◆プリセプタ-・プリセプティの皆さんへ
私はプリセプターもプリセプティも経験したナースです。循環器病棟でナース歴は5年目。
今回は、プリセプターをなさるナースの方と指導を受けるプリセプティの方へ、プリセプティ=新人ナースを指導する上で気をつけておきたいポイントをご紹介していきたいと思います。
プリセプターの方は指導する上で、プリセプティの方は指導される側として。それぞれの立場や思いを知っていただき、各々の自己成長へと繋げていけたら良いかと思います。
大きく3つのポイントに分けていますので、一緒に見ていきましょう。
ナースに限らず、私たちは社会の一員として生活をしています。その中でコミュニケーションがとても重要なのはご存知ですよね。ナースはその職業柄、この”コミュニケーションスキル”が身についていないと大変です。
患者さまやそのご家族、ドクター、コメディカル、その他スタッフとの関係性をきちんと築くには欠かせないスキルだからです。ということからも、ナースはコミュニケーションのエキスパートといえます。
プリセプターになる方は、ナース歴3年~4年目なので、ある程度のコミュニケーションスキルは身についていることでしょう。
一方でプリセプティになる新人ナースはというと、どうでしょうか?環境や業務など、慣れていないこと・不安なことが頭の中に渦巻いている状態です。緊張や不安などもあることでしょう。心に余裕があるとはいえないかもしれません。
プリセプティはまだコミュニケーションスキルが未熟であったり、慣れない環境で遠慮してしまうなどして、なかなか自分から発言できないでいるかもしれません。プリセプター=先輩からアプローチを試みてはいかがでしょうか。他の先輩ナースとの会話を取り持つくらいの心持ちでいたいものですね。
プリセプティが患者さまとコミュニケーションを図る際には、初回はできるだけ一緒に居たいものです。もし、患者さまの前で何か失敗(医療ミスではなくとも)をしてしまったときに、しっかりフォローしてあげる、気まずい雰囲気になってしまっても間に入るなどのことができるはずです。プリセプティにとっても、患者さまにとっても安心感を与えることでしょう。
お互いをよく理解することも重要ですね。「プリセプティのAさんにはこういった傾向がある」「プリセプターである私はこういう場面に強い」など、強みや弱点などについてお互いをよく知ることで良い関係性を築くことに繋がります。まずは、プリセプターのあなたから歩み寄ってみてはいかがでしょうか?1年も共にするのですから、関係性が大事ですよ。
プリセプターになる前に自分の医療・看護の知識を深め、苦手な手技や介助がある場合には、克服しておくのがベストですね。これから、プリセプティに指導していくのに、お手本になる自分に自信がなければ、自分もプリセプティも不安に感じてしまいます。どうしても苦手なことがあるという方は、その苦手なことに着手する際に、一言「実は私もまだ未熟だけど…」など、ワンクッション置くと良いかもしれませんね。
よく聞く事例として「見ていると不安でつい手を出してしまう」「失敗しそうで手伝ってしまう」などがあります。しかし、新人ナースと言えど、実習である程度の実技は行っています。最初から任せるのではなく、説明⇒手技の確認⇒お手本を見せる⇒実施させてみる、といった段階をきちんと踏んだ上で、プリセプティに実際に行ってもらうというスタンスがベターであると言えます。プリセプターのあなたも不安に感じると思いますが、自分でやってみることが成長への近道だと言い聞かせてみてはいかがでしょうか。もしもの時のフォローも万全に!
プリセプターはプリセプティの成長する過程の計画と評価を行いながら、指導・見守りをしていきます。自分の担当しているプリセプティを”コミュニケーション”から知り、”実技”をとおしてその能力を把握していくことがとても重要です。そして、そのプリセプティに見合った計画を立てていきましょう。評価がマイナスなことばかりではなくなり、指導する上で、また指導される方もモチベーションの維持に繋がりますよ。
「あの子はできるのに…」「あっちのペアはうまくいっている」など、他のペアと自分たちを比べることはしないようにすることも重要です。自分たちは自分たち。それぞれのペースに合った育ち方をするものです。遅れていると感じたりする必要はありませんよ。
ここまで、あまり難しいことは書いていないと思います。プリセプターとプリセプティは2人ペアで、1年間という長い期間を過ごします。少しでもお互いの”成長”に繋がるような良い関係を築くことが、まずはじめの第一歩です。
1年後の皆さんの成長を楽しみにしています!
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