看護師のコミュニケーションスキルは傾聴力とパーソナルスペースがポイント
看護師の業務に欠かせないスキルの一つがコミュニケーションのとり方です。患者さんとのコミュニケーションは特に重要な課題となります。
そこで今回は、コミュニケーションスキルを向上させるためのポイントを2つご紹介したいと思います。キーワードは「距離感」と「耳」です!
人間は本能的に“自分の領域”というものをもっています。その領域に入ってこられると違和感を覚え、場合によっては不快に感じるケースもあるのです。
これは心理的な問題なので体が勝手に反応してしまい、違和感を覚えるとコミュニケーションをとりづらいと感じる仕組み。
そうした自分の領域を「パーソナルスペース」と言います。つまり、パーソナルスペースとは相手と会話するときの距離感というわけです。
話しやすい印象を与えるためには適切な距離感でコミュニケーションをとったほうほうが無難ですし、相手に違和感を与えずにすみます。
理想的なパーソナルスペースは1メートル範囲と言われていますが、看護師におすすめしたい相手との距離感は「片手を伸ばしてもう一つ手のひらが入るくらいの距離」が理想的。
それ以上近くなるとパーソナルスペースに入り込むかたちとなり、反対に離れすぎると不快感を与える恐れがあると言われており、適切な距離感としておすすめできません。
看護の世界で耳にする機会も多い傾聴。もっとコミュニケーションを高めたいなら、「積極的傾聴」を心がけると会話がスムーズになります。
積極的傾聴は心理カウンセラーがのコミュニケーションスキルで、その名のとおり、「積極的に相手の話に耳を傾ける」ことがポイント。
しかし、話を聞き出す、話題を掘り下げるという意味ではありません。積極的傾聴は、共感や同調のサインを示しながら、相手が話しやすい状況をつくってあげることです。
つまり、「話しやすい」と思わせることが積極的傾聴の意味。そのために必要なポイントは主に3つとなります。
「うんうん、なるほど」とうなずき、「そうだよね、わかる」と同調のサインを送る「そうなの?」「すごいね!」といった感嘆詞を交えながらリアクションすれば共感が生まれる。
患者さんに会話の主導権を与えることが積極的傾聴の基本。7割は話を聞き、自分が話すのは3割くらいが理想的なバランス。
相手に求められない限り意見したりアドバイスしたりするのはNG。患者さんが話している途中に「こうしてほしい」「それは間違っている」と話をさえぎるのはタブー。
積極的傾聴で「話しやすい」という印象を与えられれば、距離感も縮まりやすくなり、勝手にコミュニケーションがはかどりますよ。
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