お役立ち
2016.6.22
忙しいのは今までと変わらないのに、なんだか最近、疲れが取れずにずっとだるい…。
梅雨から夏へ、変化の時期にかけて、疲労が取れないとお困りの方はいませんか?
今回は、この時期の看護師さんに起こりうる疲労の原因にはどんなものがあるのか、何をすれば疲労が取れるのかなど、調子をアップできる方法をまとめたいと思います。
頑張りたいのに、その気力が湧かないのってつらいですよね。元気ハツラツじゃなくてもいいけれど、普通に生活したいものです。
なぜ、だるさを感じているのか、この時期の看護師さんについて考えて見たいと思います。
【原因】
新年度は何かと緊張する季節。新人が入ってきたり、新しい制度が増えたり、異動したり…。
そんな張っていた気も6月頃に切れてくるもの。
もしかしたらだるさは、気の緩みが起こす一時的なものかもしれません。
【対策】
時期的なものです。
それほど心配しなくても時間が解決してくれます。気にし過ぎないように。
しかし、気の緩みによる怪我やミスには注意が必要ですね。
【原因】
梅雨時期は曇りや雨が多く、眠くなるのでよく眠れるのでは? と思われるかもしれません。
しかし、朝、太陽にしっかり当たっていないと、ホルモンバランスが崩れ、良質な睡眠が得られないことがあるのです。
また湿度が高いため、快適な睡眠が取りづらく、眠りが浅くなってしまうというケースも。
【対策】
暑くなりはじめると湯船につからず、シャワーで済まそうという方も増えてきますが、睡眠不足を感じる方は、湯船にしっかり浸かることをオススメします。
身体をリラックスさせ、血行をよくすることで、睡眠の質をあげます。
【原因】
湿度の高いこの時期、お風呂介助の時などはとても暑くて汗を書くのに、ナースステーションや病棟では空調の中で急に寒くなるため、寒暖差が大きい環境で体温調整がうまくいかず、その寒暖差についていけずにだるくなってしまうことがあります。
まだ冷房の中に長時間いることだけでも身体はだるくなります。
【対策】
かいた汗をそのままにすると身体が冷えてしまいます。
冷えは病気のもとですよ。
汗を拭く、着替えをしっかりすることが大切です。
また水分はこまめに補給し、脱水症状にも注意を。体調を崩さないセルフケアが必要です。
【原因】
梅雨時期、人の自立神経は乱れやすくなります。
自律神経は活動・興奮などを起こす『交感神経』と抑制・リラックスなどを促す『副交換神経』からなっています。
このバランスがちょうど取れている状態が人の平均値ですが、興奮状態が強くなるとイライラしたり、眠れなくなり、逆に振れると、やる気が減退し、眠くてしかたないという状態にもなります。
【対策】
自律神経を整えるには、規則正しい生活が基本ですが、常勤として活躍する看護師さんには難しいですよね。
だるさが強い時は、『副交感神経』が大きくなっている可能性が。トイレや休憩時に自分の笑顔を鏡で見てみて下さい。
笑顔を認知すると脳がリラックスのスイッチを押して、自律神経を調整してくれますよ。
【原因】
梅雨時期の低気圧は、身体と心に影響があります。
低気圧になると体内の血流の循環が鈍り、全身がだるい状態になってしまうのです。
【対策】
気分を変えるには、「体内の巡りをよくさせる」ことが効果的なので、肩甲骨を伸ばすストレッチや関節を回すなどの軽い運動がオススメですよ。
肩甲骨を動かすには、両手をバンザイした状態から、肘をそれぞれの外側へ引くようにして、手のひらを耳の横まで下ろす動きを繰り返すと、肩甲骨がしっかり動き、筋肉がほぐれます。
手のひらは耳の後ろくらいにできると、より効果があがりますよ。
【原因】
梅雨時期や夏の始まりには身体ばかりでなく、心が疲れを感じることも。
先ほどの低気圧もそうですが、長く陽射しを見ないと、人間の心は憂鬱になる傾向があります。
メンタルと体は影響しあっています。心の不調が原因だからといって侮ってはいけません。
心の不調からくるだるさを取るのは、他の要素より難しいかもしれません。
ネガティブな心はネガティブな思考を生み、そのネガティブさがまた快調に戻ることを邪魔してしまうのです。
【対策】
気分を変えるためには、だるくても思い切って掃除をしてみるといいですよ。
エアコンの掃除など、普段はしないことをやりきると、気分もスッキリ。気持ちが切り替わるかもしれません。
また少しの日差しでも、身体に浴びることで、気分がアップできます。梅雨の晴れ間は日差しを浴びてみてください。
軽い運動やストレッチも有効です。
【原因】
梅雨のジメジメさや急激な夏の暑さで食欲が落ちると、だるさが抜けないということがあります。
また夏に向けた過度のダイエットで食事制限をし過ぎると、エネルギー不足からだるさがやってきます。
【対策】
免疫力が下がらないよう、この時期のダイエットは食べないというより、食事の時間帯や内容に注意した健康的なダイエットを行い、栄養バランスは崩さないようにした方がよいですよ。
【原因】
“だるさ”は、「そのうち治る」と思っていると危険な場合もあります。
たとえばだるさを伴う症状が出る女性特有の疾患の可能性があったり、内蔵が炎症を起こすなどのトラブルが起きている可能性も。
無気力さや倦怠感も症状のひとつという病はあります。
【対策】
「いつもの自分と何か違う」と感じているのなら、一度、しっかりと検査を受けてみることをおすすめします。
忙しかろうと、倒れてしまっては元も子もありませんよ。
【原因】
つらい時でも、患者さんのため、同僚に迷惑をかけないためにと頑張ってしまう看護師さんたち。
夜勤の際に睡魔を避けるため、コーヒーや、元気を出すための栄養ドリンクなどでカフェインをたくさん摂り過ぎることも良くありません。
体が興奮し過ぎて反動で疲労してしまうこともあるんですよ。
また、痛みをおさえて仕事をするために飲むロキソニンを、常用し過ぎてしまうのも不調の原因に。
【対策】
芯の疲労回復には、やはりしっかりとした睡眠や食事が不可欠です。忙しくて多くは取れない方も、質のよい睡眠と食事を心がけてください。
また筋肉の硬直をほぐす軽めの運動も疲れていてもすることで、逆にリフレッシュできるケースもありますので、試してみてくださいね。
薬をどうしても飲みたい方は、同じ種類を継続的に飲まないように、種類を変えたり、たまには間をあけるなどの注意が必要です。
他にもさまざまな理由で「体がだるい」と感じることがありあす。
つらい日々が続くのなら、どこかでしっかりリセットをしないと、ズルズルと不調を引きずり、最悪は病気になってしまう可能性も…。
「なかなかお休みが取れないから」と、休みの日にしたいことを詰め込んでしまう看護師さん。
どうか、その約束を1日分でもキャンルして、「不調の休養」と自分にも周囲にも宣言して、しっかりとしたお休みを取ってくださいね。
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