憧れのナースキャップどうしてなくなったの?【ナースの服装今と昔】

2016.7.25







目次

◆はじめに

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昔は、白衣はスカート(ワンピース)にナースキャップ着用があたりまえでした。

看護学生の頃には、キャップのピンを何のキャラクターにしようか、先輩たちのナースキャップを見て憧れを抱いていた看護師さんもいたのではないでしょうか。

今では、憧れだったナースキャップは廃止され、スカートからズボンの着用が普及するなど変わってきました。

一体なぜ”看護師さんの白衣”事情は変わってしまったのでしょうか?

ナースキャップ廃止の理由

1990年頃には、アメリカやイギリスの医療施設ではナースキャップが廃止されています。

日本でも、衛生面・業務・安全面に支障をきたす場合があること、男性看護師の増加などから、必要性が問われ徐々に廃止されていきました。

ナースキャップは、その形状を保つ為に糊付けがされています。

使用されている糊には、細菌やウイルスなどが付着し繁殖を促進するのです。

看護師が移動するたびに、細菌やウイルスを院内へと移動し、院内感染を起こすと衛生面での指摘がされました。

また、ナースキャップが点滴台にひっかかり接続が外れることや、患者さんのトランスファーの際にナースキャップが患者さんに当たるなど、業務や安全面に支障をきたすということもありました。

そして、女性の職業として歴史的な背景があった中で、男性看護師が増加したことが、女性だけナースキャップをつけて男性はつけないことや、他職種との区別をするためにしても男女で区別があったのでは、意味を持たなくなっていまったことから、ナースキャップは廃止へとなっていったのです。

「看護学校を卒業したら、ナースキャップをつけて仕事をするんだ!」と、一つの目標にしていた看護師さんもいるのではないでしょうか。

戴帽式では、初めてつけたナースキャップに感動なさった方も多いのではないでしょうか。

ナースキャップは、看護師を目指す者にとって目標でありシンボルでした。患者さんにとっても「ナースキャップ=看護師さん」のイメージが根強く、他職種との区別をする大事な役割を果たしていました。

そして白衣はスカートからズボンへ

男性看護師の増加により2002年男女ともに「看護師」と呼称が統一されました。

それにともない男女の区別がない職場へと変化し、白衣にも変化がおとずれました。

スカートよりズボンの方が、患者さんのトランスファーや介助の際に動きやすく、機能的で好まれるようになりました。

また、肌を露出する部分が少ないので、直に血液を浴びてしまったり思わぬ怪我で感染する可能性を減らせることにつながるという効果もあります。

ズボンには靴下をはけるので、ストッキングの伝線を気にしなくてよいので活動的になれるとの声も上がっていったのです。

安全面・機能性において、ズボン派が多数化していくのも納得ですね。

ナースサンダルからスニーカーへ

白衣の変化に伴い、スカートにストッキングをはきナースサンダルのスタイルから、ズボンに靴下をはきスニーカーのスタイルが増えてきました。

疲れにくいもの、軽量のものなど多くのデザインやワンポイントの入ったものなどが普及しています。

立ち仕事の看護師、カラーのみの指定で好みのものを選べる施設も多くなっているようです。

ですが、こうしたデザイン性能重視というばかりではありません。

肌の露出面が多いサンダルタイプに比べ、足をすっぽりと覆い隠すスニーカータイプは、針などの危険物の落下事故、医療機器やストレッチャーに足をぶつけ、怪我をすることを軽減する効果が高いのです。

こういった安全面からも、サンダルを禁止している病院や病棟も出てきているのです。

ナース専門通販カタログにはおしゃれな制服がいっぱい

最近は、色々な種類の白衣が市販されています。中には某ドラマで使われたカワイイ白衣をスタッフの要望を汲んで取り入れている病院もあるそうです。

かわいいだけでなく機能性も充実していています。

病院で使用する携帯電話を入れるポケットがある場合もありポケットの数が増え、抗菌機能やストレッチ機能なども用いられています。

こういった白衣選びは、休憩中に看護師に話題を提供してくれますよね。

ナースキャップはなくなれど…

ナースキャップがなくなり、寂しい…と考える方が多い一方で、昨今では、ステーショナリーグッズがかなり充実してきています。

可愛いグッズがたくさんあり、特に病院規定のものがなければ、ネームタグもキャラクター付きのも売られていています。

印鑑やペンライトも、可愛くて機能的なものがあり自分の名前も入れられたりします。

聴診器やはさみなど、個人専用のものはカラーバリエーションが豊富にあり、自分の好きなカラーが選べたりします。

各勤務先の規定の範囲内のオシャレを楽しんでくださいね!

◆終わりに

時代の変化により、看護師さんの制服にも変化がおとずれました。

ナースキャップに憧れた世代には、少し寂しいことですが、戴帽式でナイチンゲールに誓った自覚や誇り、意識はナースキャップがなくても制服が変わっても、変わらないのではないでしょうか。

衛生面、安全面を妨げないようなオシャレも楽しみつつ、これからも看護師さんとしての自覚と誇りをもって業務に取り組めるといいですね。

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