
一昔前はほとんど見かけなかった「メンズナース(男性看護師)」が、最近になって注目され始めています。
今までは「ナース=女性の仕事」というイメージが主流でしたが、男女が平等に働ける環境が整ってきたこと、ナースという職業の安定性が評価されたことが背景にあり、ナースを目指す男性が増えてきています。
それでは早速、多くのメンズナースが抱える本音を見ていきましょう。
多くのメンズナースにとって、職場で大勢の女性に囲まれるのはなかなか肩身が狭いもの。自分と同じメンズナースが勤務している場合でも、少数派ということでやはり女性の陰に隠れてしまうケースが多いようです。
見慣れない人を好奇の目で見たり、相手の事が知りたいから色々と話しかけるというのは、女性中心の社会では、相手に関心を持つコミュニケーションでもあり、「社交的な対応」として珍しいことではありません。
しかし、男性は女性と違う価値観を持っているためか、あまり詳しく詮索をされたくないと感じる方もいるようです。
女性中心の職場だった名残なのか、いまだに男性専用の居場所が少ないことが、メンズナースの悩みの一つとなっています。
すべての職場ではありませんが、女性専用はあっても男性専用のスペースがない、ロッカールームが全部女性用になっている、仮眠室や自分の席がないなど、スペース確保に苦労されている方はまだ多くいらっしゃるようです。
女性よりも比較的サバサバと仕事に取り組むと言われているメンズナースでも、やはり同僚や先輩との相性は気になるもの。
特に、職場で自分一人しか男性がいない、メンズナース仲間がいてもその人ととは性格が合わない…など、少数派ならではの悩みがあるようです。
看護の現場では、10代から50代以上まで幅広い年齢層が活躍していますが、そのほとんどが女性です。男性の場合はまだ、中高年層のメンズナースの数もそれほど多くはないのが現状です。
このためか、若いうちは問題なくても、自身が「おじさん化」することによって周りの反応がどのように変わるのか気になっているメンズナースは少なくないようです。自分はこのまま看護師としてやっていけるのだろうか?と、漠然と将来を不安視する意見もあります。
実際には、中高年でも活躍されているメンズナースの数は多くなくともいらっしゃいます。
また近い立場で、看護助手や用務員さんなどの中高年男性スタッフもいます。
メンズナースだから年を取ったらダメなんていうことはまったくありません。むしろ、幅広い年齢層と性別の看護師がいる方が、さまざまな患者さんに対応することができるのではないでしょうか。
メンズナースたちを取り巻く環境は、まだまだ完全な男女平等とは言い難く、それゆえに男性にしか分からない苦労も多いようです。
周りの理解があるかどうかによって、メンズナースの働きやすさやモチベーションは大きく変化していきます。メンズナースを受け入れたら、少数派のメンタルについても職場で考えていけるといいかもしれませんね。
ナースを目指す男性は増加傾向にあります。メンズナースが増え、多様なナースの在り方が一般化していくかもしれませんね。
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