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患者・家族・医療を心でつなぎ、対話で支える【NPO法人架け橋】

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目次

はじめに

医療事故は、患者やその家族はもちろん医療従事者の心にも大きなダメージを残します。また、事故後の話し合いが進まないことも稀ではありません。

しかし、近年、そんな双方の間に立って対話が成り立つよう支援する「医療対話推進者」の存在が注目を集めています。そこで当記事では、医療対話推進者の養成に力を入れている「NPO法人架け橋」の取り組みについて紹介します。

NPO法人架け橋について

NPO法人架け橋は、医療事故後に患者および家族と医療従事者が対話をする重要性、信頼回復へ向けた適切な考え方などについて啓発・普及活動を行っている団体です。主な取り組みは医療対話推進者の養成支援で、講演会や研修会、シンポジウムなどを実施しています。

実はこの団体、自身も医療事故でこどもを亡くすというつらい体験をもつ豊田郁子理事長によって設立されました。理事長によると、事故後は、医療機関側の説明への不信やこどもに対する申し訳なさから、数年に渡り苦しんだそうです。

やがて、理事長は母親として悲しみに向き合い、心の内を他者と共有していくなかで、ある医療機関から医療安全の担当業務を依頼されたと言います。これがきっかけで多職種が集い、一緒に学ぶ中で自身の気持ちにも変化があり、患者・家族・医療機関それぞれの関係性の構築の大切さに気が付き、自分たちだからこそできる支援を目指して設立に至りました。

医療現場における医療対話推進者について

医療対話推進者とは

医療対話推進者とは、患者と家族の支援体制を整えたり、患者や家族、医療従事者に対話を促したりする人材のことです。2013年、厚生労働省が日本における医療対話推進者の役割を明確に示しました。

医療対話推進者の具体的な業務について

医療対話推進者は、患者と家族支援に関する医療機関内の体制構築に参画し、関係各所と連携を図りながら、患者や家族から寄せられた相談に対して組織的に対応します。
また、患者や家族の支援に関して、職員が横断的に対応できるよう定期的にカンファレンスを開き、情報を共有します。それらを通して、医療事故やトラブルが発生した際に、患者・家族・医療従事者が対話できるよう図ります。

医療対話推進者として大切な役割とは

医療事故対応に関して、中立性という指標は、患者・家族と医療者との信頼性を得るためのものですが、傷ついている人に対して、ときには一方に寄り添うことで、信頼関係をつくる必要もあります。
それぞれの心情を慮ることで、対話の促進、今後の医療の安全と質の向上へ導く役割が期待できると考えています。

NPO法人架け橋の取り組み

NPO法人架け橋の目的

NPO法人架け橋は、医療従事者と患者および家族間における信頼関係の構築を目的として掲げています。そのアプローチとして、コミュニケーションや対話の促進を図るため、医療従事者へ支援と啓発を行なっています。

医療対話推進者の養成について

NPO法人架け橋では医療対話推進者の養成のため、厚生労働省保険局医療課が示す要件に沿た研修を実施しています。
NPO法人架け橋が考える医療対話推進者に必要な心得は、患者、家族、医療者の心情を尊重し、それを理解しようとする姿勢を持っていることです。
これを踏まえ、研修では、関係者の思いを理解するためにまずは「聴く」に徹することを第一に行い、これからどうしていくのかを共に考えていくことを重視した内容を講じています。

養成や研鑽のための具体的なサービス

NPO法人架け橋では、医療対話推進者の養成に加え、「有資格者にもさらに理解を深めてほしい」という理事長の考えのもと、研鑽の機会を提供しています。
座学や講演会の実施、視聴覚教材の利用など、各種学びやすい媒体を準備しているので、興味がある方は一度、NPO法人架け橋の公式サイトにアクセスしてみてください。医療に携わるうえで、より幅広い知識と視野、深みのある人間性を得ることに繋がります。

各種情報

NPO法人架け橋

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