救急外来で働く医療従事者を支援する【株式会社ビットエイジ】

2022.4.15

災害時における医療活動ではトリアージが重視されますが、その存在は救急外来でも不可欠になってきました。その理由は、救急医療が必要な患者に対して適切なタイミングで適切な処置を施すことにより、患者の救命率アップにつなげられるからです。
しかし、目まぐるしく状況が変わるケースも多い救急外来では、従来の紙の問診票だとスムーズに業務を進められないこともあるでしょう。

そこで本記事では、そうした救急外来の現場を支えるべく、院内トリアージシステムの開発を手がけた企業を紹介します。
現在運用している院内トリアージに対し、改善点があると感じている看護師さんの参考になるのではないでしょうか。

株式会社ビットエイジ

株式会社ビットエイジは、医療をはじめ製造や建設、画像処理など複数の分野に及ぶソフトウェア開発を行っている企業です。
より良いソフトウェアの提供を目指して、同社内ではコンピュータに対する知識や技術はもとより、使いやすさやわかりやすさを意識して開発できる人材の育成にも注力。常に顧客の信頼感と満足度、そしてニーズに応えられるようにたゆまぬ努力を続けています。

院内トリアージシステム「Tri@ER」

▲画像提供:株式会社ビットエイジ

Tri@ERは、緊急度判定支援システム(※以下、JTAS)2017に対応しています。そのうえで、救急外来で働く医師や看護師などの医療従事者が使いやすい仕様になっているのが特長です。

まず一つは、患者一覧画面がシンプルでわかりやすいことが挙げられます。
患者一人ひとりを緊急度判定レベルで色分けしたり、経過時間や進捗状況などを併せて表示したりと、本当に必要な情報のみで画面を構成。忙しい救急外来の現場でも、再トリアージのタイミングや診察の順番を直感的に判断できるでしょう。

また、トリアージ画面ではJTASの項目が網羅されており、より詳細に患者の症候を捉えて記録することが可能です。用意されている設問に答えると、それに付随した設問が新たに表示されるため、患者の症候の根幹に迫れる可能性もあるかもしれません。

さらに、設問に答えていくと画面上の緊急度判定レベルがリアルタイムで変動するのも、同システムで注目すべきポイントです。
紙の問診票では、看護師自らが緊急度を判定する必要があります。その際に起こる課題としては、看護師同士で判定が異なる、場合によってはアンダートリアージが起きるといったものが挙げられます。
一方、判定をサポートする同システムを活用することで、課題の発生率を低く抑えられるでしょう。加えて、判定に合わせた柔軟な対応や、判定時における看護師の精神的負担の軽減にも寄与します。

そのほか、救急外来での各業務フローを表示してシステム内に飛べるようにしたり、トリアージの事後検証による振り返りを容易にしたり、トリアージの統計に必要な各種指標をリアルタイムで表示できたりと、院内トリアージの運用を包括的にサポートしてくれます。

システムを支える多彩な機能

▲画像提供:株式会社ビットエイジ

同システムに備わっているのは、それだけではありません。
トリアージの統計を加工する手間が省けるExcelとの連携機能、Quick SOFAやSIRSを含む自動的なバイタル判定機能、判定や症候といったさまざまな条件で患者を絞れる検索機能など、細部にいたるまで使いやすさが追求されています。

そして、救急外来やERのベッド利用状況がひと目でわかる「ベッドマップシステム」も完備。院内の配置に合わせてシステム上のベッドをレイアウトできるため、どのベッドをどの患者が使用しているのか瞬時に判断することが可能です。そのうえ、ベッドごとに患者の症候から処置、検査、連絡事項まで表示されることから、素早い決断や行動に移せるでしょう。

詳細情報

「Tri@ER」

 
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