
「終末期ケア専門士に興味がある!」「終末期ケア専門士になるにはどうすればいいの?」と気になっている看護師は多いのではないでしょうか。
ここでは、終末期ケア専門士になるにはどうすればいいのか、受験資格やかかる費用、勉強方法などについて詳しく解説します。
この記事を最後まで読み終えてもらえれば、終末期ケア専門士になる方法が分かり、資格取得に役立つでしょう。
終末期ケア専門士の取得を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
終末期ケア専門士とは、日本終末期ケア協会(JTCA)による認定資格です。
医療・介護の現場で働く方を対象に、2020年に新設されました。
人生の最期を迎える方に寄り添い、支える終末期ケアのスペシャリストであることを証明します。
緩和ケア病棟や療養病棟、介護施設など、看取りに関わる機会の多い職場で働く看護師におすすめです。
終末期ケア専門士になるには、受験資格を満たして試験に合格しなければなりません。
ここでは、看護師が終末期ケア専門士になるにはどうすればよいのか、下記の内容について解説します。
資格を取得するための準備を進めたい方はチェックしてみましょう。
終末期ケア専門士の試験を受けるには、看護師や准看護師といった医療福祉系の資格のほか、2年以上の実務経験が必要です。
実務経験は、終末期ケアやホスピスケアといった看取りに関わる業務でなくても構いません。
また、常勤・非常勤も問われないため、非常勤で2年の実務経験でも問題ないでしょう。
終末期ケア専門士を受験し、合格発表までのスケジュールは下記のとおりです。
| 3月下旬~9月下旬 | 受験を申請する |
| 8月中旬 | 試験会場を予約する |
| 10月 | 試験を受ける |
| 11月 | 合格発表 |
| 合格後 | 認定登録を行う |
受付期間内に日本終末期ケア協会の公式ホームページから受験を申請をすると、申請書類が届きます。
申請書類に必要事項を記入し、下記のいずれかの本人確認書類のコピーを添えて提出しましょう。
申込期間内であっても、定員に達したら締め切る場合もあるので、早めに申し込んでおくと安心です。
終末期ケア専門士の試験は毎年10月ごろで、全国に300か所以上あるCBT試験会場で受験します。
出題方式はCBT方式の選択式で90問あり、試験時間は90分です。
CBT方式とは、試験会場に設置されているパソコンで試験を受ける方式となるため、パソコンの操作が苦手な方は、受験前にパソコンの操作に慣れておくと良いでしょう。
また、試験内容は、公式テキスト以外に、教会ホームページ内の「JTCAゼミ」に記載されている時事内容からも出題されます。
終末期ケア専門士の合格率は例年60%台を推移しています。
日本終末期ケア協会によると、2024年に行われた第5回認定試験の合格者は3,512名となっており、合格率は65.6%です。
終末期ケア専門士の試験は、出題範囲が広いことから難易度が高いとされています。
終末期ケア専門士は資格の取得や維持のための費用がかかります。
ここでは、看護師が終末期ケア専門士になるためにかかる費用について解説するので、確認してみましょう。
終末期ケア専門士の受験にかかる費用は、受験料の11,000円のみです。
ただし、別途で公式テキストの購入も必要となるため、5,478円(税込み)もかかります。
オンラインで試験対策のWEB講習を希望する場合、19,800円も必要です。
試験に合格後は、登録料の11,000円も支払わなければなりません。
更新費用は、5年に1度5,500円かかります。
ただし、医療系資格更新システムである「ココリンク」に登録している場合、更新費用はかかりません。
また、資格を更新するためには、更新費用だけではなく単位の取得も必須です。
資格所有者専用のシステムから動画視聴やWEBセミナーに参加することで単位を取得できます。
「終末期ケア専門士は独学で取得できるの?」「指定の講座を受講する必要はある?」と疑問に感じている方は少なくありません。
ここでは、終末期ケア専門士を目指すための勉強方法について紹介します。
自分に合った勉強法を選ぶのにお役立てください。
終末期ケア専門士の勉強は、公式テストを用いて自己学習を進めていくのが基本です。
終末期ケアの実践に必要な知識・技術を幅広く学ぶことができます。
試験問題の多くは公式テキストから出題されるため、公式テキストの内容をしっかり押さえておくことが重要です。
日本終末期ケア協会で開催されている試験対策WEB講習の活用もおすすめです。
講義ではイラストや図表を用いており、専門的な内容について知識を深められます。
オンラインで受講できるので、地方に住んでいる方も学びのチャンスがあるのはうれしいポイントです。
看護師が終末期ケア専門士を取得すると、さまざまなメリットが期待できます。
看護師が終末期ケア専門士を取得するメリット・魅力は下記のとおりです。
終末期ケア専門士の魅力についても併せてお伝えするので確認してみましょう。
その人が望む終末期ケアは、心身の状態やご家族との関係性、希望する看取りのスタイルなどによって異なります。
また、患者様に合った終末期ケアを提供するためには、意思決定支援に関する知識も欠かせません。
資格取得を通じて学びを深めることで、患者様にニーズに合ったアプローチがしやすくなるでしょう。
看取りでは患者様本人だけでなく、ご家族の意思の尊重も大切です。
