新しい角度から患者さんのケアに取り組める人材を育成する組織

本記事では、ヨガ・メディカルアロマセラピー・高齢者美容とそれぞれの分野から、患者さんをサポートできるスキルを学べる3つの団体をご紹介します。

医療現場で活用できるプラスアルファの技術を身につけると、従来の看護だけにとどまらない包括的なケアを提供することが可能です。
患者さんのQOL向上をはじめ、より質の高いケアに取り組みたい看護師さんは、ぜひ最後まで目を通してみてください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

一般社団法人 グラヴィティヨガ協会

誰もがヨガの恩恵を受けられる社会を目指し、日本発祥の「グラヴィティヨガ」の普及に取り組む一般社団法人グラヴィティヨガ協会。「頑張らずにできるヨガ」をコンセプトとして、体力や柔軟性に自信がない方、高齢者の方でも始めやすいプログラムを提供している法人です。
また、運動療法を推進する日本臨床運動療法学会(EIMJ)のサポート団体として、内科・外科の各専門家との連携による「薬になるヨガ療法」の研究にも注力しており、エビデンスにもとづき構築したヨガプログラムで人々の健康増進とQOL向上に貢献しています。

「疾患ケアヨガプログラム」

同法人が提供する「疾患ケアヨガプログラム」は、2型糖尿病や高血圧、慢性腎臓病といった疾患を抱える患者さんの症状緩和を目的とした、EIMJ認定のプログラムです。

▲画像提供:一般社団法人 グラヴィティヨガ協会

同プログラムの基本となるグラヴィティヨガは、ヨガならではのゆるやかな動きに加え、「座位」や「寝ポーズ」を軸に行うことから、下肢の筋力が低下していたり、運動に制限がある疾患を抱えていたりする方でも安全に実践できます。
さらに、運動はつらいというイメージを覆す気持ち良いヨガで、継続しやすいのも注目ポイントです。

ヨガとしては、2型糖尿病向けは体づくりや足病変リスクの軽減が期待できるポーズ、高血圧向けは深呼吸と大筋群の柔軟性向上に焦点を当てて血圧低下を目指すポーズ、慢性腎臓病向けは心身に良い変化をもたらし筋力の維持・向上も図りやすいポーズが取り入れられています。
YouTubeにウォーミングアップやポーズの一部が紹介されているので、関心がある看護師さんは確認してみると良いかもしれません。

▲画像提供:一般社団法人 グラヴィティヨガ協会

そんな同プログラムはeラーニングでセミナーを実施しており、スキルアップに向けていつでも受講することが可能。これまでとは異なる角度から、患者さんのQOL向上につながるケアを考えている看護師さんにとって、新しい発見があるのではないでしょうか。

なお、同プログラムのセミナーを受講するには、同法人の「ヨガインストラクター総合コース」で取得できる、「グラヴィティヨガインストラクター」の資格が必要です。
ヨガやグラヴィティヨガの基礎知識から指導技術まで、包括的に学べます。

Toriセラアロマ研究所

メディカルアロマセラピーを通して、患者さんの心身のケアに取り組むToriセラアロマ研究所。代表の所澤いづみ氏が患者さんの自宅を訪れ、看護師経験と20年を超えるメディカルアロマセラピーの実績をもとに、オーダーメイドの施術を提供しています。
また、グリーフケアやアロマ研究のほか、看護師・介護士向けの研修を行ったり、医療・介護現場に出張して基礎となるアロマセラピーの座学と実技研修を実施したりと、人材育成および普及にも力を入れているのが特長です。

「看護師向けメディカルアロマ研修」

同研究所が開催する「看護師向けメディカルアロマ研修」では、所澤氏自ら講師となり、これまでに培ってきたノウハウを惜しみなく看護師さんに発信しています。

▲患者役と看護師役になり、施術の技法と配慮を学ぶ様子/画像提供:Toriセラアロマ研究所

同研修は座学と実技で構成されており、受講生のニーズに合わせた柔軟な指導体制を整えているのがポイントです。
基本としては、座学で精油の知識やブレンド方法などを学習した後、実技で実際に各部位に施術する段階を踏めるため、初心者の方でも無理なく始められます。

