こんにちは、はるです!全4回の連載も最終回になりました。
今回は私が普段から愛用している本や、その本の選び方をご紹介します。実際の本棚や勉強机もお見せするのでよければ参考にしてみてくださいね。
看護師向けの本ってたくさんありますよね。それぞれの本に紹介やアピールの仕方があって、「新人さん」や「3年目看護師」といったワードを使ったり、話題の講師の方の名前を前面に出していたり。本当に多岐にわたるので選ぶのも難しいと思います。
こんな本がほしいなぁと思って本屋さんに行っても、似たような本がたくさんありすぎてどれがいいのかわからない…という経験がある方も多いのではないでしょうか。
数ある看護書籍の中から本を選ぶ時、私は以下のようなところに重点を置いています。
1.情報が過去のものではないか(発売日が古すぎないか)
2.内容が自分の目的に合っているか
3.自分に合った読みやすい・使いやすい本か
4.職場や院内の図書館に置いていないか
ガイドラインやエビデンスは常に新しくなっているので、どんなに良書であっても古すぎるものは避けています。
文字やイラストのバランスが良い、ストーリーや会話になっていて読み進めやすいなど、それぞれの本の特徴が自分に合っているのかはとても大事なポイントの一つだと思います。
また、看護や医療の書籍は値段が高いものが多いので、なるべく借りたりできると良いと思います。浮いたお金はセミナーや資格などの取得に回すこともできます。
私が新人の頃は、良い本は同期同士で貸し合っていました。あとは職場で購入している本や、院内の図書館にも意外と良い本があったりするので見てみるといいと思います。
職場のコピー機は勉強に使用することは認められていたので、学習したいところを印刷して家に持ち帰ったりしていました。
皆さんは月に何冊くらい本を購入していますか?きっとかなり個人差があると思いますが…。
私は、本にかけるお金は月に7000円までと決めています。理由としては、看護雑誌1~2冊とその他の専門書を買うとだいたいこれくらいの金額になるからです。
これはあくまで最大金額としての設定なので、実際に使うのはもうちょっと少なかったりします。年間で考えると3~5万円程度、冊数にすると10冊程度でしょうか。
昔、尊敬している先輩に「給料の10%は勉強に費やしなさい」と言われました。
考え方は人それぞれですが、私は給料の3%くらいがちょうどいいかな?と思ったので、書籍購入やセミナー費の目安としています。
これにACLSなど万単位の資格取得やセミナーなどが入ってくると話はまた変わってきますが…。無理のない範囲で自分に合った計画を立てることが大切です。
おすすめの本を紹介してほしいという声、本当に多いです。でも、看護師さんって働いている部署も分野もさまざまなので、「コレ!」という本をおすすめするのってなかなか難しいです。
なので、今回はさまざまな分野で働く方が手に取ることができ、なおかつ読みやすく理解しやすい本を載せたいと思います。
実は私のブログの方ですでに数点挙げているのですが、ここではそれとは別に厳選したものを紹介します!よろしければブログもご覧くださいね。
照林社さんが出版している「まるごと図解シリーズ」は、とてもわかりやすく、新人さんはもちろん苦手な分野のある中堅さん以上にもおすすめしたいです。
たくさんシリーズ出ていますが、特に「呼吸の見かた」「心電図の見かた」「循環器疾患」の3冊がおすすめです。
文字とイラストのバランス、本の構成が良いのでストレスなく読むことができ、やさしく詳しく理解することができる内容になっています。
フィジカルアセスメント系に関してはたくさん良書があるのですが、日総研さんから出ている「重症患者のアセスメントとベストプラクティス」は近年発売されたものの中で一番のお気に入りです。
集中治療領域にはなりますが、重症患者さんをアセスメントする上で欠かせないものを基礎レベルで捉えつつも、必要な要点を押さえた内容になっています。
同じ日総研さんから出ている「ICU3年目のナースのノート」も言わずと知れた名品ですが、ベストプラクティスの方はさらに噛み砕き、患者さんを観察する上で必要な内容が詰まっている本です。
なんといってもイラストがわかりやすいです。そしてカラーなので読んでいて楽しく、疲れずにどんどん読むことができます。
解剖学や病態生理を学びたい学生さんにおすすめしたい逸品です!大きさもちょうどよく、個人的に本棚にあるとほっこりする本です。
今回ご紹介したもの以外にも、すぐれた本はたくさん出ています。お気に入りの1冊で勉強することで、より知識を深めることができるでしょう。
しかし、本を読むだけで終わりではなく、実際に臨床で実践することが大切です。
他のスタッフから観察やアセスメントの見解を聞いたり、医師やコメディカルと関わることでアウトプットする機会を得ることもできます。
何度もお伝えしていることなのですが、臨床に勝る知識と経験はありません。
ぜひわかりやすい本で自分の得意分野を伸ばし、苦手を克服し、自信を持って患者さんと関われる看護をできるよう頑張っていきましょう。
おすすめ本をご紹介してきましたが、ここではその本をどのように管理しているかお見せします。