ご家族にとっても後悔しない看取りが行えるように、サポートしていく必要があります。
しかし、実際は「患者様のご家族とどのように関わればよいか分からない」と悩んでしまう看護師は少なくありません。
終末期ケア専門士では家族ケアについても学ぶため、ご家族への支援にも活かせるでしょう。
終末期ケア専門士の資格は、活躍の場を広げるのにも役立ちます。
緩和ケア病棟や療養病棟、介護施設、訪問看護ステーションなどでは看取りの場面が多く、終末期ケア専門士の需要は高いです。
また、高齢化が進んでいる社会背景からも、今後はますます終末期ケアの専門的知識を持つ看護師は重宝されることが予測されます。
「さまざまな職場で終末期ケアに携わりたい」と考えている看護師にぴったりです。
終末期ケア専門士の上級資格には、「終末期ケア上級専門士」があります。
チームマネジメントや教育・組織運営などについて学び、管理的な視点で知識やスキルを発揮できるでしょう。
「職場で勉強会を開催したい」「ステップアップしていける資格に興味がある」という看護師は、モチベーションを保ちながら学べます。
終末期ケア専門士はメリットの多い資格ですが、人によってはデメリットを感じる可能性もあります。
そのため、取得前にどのようなデメリットがあるのか把握しておくことが大切です。
ここでは、看護師が終末期ケア専門士を取得するデメリットや注意点を紹介するので、メリットと比較してみましょう。
終末期ケア専門士は5年ごとに更新の手続きが必要となります。
2024年2月までは3年ごとの更新でしたが、3月以降に変更となりました。
更新時は、更新用のeラーニングを受講するか、資格者専用アプリで所定の単位を取得してください。
ケアマネジャーや認定看護師、専門看護師といった一部の資格では資格手当が支給されるため、給料アップが期待できます。
一方、終末期ケア専門士は資格手当が支給されない職場がほとんどです。
ただし、終末期ケア専門士は資格の取得・維持のコストが低く、知識やスキルを証明するのに役立つでしょう。
終末期ケアについて学べる資格は、終末期ケア専門士だけではありません。
ここでは、終末期ケア専門士以外に看護師におすすめの資格を紹介します。
「終末期ケア専門士の受験条件を満たしていない」「ほかの資格と比べてみたい」という方は参考にしてみましょう。
看取りケアパートナーは、みんなのプライドが提供する民間資格です。
現場で活かせる実践的な知識以外に、看取りに関する諸制度や金銭面などについても学べます。
受講要件は定められていないため、実務経験が2年以下の看護師でも取得できるのが魅力です。
看取り士は、日本看取り士会による認定資格です。
人間として尊厳のある死を迎えられるようにアプローチし、終末期ケアから納棺まで支えます。
看取り士になるには初級(9,900円/3時間)・中級(42,900円/3時間)・上級(64,900円/4時間)の講座を全て受講する必要があり、毎年認定登録料(13,200円/年)を支払わなければなりません。
看取りステーションの開設や講師など、看護師の枠を超えて看取りに特化した活動も行えます。
緩和ケア認定看護師は、「緩和ケア分野の熟練した看護技術や知識を有する」と認められた看護師です。
日本看護協会によって定められる認定資格で、より質の高い看護の提供が目指せます。
緩和ケア認定看護師になるには、下記のステップで条件を満たさなければなりません。
取得ハードルは高いものの、資格手当が支給される職場も多く、昇進のチャンスも得やすいでしょう。
スキルアップだけでなくキャリアアップにも活かせることから、人気の高い資格の一つです。
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緩和ケア認定看護師になるには?認定審査に必要な手続きやかかる費用を紹介
ここでは、終末期ケア専門士を目指す看護師に関するよくある質問を紹介します。
終末期ケア専門士の受験を申請する際、2年以上の実務経験があることを申告します。
ただし、実務経験証明書の提出は求められないので、準備は不要です。
あくまで自己申告にはなりますが、実務経験を詐称することがないように注意してください。
終末期ケア専門士は資格手当が支給されない職場がほとんどですが、知識やスキルを証明することができます。
資格取得を職場に報告すれば、キャリアアップにつながる可能性もゼロではありません。
また、これまでよりもやりがいのある仕事を任せてもらえるようになる場合もあるため、できるだけ職場に伝えておいた方が良いでしょう。
終末期ケア専門士は、終末期ケアのスペシャリストとして看取りの現場で活躍することができます。
緩和ケア病棟や介護施設、訪問看護ステーションなど、看取りの機会が多い職場で働く看護師におすすめの資格です。
看護師として2年以上の実務経験があり、試験に合格すれば終末期ケア専門士として認められます。
ターミナルケアの専門性を磨き、活躍の場を広げたい方は、資格取得を検討してみましょう。
終末期ケアに関われる職場で働きたいなら、レバウェル看護にお任せください。
レバウェル看護では、緩和ケア病棟や介護施設、訪問看護ステーションなど、多くの求人案件を保有しています。
専任のキャリアアドバイザーが一人一人に合った職場を提案するので、納得のいく転職先を探せるでしょう。
終末期ケアの看護師として活躍したい方は、お気軽にご相談ください。

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