実技では、患者さんの安楽を重視した体位での施術方法や、車椅子を利用している患者さんへの施術方法を身につけられるチャンス。患者さんの拘縮の緩和が期待できる独自技法「Toriこねこねニーディング」の習得が可能な研修も行われているので、さまざまなケースの患者さんにメディカルアロマを提供できるようになるでしょう。

そのほか、手浴や足浴、芳香浴といった日頃の看護ケアにすぐ取り入れられるアロマの活用方法が学べるのも魅力です。
グリーフケアでのアロマの取り入れ方も研修の一つとして用意されているので、終末期医療に携わる看護師さんにも有益ではないでしょうか。

▲腹水の施術と便秘の施術の注意点や相違を学ぶ研修(※)
/画像提供:Toriセラアロマ研究所

※重症患者の患者宅での研修は、実施することは原則いたしません。

所澤氏自身、10,000回以上もの施術経験から、看護師の優しさが手を介して患者さんに伝わり、心身の緊張がゆるむとともに、症状の緩和にもつながっていると感じてきたと語ります。
患者さんが抱えるつらい症状や心を少しでも和らげ、穏やかな療養生活を送ってほしいと考える看護師さんにとって、香りと自らの手で癒やしを与えられるメディカルアロマは、願いを叶える第一歩となるかもしれません。

一般社団法人 日本認知症美容協会

超高齢社会での認知症予防と共生を目指し、高齢者の方の「その人らしさ」を支える一般社団法人日本認知症美容協会。高齢者の方が認知機能の維持につながる地域活動や運動に取り組めるよう、当事者はもとより、介護者や地域といった多方面と連携を取りつつ整容美容のサービスを提供している法人です。
高齢者の方と直接触れ合う訪問美容やイベントへの参加、技能実習生に対する整容美容授業、整容療法士の育成など整容美容の普及を図る活動に尽力し、医療・介護の人材不足をサポートする役割を担っています。

「認知症美容専門士®」

超高齢社会を迎えている日本では、高齢者の方に向けた整容美容による心身のケアの需要と重要性が高まっていくと考えられます。
そこで高齢者美容の知識と技術の習得を目指せるのが、同法人が設ける認定資格「認知症美容専門士®」です。

▲画像提供:一般社団法人 日本認知症美容協会

同資格は高齢者美容基礎講座として、全10回の未経験者向けコースと全6回の経験者向けコースを用意。ネイルやハンドフットエステ、傾聴、認知症介護指導者講習などそれぞれの経験に則ったカリキュラムが組み込まれているため、未経験だからと尻込みすることなく安心して受講できます。
また、介護・医療保険適用となる美容技術を学べる、「看護師・介護士集中講座」が開かれているのもポイントです。
講座は全4回の実施で、通常よりもスピーディな取得を目指せることから、整容美容をすぐに現場に取り入れてみたいという場合にも最適でしょう。
看護師さんであれば、医療機関や介護施設だけでなく、訪問看護などでも同資格のスキルを活かすことが可能です。

▲画像提供:一般社団法人 日本認知症美容協会

特筆すべきは、いずれの講座も高齢者施設での実習が行われていることでしょう。
実際に高齢者の方を相手に施術をするため、資格を取得した当日からでも活躍できるほどの実践的なスキルを身につけられます。

さらに、同資格を取得した後は、高齢者美容のエキスパートである「整容療法士®」へステップアップできる道がある点も見逃せません。
専門性を高めたうえで、高齢者の方との関わりを深めたい、患者さんにより良いケアを提供したいという看護師さんにとって、魅力的に映る資格ではないでしょうか。

働き方に悩みはありませんか

お読みいただきありがとうございました!
いいね・シェアで編集部が喜びます

記事の制作について

「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。

看護師さん向けお役立ち情報 コンテンツ制作ポリシー

看護師の転職で「レバウェル看護」が選ばれる理由

レバウェル看護の新着求人

編集部Pick up

人気記事ランキング

タグから記事を探す

キャリア

働く場所

選考対策

資格

その他

読みもの

連載

LINE

レバウェル看護は相談からでもOK!

\ 登録はカンタン1分! /

無料まずは相談してみる