自宅では、ニトリの一番大きな本棚を使用しています。私は白が好きなので、勉強スペースは白を基調とした空間になるよう統一しています。
本棚は、机に一番近いところに医学書や看護書を置いています。
今は電子化を進めて裁断しているのでだいぶ量が減りました。特にサイズが大きくて重い本は裁断してiPadに入れるようにしています。
先ほど勉強スペースは白で統一しているとお伝えしましたが、環境を統一すると集中力が上がるのでおすすめです。
机の上など目に見える場所だけでもすっきりさせるととても効果がありますよ。
ここまで4回の連載をさせていただき、本当にありがとうございます。
看護師という仕事にはさまざまな形があり、考え方も人それぞれです。結婚や妊娠出産などのライフイベントを迎えた時、今後のキャリアや自分の人生について悩むこともきっとあると思います。
でも、看護師という仕事は本当にすばらしい仕事です。
大変なこともたくさんありますが、この記事を読んで「ちょっと頑張ってみようかな」と思っていただけたり、何かしらのプラスの思いを持ち帰っていただけたらとてもうれしいです。
そして、看護師国家試験まであと2ヶ月ですね。看護学生の皆さんは今が一番つらい時期、そして頑張り時かと思います。時間は有限で、あっという間に過ぎてしまいます。ぜひ後悔のないように勉強してほしいです。
全国の看護学生がこの数か月全力で取り組むことになります。一生に一度という気持ちで、体調に気を付けて当日を迎えられるよう頑張ってください。現場でお会いできることを楽しみにしております。
それでは、またどこかで!
■看護師はるの勉強法 vol.1 ~勉強アカウントを始めたきっかけ~
https://kango-oshigoto.jp/media/article/2488/
■看護師はるの勉強法 vol.2 ~臨床で活かせるノート大公開~
https://kango-oshigoto.jp/media/article/2505/
■看護師はるの勉強法 vol.3 ~勉強時間を確保する極意~
https://kango-oshigoto.jp/media/article/2522/
【はる プロフィール】
三次・高度救命病院に勤務する現役看護師。
自己学習や資格取得への取り組みをInstagramで更新中。
Instagram:@bluebruise
ブログ:https://bluebruise.xsrv.jp/
記事の制作について
「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。
看護師から寄せられる“よくある質問”
Q. 現役看護師が一番稼げる科はどこ?
一般的に、高度な医療を提供する診療科や収益の多い診療科・クリニックは、高収入を得られる傾向にあります。病院だと救急救命科やICU(集中治療室)など、クリニックでは美容クリニックや人工透析クリニックなどが挙げられます。「看護師が一番稼げる科はどこ?高年収のクリニック・病院や転職のポイント」では、看護師が稼げる科を、詳しく解説しています。規模別の平均給与や、高収入な職場へ転職する際のポイントも紹介しているので、求人探しの参考にしてください。
Q. 看護師がのんびり働ける勤務先は?
病院であれば緊急対応や体力を消耗する業務が少ない外来や回復期・慢性期病棟。病院の外来やクリニックであれば重症患者の処置が少ない診療科は比較的落ち着いた環境といえるでしょう。自身のペースを大事に働きたい方は、現職の悩みを解決できるような環境・働き方を選ぶことがポイントです。「のんびり働きたい看護師向け!おすすめの職場や病院以外の仕事を紹介」では、のんびり働ける勤務先の条件や、おすすめの職場・診療科、のんびり働ける仕事のメリットやデメリットも解説しています。職場探しの参考にしてください。
Q. 看護師1年目で転職しても大丈夫?
1年目であっても転職は可能です。新卒として入職後3年以内に転職する「第ニ新卒」を歓迎する求人も多数出ている状況です。心身に不調がある場合や、職場でハラスメント・法律違反が横行している場合は、無理せず環境を変えたほうが安心です。「看護師1年目で転職しても大丈夫。病院以外の職場や好印象の退職理由を紹介」では1年目の看護師が転職したくなる理由や、仕事が辛いときの対処法、 おすすめの職場などをまとめています。新人看護師が転職に成功するコツや退職の際の注意点も解説しているので、参考にしてみてください。
Q. お礼奉公中でも転職は可能?
お礼奉公の途中でも、看護師が仕事を辞めることは可能ですが、途中で退職してトラブルに繋がるケースもあるので、辞める場合は注意が必要です。「お礼奉公中だけど辞めたい看護師へ!奨学金に関する疑問に答えます」では、「お礼奉公中の看護師は仕事を辞めても良いか」「途中で辞めると奨学金の支払いはどうなるのか」といった疑問や不安にお答えしています。また、奨学金の一括返済を求められたときや、退職を拒まれたときの対処法についてもご紹介しているので、お礼奉公がネックで前に進めずにいる方は、ぜひ参考にしてください。
キャリア
働く場所
選考対策
資格
その他
読みもの
連載