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2016年07月27日

自分の看護を探し求めた5年間

あなたは今の職場が
自分に合っていると思いますか?
やってみたい看護はありますか?

他と比べるものを知らなければ、
自分に合っているのか、
何が向いているのかなど、
わかりづらいものかもしれませんね。


今回ご紹介するHさんは
お礼奉公の精神科病院で
3年ほど勤務した後、
より高度な医療技術を身につけたいと、
急性期病棟へ転職したものの、
お母様の看病が必要となってしまい退職。

地元に戻られ、
派遣の仕事とお母様の看病を
両立されてきた看護師さんでした。

お母様の手術と長期入院を支えるうち、
「看護師として自分にできることは何か、
 どんな看護をしていきたいのか」
ということを考えるようになったHさんは、
派遣の期間満了で転職を繰り返し、
さまざまな職場を経験されてみたそうです。

その後、お母様の容体が落ち着き、
妹さんが看病を手伝えるようになったため、
Hさんは思い切って、
海外の看護を経験しようと決意し、
青年海外協力隊にチャレンジされました。

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青年海外協力隊で看護師に求められるのは、
医療が充実していない僻地へ赴き、
保険指導や病気の予防ケアなどをする活動が
多いと言われています。

医療機関でも看護師不足は深刻なため、
その需要は多いと言われています。

このため、
人から必要とされ、役に立てているという
“看護師としてのやりがい”を
十分に肌で感じたと話す経験者が多くいます。

一方で、
日本と発展途上国の医療環境の差に困惑したり、
帰国後にその経験をキャリアとして再就職に生かせない、
といった悩みも多く聞かれます。

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Hさんは、
赴任先でOPE室の看護師として、
さまざまな経験をされ、
帰国するころには、
「OPE看護に携わっていきたい!」
という看護の目標を見つけることができました。

ところが帰国して就職活動を開始すると、
5年の間に何度も転職を繰り返したことや
OPE室経験が海外でしかないことなどで
書類審査がなかなか通らなかったそうです。


詳しいお話を伺って、
HさんのOPE看護への強い思いがあれば、
きっと事情を理解してくださる病院はあると、
思い当たる病院に3件ほど打診してみました。

面接でHさんは、
「海外と日本のOPE室とでは作りも違えば使う道具も違うけれど、
 患者さんの回復のために全力を尽くしたいです」
と熱い思いを伝え、
なんと3件ともから
内定をもらうことができました。

3件の中でHさんは、
一番救急件数の多いOPE室の病院へ入職。

めまぐるしい毎日のようですが、
「患者様が回復していく姿を見るのが何よりやりがいです」
とおっしゃっています。

5年間、家庭のご事情もあり、
“自分の看護”を探し、
さまざまな職場をまわったHさんでしたが、
そのすべての経験が、
今の看護に役立っていると言います。


初めての就職時に
自分に合う科目や職場に
必ず入職できるとは限りません。

比べるものを知らなければ、
合っているかどうかは
わからないですよね。

でも、
今、いる場所で、
今、自分にできることを
できるだけ頑張っていれば、
それはきっと
自分がやりたい看護が見つかったときに、
あなたの力になります。

経験を学びに変えれば、
ムダなことなどひとつもないのですから。

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