
男性看護師は年々増えており、男性看護師と一緒に働いている、という方も多いのではないでしょうか。
ですが、厚生労働省の「令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」によると2022年時点で看護師のうち男性はわずか8.6%。
看護師の世界は、まだまだ女性の社会といえますね。
厚生労働省「令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」(2024年4月4日参照)
みなさんは「女性看護師の社会」にどのようなイメージを持っていますか?
僕自身は看護師が全体で30名いるところ、男性看護師はわずか2名という病棟で働いたことがあります。
医療の現場では、ささいなミスが患者さんの命に影響します。なので、看護師の世界ってピリピリとした雰囲気のところが多いです。
そんななかに男性看護師が1人でもいると、男性看護師がなだめたり、いじられ役になったりしてピリついた雰囲気がちょっと和んだりします(笑)。
僕の実体験をもとに、男性看護師から見る女性社会の良いところ・共感できないところを伝えますね。
女性社会のなかで仕事をしてきて、良いところをたくさん見てきました。ここでは、男性看護師から見た女性社会の良いところについて、僕の実体験をもとに紹介します。
「◯◯くん、もっとちゃんとやって!」「◯◯くん、もっと病室をきれいにしてよー」
これは、女性看護師が男性看護師によく言っている言葉ではないでしょうか?
僕もこれまで何度も指摘されてきました。
最初は冗談っぽいのに、回数を重ねるうちにマジなトーンで怒られます…(笑)
男性看護師も丁寧に仕事をしているつもりなので、よく男性スタッフ同士で「僕たちだってちゃんとやってるよね!?」と話すこともあります。
ただ、女性看護師からすると、男性看護師の仕事の丁寧さは全然足りないみたい。実際に女性看護師から仕事を引き継ぐと、
このように思ったことが何度もありました。

そんな丁寧さに気付いてからは、患者さんの見た目を気にしたり、環境整備に力を入れたりなど、僕も女性看護師を見習って仕事をするようになりました。
「もっとこうしてもらいたい」「本当は◯◯が心配なんだけど……」
このように、患者さんのなかには本当の気持ちを伝えられない方もいます。
女性看護師はこの気持ちを読み取るのが本当にうまい。
女性看護師が担当したあと「看護師さんに話を聞いてもらえたから安心した」「看護師さんに話したら気持ちがスッキリした」といった言葉をよく聞きます。
一方で、男性看護師は患者さんが言った言葉だけをとらえがち。
たとえば、男性看護師が患者さんに「病院での生活で気になることはありませんか?」と聞いて「大丈夫。何もないよ」と返答があったときに、男性看護師は「何もないのか。良かった」と考えます。
ですが、女性看護師は「患者さん、何か聞いてほしそうな顔してなかった?」と感じるようで、患者さんに話をさらに聞きに行って「実は…夜眠れなくて困ってる」とこぼすなんてこともありました。
患者さんがうまく言葉にできない、もしくは遠慮して言えない気持ちを読み取るのが女性看護師はうまいと感じます。

これは患者さんとの話ではなくて、女性看護師同士の話。
女性ってよくグループを作るけど、看護師の社会でもそう。
同じ勤務になると一緒にケアしたり、一緒に昼ご飯を食べたりなど、女性看護師はとにかく一緒に行動します。
しかも、勤務中だけではなくプライベートの時間まで一緒にいるほど親密。
「◯◯ちゃんとこの前ご飯に行ってきた」「この間、◯◯ちゃんと買い物に行った」という話を休憩室でよく聞きますね。
男性看護師は仕事は仕事、プライベートはプライベートみたいな考えで、仕事とプライベートでは付き合う人が違うほうがラクだと考えがち。
女性看護師のように、プライベートでも付き合える人を見つけられるのは素敵ですね。
敬遠されている男性医師が、医療の現場に1人はいるのではないでしょうか。
いつもイライラしたり、患者さんの状態や訴えていることを報告しても、そのタイミングが悪いと逆に看護師を責めたり…。
看護師だけではなく、理学療法士さんや薬剤師さんも話をしたがらない男性医師。
でも、こういった男性医師ともフレンドリーに話せるベテランの女性看護師がいます。しかも、その女性看護師が話しかけると、男性医師がニコニコし始める。
医師に引けを取らない経験からくる知識量の多さや、長年培った女性特有のコミュニケーション能力のたまものにより、こんな男性医師もうまくころがせてしまうのです。
指示や薬の処方など男性医師に確認したいことは、自然とみんなこのベテランの女性看護師を通すので病棟で頼りにされます。
女性社会の良いところもあれば共感できないところもある。ここでも、僕が見てきたものをもとに紹介します。
「昨日のちょっとしたミスを今日出勤したらみんなが知っていた」
こんな経験をしたことがある看護師は多いのではないでしょうか。
患者さんにはまったく影響のないちょっとしたミス。たとえば、看護記録が抜けていたり、物品の片付けができていなかったり。
当人同士でのやり取りで終わったはずの出来事が、翌日になると病棟中に広まっていることも少なくありません。「◯◯くん聞いたよ~。昨日ミスしたんでしょ!?」と何人かに言われることも。ウワサはかなり装飾されて、原型をとどめていないほどです。
とにかく、女性看護師は話好き。
だから、ミスを指摘されると、次の日には病棟のみんなが知っていると覚悟します…(笑)
一部の女性看護師は気分のムラがあるみたいで、「今日◯◯さん機嫌が悪いね~~」と話すことがある。
顔を見れば不機嫌さがわかるほどだったり、たまには仕事に影響することも…。
患者さんとの関わりで、機嫌が良いときは隠れてお菓子を食べる患者さんにも優しく指導するし、冗談にも笑顔で返すのに、不機嫌なときはきつく言ったりとか。
プライベートは仕事に持ち込まない、気分を顔や行動に出さない、これは僕自身も気をつけたいと思っていますね…!

男性看護師を病院で見ることが増えてきたものの、看護師の世界はまだまだ女性社会です。
少数派の男性目線だからこそ気付ける女性社会の良いところ、共感できないところ。
男性看護師から見た女性社会を知っておくと、これから働きやすくなるかもしれません。ぜひ、参考にしてくださいね。
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