仕事
2021.9.21
医療技術やシステムは日々進化しているものの、扱う環境が整っていなければ使いこなすことはできません。医療現場で業務効率化を実現するには、医療当事者の目線に立ったトータルソリューションを提供する必要があるでしょう。本記事で紹介するのは、医療現場の経営革新を、ITの力でバックアップしている企業です。
1984年に誕生した株式会社メディカルバイオサイエンス。医療現場を支えるテクニカルパートナーとして、各種医療機器やシステムの提供・保守・管理、病歴資料の保管、ホルター心電図解析などのサービスに対応しています。
同社は法改正やIT導入によって目まぐるしく変化を遂げる医療業界に対応するため、2000年にISO9001を取得。医療現場で命を守るチームの一員として、よリ良いサービスや製品の提供に努めています。クライアントの身近な場所で医療現場の問題とともに向き合い、ベストな解決法を模索している企業です。
同製品は、医療現場で医療機器を管理する臨床工学技士(ME・CE)向けの医療機器管理システムです。耐久年数をデータ化することで、中・長期的な機器管理を可能にしています。医療機器の「今」だけでなく、「未来」を見据えた運用が叶うSaaS型サービスです。
同システムの特徴は、「機器一括登録」や「後追い管理機能」を強化している点と、ME会議報告書をはじめとしたデータを可視化している点です。管理画面にて、医療機器の貸出台数やメンテナンス状況、コール件数、研修の受講状況などを一目で把握できます。
管理対象の医療機器にビーコン(近距離無線通信装置)を設置すれば、どこに何の医療機器が、何台あるのかをリアルタイムで確認することも可能です。医療機器の管理に必要な手間や時間を大幅にカットできる分、通常業務に専念できます。また、既存の院内インフラを利用することで、初期費用を抑えることもできます。
同製品は、医療機器の位置情報管理システムです。医療機器が病院内のどこでどう使われているかをリアルタイムで確認できるので、メンテナンス時や貸出時などに医療機器を探す手間が省けます。
医療機器の位置確認は病院内を俯瞰したフロアマップで直感的に行えるため、機械が苦手という方も安心です。毎月の使用料金が低額・定額なクラウド型に加え、よりセキュリティが強固なオンプレ型も用意されています。
医療施設では、安心在庫として医療機器を多めに確保しておく傾向があります。しかし、結局使用されず、在庫がムダになっているケースも多いようです。医療機器の稼働状況や在庫状況を的確に把握できる同システムは、過剰在庫の削減および稼働平準化にも一役買っています。
「看護のお仕事」を使うと、より詳しく話を聞くことができます。どんな転職先があるのか等も事前に知ることができます。