
近年の日本人は睡眠時間が少なく、生活習慣病やうつ病、免疫力の低下といったさまざまなリスクが高まるとして問題視されています。また、新型コロナウイルスの登場により、より一層の感染対策も急務となっているのが現状です。しかし、そうした状況下でも質の高い医療の提供が求められています。
そこで本記事では、人々のより良い睡眠の実現に向けた製品や、医学・理化学には欠かせない教材、医療環境制御技術で人々と地球に優しい製品を提供する3つの企業を紹介します。患者さんや自身の「安心」につながる製品を知りたい看護師さんは、ぜひ目を通してみてください。
株式会社エムールは、「眠りで世界の人を元気にする」というビジョンのもと、企画開発や研究開発といった事業を複数展開している企業です。同社が開発するものは、オリジナル寝具や睡眠に関連するソフトウェアなど多岐にわたり、環境および習慣による包括的な睡眠改善に取り組んでいます。

日本は世界の中でも睡眠時間が短い傾向にあり、それに伴って「目覚めがスッキリしない」「疲労が取れない」といった悩みを抱える人もいます。このような悩みを取り除いて快眠を得るには、自身の睡眠環境はもとより、睡眠習慣を見直したうえで改善することが大事です。
しかし、実際に改善しようとしても、これまでに身についた習慣を変えるのは容易ではありません。そのような際に有用なのが、同社が提供するアプリ「NERUTOKU」です。
同アプリには、良い1日を過ごすことで快眠が得られるとの考えから、時間栄養学や認知行動療法などの要素が取り入れられています。そのため、就寝時間から算出されるベストな起床時間を示すような仕様ではなく、起床時間と就寝時間に合わせた日中のモデル行動が生成されるのが特長です。
食事・仮眠・入浴を行うにあたっての推奨時間が明確になることにより、その時間を参考にしながら1日のスケジュールが立てられます。
そのほか、睡眠計測や起床時の気分、日中の行動時間を記録できたり、睡眠に影響を及ぼしかねない行動を注意喚起したり、何かを達成するごとにコインが貯められたりする機能が備わっているのもポイントです。
モデル行動で示された時刻を参考に生活し、良く眠れた日の記録を振り返って分析することで、睡眠習慣の改善につなげられるでしょう。
睡眠に関して相談される機会のある看護師さんや、自身が睡眠に悩んでいる看護師さんは、NERUTOKUの存在を知っておくと、公私ともに役立てることができるかもしれません。

日本スリービー・サイエンティフィック株式会社では、人体模型をはじめ、医学チャートや医療シミュレーター、ソフトウェアなど、学校・大学・病院での教育には欠かせない製品を中心に取り扱っています。ドイツを本拠地とする3B Scientific®のグループとして、安価でありながら高クオリティな製品の提供に尽力している企業です。

患者さんに安心してもらえる看護ケアを施したり、スキルアップを図ったりするには、日々の勉強や練習が欠かせません。特に練習する場合は実践的な看護技術を身につけるため、医療シミュレーターが用いられることも多いです。
そこで同社では、AEDや救急医療、注射などさまざまなシーンを想定した医療シミュレーターを用意しています。たとえば、小児看護領域における看護技術の練習が可能な「看護トレーニング用乳児モデル」もその一つです。
同製品は、首・肩関節・股関節が可動するタイプの乳児モデルで、仰臥位と座位の状態を維持できます。小児患者がどのような体勢でも看護ケアを行えるようになっておくことは、看護師にとっても大切な要素ではないでしょうか。
また、症例に関しては気管開口部や胃ろう、ストーマ、尿道カテーテルといった複数に対応しているのが特長です。
小児患者の看護ケアでは、成人患者とは異なる部分があったり、小児患者一人ひとりで対応方法が違ったりすることもあります。その際、小児患者本人と保護者に安心感を与えられる看護ケアを行うには、しっかりと対象に適した看護技術を身につけておくことが大事です。
小児外科やNICU、在宅医療の分野では、特別なケアが必要な小児患者と向き合うことも多いでしょう。そうした現場で働く看護師さんが同製品を活用することにより、基本的な要素を押さえたうえでの小児患者一人ひとりを想定した看護ケアの練習はもちろん、看護計画の作成にも役立てられるかもしれません。

長年積み重ねてきたモノづくりのノウハウ、そして最新技術を存分に活かして製品開発を行う株式会社日本医化器械製作所。同社の製品開発は製品ありきのものではなく、顧客のニーズと声に重きが置かれているのが特長です。人々が地球とともにより良い未来へ進んでいけるよう、バイオサイエンスと医療の分野から社会に貢献しています。
医療機関では感染症に対応することも多く、その際には院内で二次感染や三次感染を起こさないように注意を払うことが重要です。また、近年は新型コロナウイルスの発生もあり、以前にも増して感染対策が注目され始めました。

医療機関側の感染対策としては、あらゆるものを殺菌・消毒するほか、防護服や手袋などの着用、院内を陰圧に保つ感染対策機器の設置といったものが挙げられます。たとえば、感染対策機器は多種多様ですが、個々のベッドに使用できる同社の「感染防止クリーンベッド」も有用といえます。
同製品は、使用時以外はコンパクトに折りたたむことができ、設置時間に関しても10分ほどと扱いやすい簡易型の陰圧ブースです。
ユニット内の圧力を陰圧に保つことにより、汚染空気の外部流出を防げます。そのうえで、排気系統からはHEPAフィルタを通してクリーンになった空気を排出するため、院内での空気感染のリスクを軽減できるでしょう。
本格的な陰圧室が整備されていない病棟はもちろんのこと、感染症用の病棟や透析室、使い方次第では診察室や待合室などへも使用範囲を広げられます。

そして、囲いには透明のビニールカーテンが採用されているのもポイントです。ユニット内にいる患者さんが、圧迫感や閉塞感を感じないように配慮されています。
看護師さんが安心して感染症の看護ケアにあたるためには、身の回りの感染対策だけでなく、設備面にもフォーカスを当てることが大切と言っても過言ではありません。看護師さんの安心が、ひいては患者さんの安心にもつながってくるのではないでしょうか。
記事の制作について
「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。
キャリア
働く場所
選考対策
資格
その他
読みもの
連載