
「これはなぜ?」「こういうときどうしたらよかったの?」
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【今回の質問】

生化学用スピッツから凝固用スピッツの順番で採血を行うことが多いのは、採血穿刺直後の組織液の混入、採血管の間での血液内容物の混入、採血量不足などを防ぐためです。
順番は、以下のとおりです。
「血清/生化学用、凝固用、赤沈用、ヘパリン入り採血管、EDTA入り採血管、解糖阻害剤入り採血管、その他」

採血には、注射シリンジを使って採血した後に採血管に分注する場合と、真空採血管を使用して採血をする場合がありますね。今回はご質問いただいた真空採血管を使用した場合について回答させていただきます。
採血時に血管に針を穿刺すると、わずかですが組織損傷が起こります。そのため、穿刺してすぐに出てくる血液には組織液が少し含まれることになります。
組織液の混入は、血液を凝固させたり、採血管が何本か必要な場合には採血管の間で血液内容物が混入したりする可能性があります。
組織液の混入や血液内容物・採血管内の試薬(ヘパリンやEDTAなど)の混入は検査値に影響を与えることもあるのです。
このような混入による検査データへの影響を低減させるために、以下のような順番で採血管を入れ替えることが推奨されています。
『血清/生化学用、凝固用、赤沈用、ヘパリン入り採血管、EDTA入り採血管、解糖阻害剤入り採血管、その他』といった順です。
血液内容物の混入を防ぐためには凝固は最初に取った方がいいのですが、そうすると組織液の混入による凝固で検査値への影響も考えられます。
組織液の混入はAPTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)値に20%ほど影響が出ると言われているため、できるだけ避けることが望ましいでしょう。
つづきは、こちらからお読みいただけます。
凝固系の採血をするときのスピッツの順番を教えてほしい
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【イラスト】
中山有香里
看護師?イラストレーター。著書に「ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術」「悲しいくらい人に聞けない看護技術」(メディカ出版)
Twitter:@musashi_0303
Instagram:zurukan.yukari33
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