師をあきらめたくないです。
パニック障害で、現在は休職し、薬物療法を行っています。
仕事をしているときは、周りの無理解が何よりツラかったです。「あまえてるよね」「気持ちの問題でしょ?」などの言葉をよく言われましたが、自分は「働きたい」、「頑張りたい」といつも思っていました。
プレッシャーから、次第に出勤前になると、「出勤途中でパニック障害になったらどうしよう?」と考えてしまうようになり、気が動転し、吐き気などをもよおすようになりました。
結果、シフトに穴をあけてしまい、次の出勤前は「病院に着いたら、みんなに責められる」と考えてしまい、パニック状態に…。
そのまま出勤できなくなってしまいました。
パニック障害になる前は、看護師として7年、後輩も増えてリーダーになることもあり、やる気にあふれていました。
こんな未来が待っているなんて、少しも思わなかった…。親に迷惑をかけ、この先どうなるかもわからない。本当に自分が情けないです。
これからですが、デイケアや高齢者施設の見守りなどを週1,2日から始め、少しずつ慣らしていこうと思っています。急性期でバリバリ活躍する看護師になりたかった。
でも、今、自分を必要としてくれる場所があるなら、そこでできることを頑張りたいです。
すべての人が同じ症状、同じ辛さを抱えているのなら、理解もされるし、自分も乗り越えていけるかもしれません。でも、病気というのは実に不条理で不公平なものですよね。
それでも病気を嫌ったり、見ないふりをしていては生きていくことはできません。
ここでは「病気とうまく付き合っていくためにできること」をご紹介してみたいと思います。
症状でなんとなくの自己診断をして、思い込んでしまう方が多いようです。
また「これはあの症状に違いない」という自己判断を元に受診をして、自分がその病気だという前提で話してしまうと、正しい病名の発見から遠ざかってしまうこともあります。
正しい診断こそ、正しい治療への近道ということは、ナースならわかっているはずです。
先入観をもたずに、複数の可能性を考え、いくつかの専門病院を受診してみることをオススメします。
そして、少しでも早く自分似合う治療に出会い、治療を受けるようにしてくださいね。
「自分さえ我慢して頑張ればいい」、「こんな人手不足で言い出せない」など、自分の病気のことを職場に言うことにためらってしまうという方。
それは違います。病気を抱えながら仕事を続けなかればならないのであれば、周囲の理解を少しでも得るよう、自分のために頑張ってみてください。
職場には早めに伝えておく方が備えができますから、結果的に自分自身のためにも職場のためにもいいのです。
言わないで、急に迷惑をかけるよりずっといいはずですから、そこはきちんと伝えてくださいね。
同期でも、先輩でも、管理職の人でも、用務員の方でもいいので、誰か自分が相談できる人を作ってください。
それだけでも安心感がまったくかわってきますよ。
また自分の調子が悪い時に、さりげなくサポートしてくれたり、伝えるべき人に代わりに伝えてくれるなど、現実的にも職場に理解者がいることは大きいものです。
人に相談することを「迷惑かける」なんて思わないでください。人は頼られることで迷惑など思いません。
あとで落ち着いたら、しっかり感謝を伝えることで、「役立ててよかった」と思ってくれますよ。
これは同職場内でなくてもいいです。
同じ病気で悩んでいる人と情報を交換することで、病気を抱えながらもうまく仕事をやっていける知恵を知ることができるかもしれませんし、何より「自分だけがこんなに遭っている」という孤独から、「この辛さをわかってくれる」仲間に出会うことができます。
人は共感してもらうことで力を得ることもできます。ぜひ、同じ病で悩む人と関わってみてください。
できればNPO法人が運営するセミナーや支援団体のイベントなどがよいかと思いますが、ネットなどでやりとりしてもいいです。ただし、ネットは相手が見えないものですので、適度に距離を取って、注意してくださいね。
病気を抱えながら働いていると、周りの人に迷惑をかけることに非常に敏感になってしまうようです。それが病気の悪化に拍車をかけてしまうことも…。
でも、考えてみてください。誰もが病気になる可能性を抱えているのです。明日は自分が治って、隣の人が苦しむことになるかもしれません。
誰もがなる可能性がある病。なってしまったらどんなに申し訳なく感じても、どうしようもないのです。
人は、「申し訳ない」と謝ってばかりの人を見ると、苛立ってしまうものです。
でも、「申し訳ないと思うけど、どうにもできなくて」、「いつも助けてくれてありがとう」と言われる方が、気分よくサポートできるものです。
謝りすぎるのは、周りの人にもいい気分にさせませんので、「病気は誰だってなる可能性がある。自分は病気だからできないこともある」と、ある程度は自分を許す理屈を考えてみてくださいね。
「自分は病気を抱えているから仕方ない」と受け止めることも大切ですが、その代わり、もし誰かが大変で困っていて、自分が助けることができるときは、率先して助けてください。
大変な時こそ率先して動くあなたに、周囲は同じような思いやりを返してくれますよ。人は鏡なのです。
病気を抱えて仕事も頑張って、それはツライことの連続かもしれません。
でも24時間、ツライことしか起こりませんか?
ちょうど信号が青に変わった。テレビをつけたら好きな俳優さんが出ていた。おししいものを食べた。欲しかったものがセールで安くなっていた…。
些細なことでも、ちゃんと意識すれば、「いいこと」はたくさん起こっているのです。
今、その瞬間がどんなに苦しくても、24時間以内にきっと何らかのいいことも起こります。
そう信じてみれば、その瞬間の辛さも乗り越えられるような気がしませんか?
健康は失ってからはじめてその“ありがたさ”に気づくもの。
「このツラい病気さえなければ」、「みんなは平気なのになんで私だけ?」と恨みつらみも言いたくなるものですよね。
でも、病気を否定したり、見ないふりをしても、なんの解決もできません。
まずは正しい病名を知ること。そして、その病気と付き合いながら、どう働いていけるのかを考えていくことです。
それが容易ではないことはわかっていますが、改善できる症状は改善するためにしっかり専門家を受診する。
メンタル面で自分を責めすぎない。そして、一人からでもいいので、誰かに頼るということを通して、うまく病気と付き合いながら仕事をしていってくださいね。
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