看護師のみなさんは、検査を受ける患者さんからいろいろな質問を受けることが多く、充分な説明ができるようでいないとなりません。
しかし自分の経験したことのない診療科目や検査であったり、新人さんだったりする場合は、自信を持って「こういう検査です」と説明をすることに少し不安を覚える方も多いのではないでしょうか。
そんな方をはじめ、看護師のみなさんに向けて、”患者さんに聞かれても困らない”ためのお役立ち基礎マニュアルとして、今回は循環器科の検査の中から”心臓カテーテル検査”について、基礎からご紹介していきたいと思います。
患者さまが読まれても理解していただけるような内容にしていきますので、肩の力を抜いてご覧になってください!
カテーテルという細い管を橈骨動脈・上腕動脈・大腿動脈のいずれかから経皮的に心臓に挿入して行なう検査のことを言います。心臓超音波検査や心電図検査などで異常がみられ、心疾患(循環器疾患)が疑われる際に確定診断的に行なわれる検査となっています。
造影剤を目的の血管に流し、X線撮影をしていく検査です。
冠動脈造影検査(CAG)
心臓に血液を送る(栄養血管)冠状動脈に詰まりや狭窄がないかなどの評価をする検査。⇒狭心症や心筋梗塞が適応疾患であり、この検査によって確定診断される。治療後の評価目的の検査としても用いられる。
左心室造影検査(LVG)
左心室壁の運動の評価、心駆出率(EF)の判断、僧坊弁閉鎖不全(MR)の評価、左心壁の肥厚の判断が目的となっている検査です。これ以外にも、心室中隔欠損・穿孔によるシャントの方向や量を確かめる目的でも用いられる。
大動脈造影検査(AoG)
大動脈の狭窄性疾患や大動脈弁逆流による重症度判定に用いられる。
スワンガンツカテーテルというカテーテルがよく用いられることから、”スワンガンツ”(S-G)と呼ばれている。右心系の部位の内圧測定や心機能・シャント率の評価、酸素飽和度・血管抵抗の算出などの目的で行なわれる。
拡張型心筋症などの心臓の筋肉の変性が疑われる時に用いられる。心臓の筋肉の極一部を採取し、顕微鏡・免疫染色などの検査を行なう。
心臓電気生理学的検査(EPS)と呼ばれ、主に危険な不整脈のメカニズムを明らかにするために行なわれる。カテーテルアブレーション治療やペースメーカー治療に役立てるための検査。
心臓にカテーテルを挿入する”侵襲的検査”ですので、危険は0%ではありません。検査中のリスクも検査後に起こる合併症もあります。
起こりえる合併症
など
上記のようなリスクを伴っても行なわれている検査です。検査で得られるデータは大変有効性のあるものだといえるでしょう。
A.カテーテルを刺入する部位に局所麻酔を行ないます。局所麻酔をするので、痛みは感じないと思われる患者さまも多いのですが、麻酔を注射する注射針のチクリという痛みを感じます。局所麻酔が充分に効いていることを確認しながら、カテーテルを挿入していきます。検査施行時に患者さまが感じる痛みについては、とてもよく聞かれる質問ですね。
A.虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)・先天性の心疾患・心臓弁膜症・心筋症・心不全・不整脈・大動脈の疾患などの循環器系の疾患が心臓カテーテル検査の適応疾患となっています。
A.検査の内容や心臓カテーテルを用いての治療を行なうかなど、さまざまな症例があるので、一概に「このくらいの時間です」というのは難しいのですが、一般的にアンギオルーム(心臓カテーテル検査室)に入室してから、おおむね1時間前後といわれています。
上記のような質問・疑問が患者さまからよく聞かれる内容となっています。患者さまにとって心臓カテーテル検査は、心臓に管を挿入するということから、とても強い不安感・恐怖心を持つ検査になります。患者さまに安心して検査を受けていただけるように努めることも重要な看護の要点になります。
ここまで心臓カテーテル検査について簡単におさらいしてきました。
本当に基礎の基礎的な内容ですが、知っておいていただきたいものばかりです。少しでもみなさんのお役に立つことができれば嬉しいです。
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看護師から寄せられる“よくある質問”
Q. 現役看護師が一番稼げる科はどこ?
一般的に、高度な医療を提供する診療科や収益の多い診療科・クリニックは、高収入を得られる傾向にあります。病院だと救急救命科やICU(集中治療室)など、クリニックでは美容クリニックや人工透析クリニックなどが挙げられます。「看護師が一番稼げる科はどこ?高年収のクリニック・病院や転職のポイント」では、看護師が稼げる科を、詳しく解説しています。規模別の平均給与や、高収入な職場へ転職する際のポイントも紹介しているので、求人探しの参考にしてください。
Q. 看護師がのんびり働ける勤務先は?
病院であれば緊急対応や体力を消耗する業務が少ない外来や回復期・慢性期病棟。病院の外来やクリニックであれば重症患者の処置が少ない診療科は比較的落ち着いた環境といえるでしょう。自身のペースを大事に働きたい方は、現職の悩みを解決できるような環境・働き方を選ぶことがポイントです。「のんびり働きたい看護師向け!おすすめの職場や病院以外の仕事を紹介」では、のんびり働ける勤務先の条件や、おすすめの職場・診療科、のんびり働ける仕事のメリットやデメリットも解説しています。職場探しの参考にしてください。
Q. 看護師1年目で転職しても大丈夫?
1年目であっても転職は可能です。新卒として入職後3年以内に転職する「第ニ新卒」を歓迎する求人も多数出ている状況です。心身に不調がある場合や、職場でハラスメント・法律違反が横行している場合は、無理せず環境を変えたほうが安心です。「看護師1年目で転職しても大丈夫。病院以外の職場や好印象の退職理由を紹介」では1年目の看護師が転職したくなる理由や、仕事が辛いときの対処法、 おすすめの職場などをまとめています。新人看護師が転職に成功するコツや退職の際の注意点も解説しているので、参考にしてみてください。
Q. お礼奉公中でも転職は可能?
お礼奉公の途中でも、看護師が仕事を辞めることは可能ですが、途中で退職してトラブルに繋がるケースもあるので、辞める場合は注意が必要です。「お礼奉公中だけど辞めたい看護師へ!奨学金に関する疑問に答えます」では、「お礼奉公中の看護師は仕事を辞めても良いか」「途中で辞めると奨学金の支払いはどうなるのか」といった疑問や不安にお答えしています。また、奨学金の一括返済を求められたときや、退職を拒まれたときの対処法についてもご紹介しているので、お礼奉公がネックで前に進めずにいる方は、ぜひ参考にしてください。
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