「看護師の魅力」とは、看護師としてずっと働きたい、転職したいと考える方にとって重要なポイントです。看護師として働くことで感じる魅力は、人それぞれ異なるものですが、その多くは仕事のやりがいや需要の大きさでしょう。このコラムでは、看護師として感じられる魅力や、転職時に看護師の魅力を質問された際の回答法などを説明しています。
看護師として働くことの魅力は、どのようなものがあるのでしょうか。看護師とは人の命を預かる職業であり、責任は大きいものです。しかし、その分やりがいや達成感など、看護師だからこそ感じる魅力は多くあるでしょう。この項目では、「看護師の魅力」をいくつかご紹介します。
看護師の魅力の大きな部分は、「やりがいを感じられる」という点でしょう。看護師の仕事は、病棟や外来といった医療現場で看護ケアを行い、患者の病気や怪我の治療をサポートすること。通院や入院をしていた患者が元気に回復していく過程を間近で見ることができるため、仕事に対するやりがいや喜びを感じられるでしょう。また、患者やその家族など、人から感謝をされることが多い仕事です。自身が身につけた看護知識やスキルが医療現場で役立てられるという実感が持てることも、やりがいに繋がります。
看護師の給与は、国家資格を持つ専門職であることから、一般的に高いイメージでしょう。実際、他の職業よりも給与が高めの傾向にあります。厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、全職種・男女計の平均月収が約30万7,000円であり、看護師・男女計の平均月収は約33万3,000円という結果です。この看護師の平均月収のデータは、日勤・夜勤の両方を合わせたものなので、夜勤回数が多い職場の場合、より高い基本給や夜勤手当を得ることができ、高収入を望める可能性もあります。
参照:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査結果の概況」
看護師は、資格を持っていれば仕事が探しやすい職業です。どのような職種の人でも、引っ越しや出産などの理由で退職をする可能性があるもの。ブランクがある状態で仕事復帰を考えたとき、即戦力となるようなスキルや経験がない場合、スムーズに就職活動が進まないことも考えられるでしょう。しかし、看護師としての経験があれば、そのキャリアを活かして活躍できる職場は多くあります。
看護師という職種の需要は、今後ますます高まることが予想されます。近年の高齢化にともない、医療ニーズは慢性期や回復期、在宅医療など多様化するでしょう。そのため、看護師は病棟や介護施設、訪問看護などあらゆる現場で必要とされます。また、厚生労働省の調査データによると、高齢化に伴う医療ニーズのピークが予測される2020年代半ばには、約188万から202万人の看護師が必要になると試算されています 。2019年時点における看護師の就業者数はおおよそ166万人のため、今後さらに約22万人から36万人の看護師を増やす必要があると考えられます。このことから、看護師全体の求人数は増加傾向にあり、転職活動の際も就業先の選択肢は複数あるといえます。将来的にも社会に必要とされ、活躍の場が多いことは看護師の大きな魅力でしょう。
参考:厚生労働省「看護職員需給推計」
前項では看護師の需要についてお伝えしましたが、ここでは実際に看護師が活躍できる職場をご紹介します。
看護師の主な就業先は、病院やクリニックといった医療機関です。ひとえに病院やクリニックといっても、多くの種類があります。病院には、大学病院や国立系の病院、医療法人が運営する病院などがあり、さらに病棟や外来、手術室といった各部門に分かれているのが一般的。内科・外科・眼科・小児科など、一般的な疾患や怪我の治療を行う科目を標榜するクリニックのほか、透析や精神科、美容外科といった科目の専門的なケアや治療を行うクリニックもあります。
看護師の就業先の1つに、訪問看護事業所があります。訪問看護サービスは、在宅医療を支える重要な役割を担っている職場です。看護師の主な業務は、利用者の自宅にて健康管理や医師の指示による医療処置、身体介助といった看護ケア。また、状況に応じて、認知症ケアやターミナルケアも担うこともあります。高齢化社会が進む現代では、自宅で介護や医療を受ける人が増加しており、看護師のニーズがある職場といえるでしょう。就業先には、訪問看護ステーションや病院やクリニックに併設している訪問看護事業所などがあります。
介護施設には、特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・介護付き有料老人ホーム・デイサービスなど複数の種類があります。病院が「治療の場」であるのに対し、介護施設は「生活の場」です。そのため、業務内容は入所者の日常生活の介助や健康管理がメイン。入居者一人ひとりと密接に関わることができ、病院とは異なった形で看護を行える環境です。介護施設には一般的な介護スタッフや理学療法士、ケアマネジャーといった他職種が多く在籍しているため、多くの職種と連携をとりながらがらケアにあたれます。
看護師の仕事には、看護師を養成するための大学や短大、看護専門学校などの教員という働き方があります。教員になる方法はそれぞれ異なり、大学や短大の教員になるには、基本的に看護師養成施設を卒業後、看護師・助産師・保健師いずれかの臨床経験が5年以上必要です。 看護専門学校の教員になるには、専任教員養成講習を修了することが条件ですが、通信講座で履修することもできます。看護師の育成に興味がある場合、看護教員とは自身のキャリアアップに繋がる職種といえるでしょう。
看護師の転職活動では、選考に面接や作文・小論文などがあります。その選考のなかで、「看護師の魅力とは何か」と聞かれることがあるでしょう。採用担当者がこの質問をする理由には、応募者の看護観を知り、看護師としての姿勢や将来性などを判断するためと考えられます。
下記に、「看護師の魅力とは」に対する書き方・答え方の例を挙げます。
「私が考える看護師の魅力は、患者さまの命を預かり治療をサポートするという、人の役に立つ仕事であることです。自分の看護や経験を活かして病気や怪我を負っている方が回復していく姿をみれることは、仕事のやりがいを感じられる瞬間であり、看護師の魅力だと思います。今後もより一層、人の役に立って社会に貢献できる看護師になれるよう、患者さま一人ひとりの状況やお気持ちに寄り添ったケアをしていきたいです」
面接で看護師の魅力を上手く答えるコツは、どのような時に看護師として働く魅力を感じるのかを具体的に述べることです。また、今後どのように成長してきたいかも伝えることで、「新しい職場で貢献したい」という点をアピールできます。
「私が考える看護師の魅力は、ずっと成長することができる職業であることです。看護師の仕事は、経験を重ねることでより高度な看護技術や知識を身につけることができ、それを仕事で活かすことができます。キャリアを積むと自身が行える看護の幅が広がり、患者さまやそのご家族と関わる機会も増え、看護師としての成長に繋がると考えています。医療に貢献する職業として、一人の人間として生涯成長できることが看護師の魅力だと思います。」
作文や小論文のポイントは、テーマに対する自分の考えを簡潔に順序立てて述べることです。
最初に結論を述べ、次にその理由を書きましょう。
このコラムでは、看護師の魅力についてお伝えしました。看護師として転職を考える場合、上記のような「看護師の魅力」を深く理解し、「自分が看護師として何を重視して働きたいか」ということを知っておくと良いでしょう。
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